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異世界労働戦記☆スキル×レベル☆生産者ケンタ  作者: のきび
2章 ゴブリンの花嫁たち
23/65

これがエルダートレインの最強武器だ!ただし更に強化されてる模様……。

 朝起きたとき俺のとなりにはサラさんの姿はなかった。

最初は狩りにでも出かけたと思っていた。しかし朝食の準備が整っても戻ってこなかった。


 嫌な予感がした。昨日の今日だ、まさか仲間を救いに行ったのか。なんで今なんだ。

 いや、分かってるだろ。俺がまた間違えたんだ。その人をよく見ないで強い武器を与えた。あの武器でサラさんは変わってしまった。仲間を救えると思ってしまったんだ。


「ケンタ!」

 正門の方から駆け足でクニャラが走ってくる。小人族(ミニム)の足はあまり速いとは言えない。俺は自分からクニャラに向かい走った。義足の結合部が痛むが今はそんなこと気にしていられない。

「どうだったクニャラ」

「ゴメスは正門から出たです」

 守衛のガイロスさんが出入場をチェックしていてどこにいくのかと訪ねたら、ちょっと狩りにねと言って笑って行ったそうだ。

 ただいつもは狩り用の槍を持っているそうなのだが今日は剣だけだったと訝しんだそうだ。


 俺は自分の額をガンガンと拳を握って叩きつけた。

「何してるです!」

「俺のせいだ、俺があんな剣を作らなければ」

 俺は馬鹿だサラさんのためにと言いつつ自分が最強剣を作りたかっただけじゃないか!

「ケンタさんのせいじゃありません! 私も暴走したからわかります自分の心が弱かったんです。ただそれだけです」

「それでも俺があんな剣を作らなければこんなことにはならなかった」

「ケンタはバカです」

「そうだよ俺はバカだ」

「大バカです」

「そうだ大バカだ」

 クニャラが俺をポカポカと殴る。

「そうじゃないのです、レオナもゴメスもケンタに感謝してるのです」

「なんで感謝なんか……」

「だれも私たちやゴメスに力を貸してくれる人なんかいなかったです。でもケンタは力を貸してくれた。だから皆感謝してるです」

「そうです、私はケンタさんが好きです。皆好きなんですクニャラもゴメスさんも」

 俺みたいな奴を好きだと言ってくれる二人は俺を好きだと言ってくれて、サラさんも俺を好きだと。

「……ありがとう。なら連れ戻さないとな」

「はいです!」

「連れ戻してガツンと言ってやりましょう!」

 だけどS級冒険者たちが崩壊するほどの敵だ。そしてゴブリンキング、こいつの強さがわからない。エルダートレインにはいなかった魔物だ。

 そしてそいつがいるとゴブリンの強さが格段に上がる。


 武器が、武器が必要だ。このまま皆で行っても全滅は必至だ。

 せめてエルダートレイン時代のように付加が大量につく武器が作れれば。

 俺の中にスキルはある、この世界とあの世界では何が違う。あの世界にあってこの世界に無いもの。


「ケンタ?」

「ケンタさん?」


 この世界に無いもの……。あ、ステータスウインドウだ。

 まさかあるのか? 俺はエルダートレインの時のように腕を左から右へ流した。

 その動作にリンクするように視界にステータスウインドウが現れた。

 あった。くそ! なんで今まで気がつかなかったんだ。なんのために前の世界で一週間も引きこもってたんだ。

 これじゃ女神様が働かざる者(ニート)として罰しても仕方がないか。

「クニャラ、レオナ一度家に戻るぞ、装備を整える」

「「はい」です!」

 俺たちは一度家に戻った。

 まずは俺の回復だ。ステータスウインドウから回復薬(大)を作り出しそれを飲んだ。

「治ったのです!」

「ケンタさん……」

 二人は俺に抱きつき喜ぶが、今は喜んでいる場合ではない。二人の頭を撫で引き剥がすと。俺は二人の武器を作り始めた。

 まずはレオナの武器だ、レオナは二刀流。まず一本目はブロードソード系の最上位の剣のひとつ天叢雲剣、別名草薙剣は最初から魔法剣ハリケーンブラストがついている。

 これは通常つけることができない魔法剣で天叢雲剣だけについている特殊魔法だ。

 俺はそれを選び作ろうとすると付加能力が選択可能になっていることに気がついた。

 これはこの世界の影響だろう。

 レオナは周りが見えていなく猪突猛進型だ。なら付ける能力は。


◎神剣:天叢雲剣

・魔法剣ハリケーンブラスト(固定)

・攻撃力+100%

・打ち落とし+25%

・精霊:カマイタチ

・受け流し+50%

・斬撃延長


 付加能力を選び出し製作を選ぶと一瞬で剣が出来上がった。出来上がったそれは選んだ能力以上の付加能力がついた。


◎神剣:天叢雲剣

・魔法剣ハリケーンブラスト     Lv1(固定)

・攻撃力+200%         Lv1

・打ち落とし+25%        LV1

・精霊:カマイタチ         LV1

・受け流し+50%         Lv1

・斬撃延長             Lv1


 なんだこれ? 攻撃力は想定より高いしすべての能力にLVがついてるだと。これもこの世界の影響か。

 まあ、今はなんでもいい。

 次は同じくブロードソードの最高位のひとつ魔剣ティルフィング、これも天叢雲剣と同じく固定型の特殊魔法がある。

魔法剣:アローレイン

 一日に3度だけ使える魔法剣だがその威力は絶大だ。

そして出来たのが。


◎魔剣:ティルフィング

・魔法剣:アローレイン3/3 LV1 (固定)

・攻撃力+200%      LV1

・悪魔:アンドラス      LV1

・ダメージ反射×2      LV1

・受け流し+50%      LV1

・腕力+100%       LV1


 選べることによって最初から当たり付加能力である守護霊を付けることができたのはありがたい。

 これは装着者の能力を高める効果があるのでレベルの低いレオナには必須能力だ。

 そして鎧も同じように強化したこれは防御力や素早さ、魔法耐性を上げるものを中心にした。

 俺はその二本をレオナに渡した。

「すごい、な、なんですかこれ」

「うんすごい剣、あとレオナ二刀流だけど左手は情報でないよね」

「はい私はただの戦士なので」

 通常戦士は一本の剣と盾を持つ。だけどレオナはなぜか二本持ちなのだ。それを指摘すると『手作りの……』と言って顔を真っ赤にするので、たぶん中二病なのだろう。

 俺の手作りのやつは中二仕様だからな。

「だから能力を使う時は武器を右手に持ち替えないと使えないから注意してくれ」

「はい、わかりました」


 クニャラの武器は杖武器最高位の中の最高位ケーリュケイオン。二匹の蛇と翼が装飾されており飛翔効果と光魔法強化と闇魔法強化がついているトリプルなのだ。もちろん素材も高いのだが。とっておいても仕方がないし今はこれが必要だ。


◎神杖ケーリュケイオン

・飛翔効果       LV1 (固定)

・光魔法強化      LV1 (固定)

・闇魔法強化      LV1 (固定)

・攻撃力+200%   LV1

・神:ディアボロス   LV1

・魔法強化+30%   LV1

・魔力回復+100%  LV1

・マナドレイン+10% LV1


 クニャラは魔法関係に特化した頭の悪い杖だ。

 そして防具類も魔力回復系を付けたので撃ちすぎて息切れするようなことはなくなるだろう。

「ありがとうです!」

 杖や装備を渡すとクニャラはギュッと抱き締めて目をつぶる。俺はクニャラの頭を撫でた。


 そして指輪。俺は二人の指に指輪をはめ俺も指にはめたこの指輪は家族の絆だ。能力など無いただの指輪だ。それをもう一個作ったこれはサラさんのだ。

 必ず彼女の指にはめてやる。


 それに二人に回復薬(大)や肉体強化なのどのポーションを作り二人に持たせた。回復魔法はクニャラはまだ使えない。だから何かあったときだれも治せないから回復薬は欠かせない。


「よし行こうか!」


 俺たちは立ち上がりサラさんを追いかけた。


作「シリアスが止まらない。どうしたらいいでしょうか?」

読「せやな、まずは働こうか?」

作「いや、働いてますし」

読 ポンポン

作「……」

豚「俺たちはキャッキャウフフが見たいんだ!」(謎の勢力)

作「……」

神『人の子よ、ブクマを入れるのです、それだけで運命は切り開かれます』

作「神さぁ~もうブクマネタは飽きられてるんだよ、空気読んでこ?」

神『ぐぬぬ……ハイ天罰ブクマ切り』バリバリ

作「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

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