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それから7年後

この作品はシナリオです。読みにくいでしょうがよろしく願います。

○病院、個室、内

悦子がベッドに眠っている。

母恵と木村刑事が見守っている。


(悦子)「・・・・む」

悦子、目を覚ます。

恵、覗き込む。


(恵)「悦子、目が覚めた?気分は?」

(悦子)「大丈夫よ。とにかく、すごく疲れた」


木村、割ってはいる。手帳を見せながら、

(木村)「福井県警の木村と申しますが、ほんとうに

お疲れの所すみません。山本太一君は亡くなられました」


悦子、視線をそらせて、

(悦子)「そうですか」

(木村)「・・・・・」


(悦子)「山本君、一緒に死のうと言ってくれたんです。

二人で睡眠薬を飲んで湖に飛び込みました」

(木村)「・・・・・」

(悦子)「後の事は何も覚えてません」


悦子、木村を弱々しく見つめる。

(木村)「そうですか。山本太一君の部屋から日記が発見

されました。あなたを慕う言葉ばかりがつづられています」

(悦子)「・・・・・」


(木村)「事件前日の最終頁には、悦子さんと一緒に

死ぬんだという決意がびっしりと書き込まれていました」

(悦子)「・・・・・」


(木村)「覚悟の自殺だったんですね?」

悦子、視線を木村に移し、ゆっくりとうなづく。

(木村)「わかりました。ほんとにお疲れのところ

すみませんでした。ではお大事に。失礼します」


木村と山田、恵に目礼して去る。

恵、二人出て行ったのを確かめてから、

(恵)「ほんとうなの?悦子?」

悦子、目をつむりゆっくりとうなづく。


○タイトル

『それから7年後』


○タイトルバック

美しいもみじの山なみ。

山間の小都市を望む。


○スーパー、外

小さなスーパーマーケット。

車が数台止まっている。


○同、店内

山下が身重の妻絹江と買い物をしている。

カートを押す山下。

カートには食材が一杯。


(山下)「絹江、もうこれで全部か?」

(絹江)「まだあるわ。先にレジで並んでて」

(山下)「ああ」

絹江、奥へ去る。

つづく

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