防寒具
空がどんなに晴れていても
毎日を生きる僕らには
きっと防寒具が必要だ
それはきっと暖かく
僕らを包んでくれるけど
同時にどうにかこうにかして
僕らを蝕むかもしれない
温もりと耐えることは紙一重
それはまるで今日の空が
晴天から曇天に変わるように
それはまるで明日の空が
雨天から晴天に変わるように
寒いんだよね
遠くを眺めるということは
暖かくいたい
ずっと近くを眺め続けて
見つめる先に何があるのかは知らないけれど
君を包む防寒具が
毎日穏やかでいますように
わんわん。
ありがとうございました。
