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未商業化作品(短編)

お前を愛することはないと夫に言われたので、とても感謝しています

作者: 葵 すみれ

「あいにくだが、お前を愛することはない」


 初夜の寝室にて、花婿であるジルベールが傲慢に言い放つ。

 花嫁オデットは唖然として、夫を見つめた。

 煌びやかな金色の髪と鮮やかな青色の瞳を持つジルベールは、顔立ちも整っている。令嬢たちから騒がれている、美麗な貴公子だ。

 それに対してオデットは茶色の髪に茶色の瞳と地味で、顔立ちも平凡といえる。せいぜい、少し愛らしいといった程度だろう。


「お前の浅ましい思いは知っている」


 ジルベールが腕を組んで見下ろすと、オデットは目をそらして顔を伏せた。

 恥じ入るオデットを眺め、ジルベールは鼻で笑う。


「だが一年だけ、夫婦として過ごしてやろう。ただし、白い結婚だ。子などできてしまっては、離縁のときに面倒だからな」


 一方的に、ジルベールは宣言する。

 オデットは、信じられないといったようにジルベールを見つめることしかできない。


「なんだ、その顔は。文句でもあるのか」


「い……いえ、ありがとうございます……! 心から感謝いたします……!」


 不機嫌そうなジルベールに、オデットは深々と頭を下げる。

 殊勝なオデットを眺め、ジルベールはやっと少し満足そうに笑った。




 ジルベールは、由緒正しいランメルト侯爵家の嫡男として生まれた。

 幼い頃から容姿端麗と称えられ、将来を嘱望されてきたのだ。

 しかし、十八歳という若さで侯爵位を継ぐことになり、それからの人生は下り坂となってしまった。

 二年も経つ頃にはすっかり資金難に陥り、成金貴族と揶揄されるギャストン子爵家から資金援助を得るために、令嬢を娶ることになったのだ。


「どうせ僕に憧れて、父親に結婚をねだったんだろう。浅ましい女だ」


 家を存続させるためには仕方がなく、どんどん結婚話は進んでいった。

 やがて結婚式で初めて花嫁の顔を見たジルベールは、失望することとなる。

 想像以上に地味で、華やかな己にはふさわしくないと、ジルベールは苛立ちを抑えきれなかった。


「……一年。一年で家を立て直してやる。そうすれば、資金援助などいらなくなる。あんな地味な女とは離縁して、僕にふさわしい美しい令嬢を本当の妻に迎えよう」


 そう決意して初夜の寝室に向かったジルベールだが、花嫁となったオデットは予想に反して慎ましかった。

 愛することはないという言葉も、一年だけの夫婦ということも受け入れ、オデットは感謝してくる。

 己の立場をわきまえているオデットに、ジルベールは気をよくした。


「だが、一年あれば僕を落としてみせると思っているのかもしれないな。何にせよ、気を付けるべきだ」


 しおらしい態度も、演技かもしれない。

 そうしてジルベールを篭絡した後、本性を現すのだろう。


 警戒するジルベールだったが、名ばかりの侯爵夫人となったオデットは、手際よく家政を取り仕切った。

 荒んでいた屋敷は蘇り、使用人たちの顔も明るくなっていく。

 使用人たちはオデットを尊敬の眼差しで見つめる。その目は、ジルベールに向けるものとは、明らかに違う。


「ふん……大量の持参金があるからな。あれだけ金銭があれば、誰でもできることだ」


 慎ましいドレス姿のオデットを遠くから眺め、ジルベールは一人吐き捨てる。

 ジルベールには金さえあれば誰でもできるようなことではなく、領地経営の改善という大仕事があるのだ。

 名ばかりの妻になど、構っている余裕はなかった。




「旦那さま、お願いがございます」


 ろくに顔を合わせることもない日々が続き、あるときオデットがジルベールの部屋を訪ねてきた。

 ジルベールはとうとう本性を現すのかと、警戒する。


「実家のギャストン家で、国の魔物討伐部隊に騎士たちを送っております。その騎士たちに、お守りを作って贈ることをお許しいただけませんでしょうか」


 ところが、オデットが口にしたのは思いもよらないものだった。

 ジルベールは眉根を寄せながら、考え込む。


 国は、各貴族家から魔物討伐部隊の人員を募集することがある。

 かかる費用はすべて家の負担となる上に危険も多いが、名誉であり、志願者は多い。特に成り上がろうとする下級貴族は、率先して人員を送り込む。

 ギャストン家は金にものを言わせ、娘オデットを上級貴族に嫁がせたことから、上昇志向も強いのだろう。

 そういえば嫡男も箔をつけるため、留学させていたはずだ。オデットの兄にあたるが、まだ会ったことはない。


「どうして、わざわざ実家の騎士たちにお守りなど?」


 ジルベールは首を傾げる。

 奥方が、家に仕える騎士たちにお守りを贈るというのは、珍しいことではない。

 だが、すでに出た家に対してそこまでするものだろうか。


「それは……」


 オデットは口ごもり、気まずそうに俯く。

 その姿を見て、ジルベールはふと思い当たったことがある。

 女が愛しい男にお守りを贈るというのは、一般的なことだ。つまり、実家の騎士たちを口実にして、ジルベールにお守りを贈ろうとしているのだろう。


「いいだろう。せっかくだから、自ら実家に届けに行ってはどうだ?」


「いえ……今の立場でそれは……旦那さまの温かいお心遣いだけ、いただきます」


 オデットの返事を聞き、ジルベールは確信を深める。

 やはり騎士たちのことなど口実なのだ。実際に騎士たちにもお守りを作るのかもしれないが、本命はジルベールなのだろう。

 恐縮しながら素早く部屋を出ていくオデットを見つめ、ジルベールは笑う。

 浅ましい策略だが、不思議と気分は悪くなかった。




 その後、ジルベールの予想どおり、オデットはお守りを持ってやってきた。

 すでに騎士たちには送った後のようで、おそらく彼らの分は練習用だったのだろう。

 また、ギャストン子爵は数年前に妻を亡くし、現在は後妻を迎えているという話だ。オデットが実家に帰りづらいのは、そのためでもあるらしい。


「旦那さま、どうぞ受け取ってくださいませ」


 そう言って差し出されたのは、金糸で繊細な鳥の刺繍が施されたハンカチだった。

 飛び立とうとしている鳥は、今にも中から出て羽ばたいていきそうなくらい、躍動感にあふれている。美術品としての価値がありそうなほど、素晴らしい出来だ。


「……受け取ってやろう」


 重々しく頷いて、ジルベールはお守りのハンカチを受け取る。

 くだらないものだったら突き返してやろうと思っていたが、ジルベールが受け取るのにふさわしいだけの価値はあった。

 すると、オデットが嬉しそうに、ふわりとした笑顔を見せた。

 その途端、ジルベールは胸に動悸を覚える。


「も……もう、行っていいぞ……」


 オデットを部屋から下がらせると、ジルベールは己にわき起こった感覚に戸惑いながら、しばし呆然としていた。




 それからというもの、ジルベールは気が付けばオデットの姿を探すようになっていた。

 しかし、自分から声をかけるなどという真似はできず、遠くから見つめるだけだ。


「旦那さま、ごきげんよう」


「あ、ああ……」


 たまにオデットが気付いて挨拶されたときだけ、ジルベールは頷く。

 どこにでもいるような地味な女だと思っていた妻の顔を、まともに見ることができない。

 いったいどうしてしまったのかと、ジルベールは悩む。


「僕は……」


 そうして戸惑っているうちに日々が過ぎていき、ジルベールは少しずつ己の思いに気付いてきた。

 華やかなジルベールにふさわしい相手は、大輪の花のような令嬢だと思っていた。しかし、ひっそりと咲く花にも良さがあるのだと、思うようになってきたのだ。

 一見地味でも、よく見れば凛とした気品と穏やかな芳香で、人を惹き付ける花はあるものなのだろう。

 もしかしたら、鮮やかで香りの強い花よりも、そういった花のほうが寄り添うにはよいのかもしれない。


「そうだ、もうすぐ一年……改めて求婚しよう。そうすれば、喜ぶだろう」


 最初に一年で離縁すると決めていたが、ジルベールはそれを撤回しようとする。

 オデットはこれまで出しゃばることなく、ゆっくりとジルベールを篭絡していった。その思いに負けたといえるが、それももはや悔しくはない。

 お前の望みどおり、これからは本当の夫婦となろうと言えば、オデットは感激して涙を流すに違いない。


 当初は一年で傾いた家を立て直すつもりだったが、まだ達成には程遠い。

 しかし、離縁しないのだから、資金援助は続く。焦る必要はないだろう。

 魔物討伐も成功したと、風の便りに聞いた。これでますますギャストン子爵家も栄え、援助も期待できる。

 これまでは踏み込ませなかった領地経営の分野にも、オデットを関わらせてやれば、きっと喜ぶはずだ。

 ジルベールの負担は減り、オデットは愛を得て満足と、一石二鳥となる。

 一人、ジルベールは薔薇色の未来を描く。


 そしてとうとう、一年目の日がやってきた。

 ジルベールはオデットに求婚しようと決め、彼女を探す。

 部屋にはおらず、前庭にいるところを見つけて、ジルベールはすぐに向かった。


「あら、後ほど私からお伺いしようと思いましたのに」


 オデットはやってきたジルベールを見て、首を傾げる。

 不思議そうなオデットに向け、ジルベールは優しく微笑んだ。 


「今日は新たな門出だ。お前にとって、最良の日となるだろう」


「まあ……それは、まさか……やはり、すべてお見通しだったのですわね……」


 驚いて目を見開くオデットを見つめ、ジルベールはゆっくりと頷く。

 彼女の策略は見抜いたが、それに乗ってやろうというのだ。ときには敗者となるのも悪くはない。


「そうだ。これからは……」


「オデットさま!」


 口を開きかけたジルベールを遮り、声が響く。

 見れば、門から見知らぬ男が駆け寄ってくるところだった。立派な体躯を持ち、騎士の服を纏った男だ。ジルベールは突然の不審者に、顔をしかめる。

 門番はいったい何をやっているのかと、ジルベールは苛立つ。


「マルク!」


 ところが、オデットも不審者に向かって走っていった。

 それもジルベールが見たことがないような、輝かしい笑みを浮かべている。

 何が起こっているのかと、ジルベールは唖然と立ち尽くす。

 そうしている間に、互いに駆け寄った二人の距離は縮まり、向かい合って立つこととなった。


「やっと……やっと戻ってくることができました。魔物討伐で功績を上げて、騎士爵を授かったのです。……これのおかげで、いつもオデットさまと共にあれました」


 そう言って、マルクと呼ばれた男はハンカチを取り出す。

 オデットの名が刺繍されたハンカチだ。以前、ジルベールがもらったハンカチに比べると、単純といえる図柄でしかない。

 しかし、刺繍のことなど何も知らないジルベールでさえ、その一針一針に気持ちがこもっていることがわかるようだ。


「しかし……オデットさまはすでに侯爵夫人で……俺など……」


「まあ、何を言うの、マルク。あなたは自分自身の力で、騎士爵を授かったのでしょう。誰にでもできることではないわ。しょせんは貴族の家に生まれ、それなりに役割を果たしているだけの私より、ずっと立派だわ」


 オデットの言葉に、ジルベールは顔がやや引きつる。自分に対する揶揄のように思えたのだ。

 不本意ながら、ジルベールは受け継いだものを食い潰しつつあるだけで、改善の兆しが見えない。


「それに、もう侯爵夫人ではなくなるわ。今日が離縁の日ですもの」


 清々しい笑みを浮かべながら、オデットがジルベールに向き直る。


「今日まで、本当にありがとうございました。旦那さまには心より感謝しております。私を愛することはないと最初に言い切ってくださって、何とお優しい方なのかと感動いたしました。このご恩は、一生忘れません」


「侯爵さま……あなたのように慈悲深く、素晴らしいお方がこの世にいるなど……信じられない思いでいっぱいです。一生、侯爵さまに感謝を捧げ続けます」


 オデットとマルクは、そろって深々と頭を下げる。

 どういうことだとジルベールが固まっていると、もう一つの影が近付いてきた。


「お初にお目にかかります、ランメルト侯爵。私は新しくギャストン子爵となった、ヒューゴと申します。オデットの兄です」


 オデットによく似た、まだ二十歳にも満たなそうな若い青年が現れる。

 確か留学していたはずだが、帰ってきたのか。しかも子爵位を継いだのかと、呆然としながら思い浮かぶ。


「あ……ああ……」


「この度は妹をお預かりくださいまして、誠にありがとうございました。このご恩に報いるべく、離縁後も資金援助は継続させていただければと思います。さて、こちらに署名をお願いいたします」


 ヒューゴが差し出してきたのは、離婚のための書類だった。

 思わず、ジルベールは書類とオデットとを見比べてしまう。


「……オデット。ランメルト侯爵に未練はないのか?」


「まあ、お兄さま。ご冗談を。旦那さまにも私にも、男女としての愛など、ひとかけらもありませんわ。もちろん人として尊敬はしておりますが、それとは別ですもの」


 やや意地悪そうに問いかけたヒューゴに対し、オデットはあっけらかんと答える。

 そのやり取りを聞き、ジルベールは愕然とする。

 オデットは自分のことを好きで、本当の夫婦になりたいと望んでいるのだと、かけらも疑っていなかったのだ。

 ところが、どうやら違ったらしい。


「そうだな。手紙を見る限り、ランメルト侯爵は優しく振舞うこともなかったようだ。愛などかけらもない態度を取ることにより、お前を惑わせなかったのだろう。何とも誠実なことだ」


「はい、冷たく突き放すような態度が、旦那さまの優しさなのだと思いましたわ。いくら政略結婚でも、普通なら妻に対してはもっとまともに振る舞うでしょう。そうしないことで、私の思いを尊重してくださっているのだと、常に感謝しておりました。そのようなことをされて、愛が芽生えるはずなどありませんもの」


 二人の会話が、ジルベールの心を抉っていく。

 褒め称えているのだが、実際にはジルベールの行動を批判し、けなすものだ。

 これまでのジルベールの行為は、オデットの愛を深めるどころか、遠ざけていたらしい。

 いや、そもそも、もとからオデットの愛など、なかったのではないだろうか。


「もともとオデットは、騎士マルクと恋仲だったのですが、父によって引き離されてしまったのです。私も留学中で何もしてやることができず……その間、侯爵が妹を守ってくださったこと、これからの資金援助で報いるつもりです。それでは、後日改めてご挨拶にまいります。今日は、二人の門出を祝ってくだされば幸いです」


 にこやかなヒューゴの声が、どこか遠くから聞こえるようだ。

 ぼんやりしているうちに、いつの間にか署名してしまったらしい。ヒューゴが満足そうに受け取る。

 幸福なオデットとマルク、それを微笑ましそうに見守るヒューゴは、ジルベールに礼を言いながら去っていく。


 一人取り残されたジルベールは、やがて現実が身に染み込んでいくと、その場に崩れ落ちた。

 いつの間にか、ジルベールの中でオデットの存在が大きくなっていたのだ。

 それが突然奪い去られ、今もこれは大掛かりな冗談ではないかという思いを捨てきれない。


 何が悪かったのだろう。

 最初に、愛することはないなどと言わなければよかったのだろうか。

 それとも、せめて己の思いを自覚した後、少しでも優しく接していればよかったのだろうか。


 しかし、何を後悔しようとも、もう遅いのだ。

 オデットは本当に愛しい相手と、去っていってしまった。

 資金援助を継続してもらうためには、追いかけることもできない。

 情けなさと悔しさで、ジルベールは吐き気すら覚える。


「うっ……ううっ……」


 ジルベールは歯を食いしばり、地面を拳で叩きつける。

 ぽとり、と雫が零れ落ち、大地に染み込んでいった。



*



 オデットは馬車に揺られながら、これまでの出来事を思い返していた。


「とうとうこの日を迎えることができて、本当に嬉しいわ……」


 幼い頃から、オデットはマルクのことを慕ってきた。

 身分違いではあったが、マルクが騎士として功績を立てれば、結婚は可能だ。

 母はオデットの思いを尊重してくれていたが、父は違った。政略の駒として有用な娘を、その程度の相手に嫁がせたくなかったのだろう。


 父は婿入りであり、ギャストン子爵家の直系は母だった。嫡男であるヒューゴが成人すれば、爵位はヒューゴのものとなる。

 ところが、父は母が亡くなると、新しい女に入れあげてしまった。邪魔になったオデットは、マルクと引き離されてしまい、ランメルト侯爵に嫁がされたのだ。


「本当に、無事に事が進んでよかったよ」


 ヒューゴもオデットとマルクの仲を認めていたが、留学中の上、まだ未成年だったために何もできなかった。

 一年経てば成人するので、それまで我慢してくれと手紙を出すので、精いっぱいだったのだ。


「父上は隠居して、後妻と共に田舎で暮らすことになった。マルクは討伐を成功へと導き、騎士爵も授かった功労者だ。もう誰も二人の結婚に異を唱える者はいない。これから、二人の結婚準備だ」


 ギャストン子爵となったヒューゴが宣言すると、オデットとマルクは顔を見合わせて、幸せそうに笑う。


「これもすべて、旦那さま……いえ、ランメルト侯爵さまのおかげですわ。最初から私の思いなどお見通しだったようで……お前の浅ましい思いは知っていると言われて、びっくりしましたけれど……一年間、白い結婚をとなって……もっとびっくりしましたわ」


「何という慧眼でしょうか。それも、オデットさまの心に俺がいることを知りながら受け入れるその度量……感じ入るばかりです」


「騎士たちにお守りを贈りたいと言ったときも、最初は不思議そうだったけれど、きっと贈りたいのがマルクだと気付いたのでしょうね。すぐに快くお許しくださって……」


「お優しく、気高いお心は、まさに貴族の鑑ですね。俺も見習わなくてはと思います。これからもっと精進して、いつかランメルト侯爵さまにも恩返しをしたいです」


 オデットとマルクは、義に厚く情に深い、高潔なジルベールという偶像を褒め称える。二人の中で彼は、己を悪く見せてまで、引き裂かれた恋人たちを再び結び付けようとしてくれた、聖人そのものだった。

 それをヒューゴは苦笑しながら見守っていたが、何も言うことはなかった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] おまえを愛する(略)はもういいわ! となっていましたがそっかー!そういう勘違いが!!! 善人、余りにも善人。 [一言] その後のランメルトが善い人になってたらいいなぁ、人は他人から自分…
[一言] 天然2人の可愛さと、ジルベールの滑稽さが面白かったです。
[一言] 受け入れてやろう…みたいに上から目線でいた侯爵。政略結婚でも少しはまともに扱うはずなのに 一欠片も優しくしなかった、それが侯爵の意図的な優しさだ…とヒロインから感謝されるグサグサに笑いました…
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