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百六十四話 防寒対策と揺れなくなる二人様


「冬装備か、防寒着ってかさばるから現地で買うが正解かな」



 ラビコと地図を見ながら旅行計画を考える。




「そうだね~現地のほうがこっちで買うより安いかな~」



 どうやらケルシィという国は南北に長い国らしく、北のほうは極寒地域、南は酷暑という南北で気温差の激しいところだそうだ。


 俺達が行く予定をしているマルタートは国の真ん中よりちょい上、少し寒い地域みたいで今時期は雪が積もっているらしい。


 気温はこの時期はプラス三度からマイナス五度ぐらい。あと一月もすれば毎日マイナスの気温になるそう。


 俺感覚だと十一月から一月の北海道ぐらいの気持ちでいいんだろうか。


 となると結構な防寒が必要か。


 そういやこっちの世界にスノーレジャーとかあるんかね? いや、俺は興味無いけど。





「現地で買えばいいなら荷物は少なくてすむか。手ぶらで行ってもいいぐらいか?」


「あっはは~そうだね~王都だって特に何も持っていかなくてもなんとかなったし~。旅なんて何起こるか分かんないし基本その場で対処だね~」


 まぁこれってお金があるから言えるセリフなんだろうが。とりあえず必要な物は向こうの国に着いてから揃えよう。


 海の向こう、このソルートンから東に船で四日ぐらいだそうだ。




「…………うう……」


 船で四日と聞いてロゼリィが固まる。ああ、船酔いね……。



「ど、どうするロゼリィ……無理にとは言わないが……」


「い、行くに決まっています! あなたとラビコを二人きりになんて出来ません!」


 鼻息荒くロゼリィが立ち上がるが、アプティも行くんだろうしラビコと二人きりにはならないと思うが。ベスもいるし。

 

「……行きます。私はどこだろうと、マスターのお側にいます……」


 アプティに聞いてみたが、まぁ行くそうだ。




 ってことはあれか、うちのパーティーで露出度高い二人がついに厚着になるのか。



 それはちょっと俺の目が悲しむなぁ。歩いているだけで揺れる二人のアレが向こうでは見れないのか……。


 うーん、旅やめる……?






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