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包帯の匂い

図書室 読み聞かせ

下手すぎる 本を読んでるふり


目より下は包帯で見えない

包帯の隙間から見える目はこちらを睨んでいた

後顧の憂いのないように

幻影の参考のために至近距離でその顔に近づき、匂いを嗅いだ

包帯の匂いがした

鼻が少し当たったがそれ意外に目的はない

手は縛らえているのか、そもそも無かったのか

窓を開けてベランダに飛び出た

こちらを睨みながら空に踏み出す

反射的に手を伸ばすがそれを避けて落下する

それは間違いなくこちらを殺すための行為

下で車椅子が衝撃を吸収する

こちらを殺そうとしていた

自分は屋上にとどまっていた

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