日記風でお届け4
自分は臆病で緊張しやすい人間である。
うつ病の発症に伴い、人前で文字を書いたり電話にでるときなど震えが起きる一種のパニック障害も発症した。
聞いた放しによると、これは中々治らないらしい。
とりわけ、苦手な人間の前となると震えと合わせて動機まで起きる始末だ。
だが、退院した今、起きる時と起きない時があるのに気がついた。
その差は何か?
考えてみると、それは事の重要さによると思われる。
例えば、自分の仕事に関する場合や生活に関わる場合など、失敗したくないと思う場面でそれは起こりやすいことに気がついた。
そう、プレッシャーだ。
子供の頃からもっている性格や性質は今となっては変えづらいが、もういい大人がガタガタ震えている姿は晒したくないものだ。
担当医師に、『「~しなければいけない」という考え方は良くないよ』と言われた。
これはうつ病患者の人には納得する言葉なのではないかと思う。
自分に当てはめても、失敗しないようにしなければいけない、嫌われないようにしなければいけない、だとか、まずそんなことを念頭ありきで事にあたっていると思った。
今もうつ病を治すために運動をしなければ!と思い頑張っているが、やはりこの考えから抜け出せていないのがわかる。
朝目覚めて無理だと思えば休めば良いし、意欲が湧いてくれば行動に移せば良いのだと思うようにしている。
失敗しても人に嫌われても、即座に死ぬわけではないのだから。
人生なんとかなるものだ、死にゃあしない、と開き直ることが大事なのだ。
だが、子育てをする親や命に関わる職種の人達など、失敗しても良いとはとても面と向かって言えるわけがない。
うつ病になって思うが、そんなプレッシャーに晒されたら自分は即座にノックアウトだと断言出来る自信がある。
だから、そんな人達に尊敬と感謝を述べたい。
人生って、難しいものだ。