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百五十話 そうだ、王都を見よう! 2 豪華ホテルでは学べない様

 

 王都観光、とりあえずホテル。




 お城のすぐ側にある、巨大な建物に豪華な設備。


 一流のもてなしに一流の料理。お値段バカ高。


「うむ、こりゃー……王族貴族お金持ち様の来るとこだ……」




 ホテル内のレストランにきてみたが、スープ一皿二十G。そんなレベル。


 名誉のために言っておくが、大変おいしそうだったぞ。




 俺達はレストランの外に書いてあったお品書きだけ見て、お腹一杯。


 回れ右。



「言ったろう~? ここはこのホテルに泊まるのがステータスだ、みたいな人向けだって~。ジゼリィ=アゼリィで学ぶようなものはないよ~。お城のすぐ側にある時点で、一般の人は滅多にこないよ~」


 ラビコがさっさとホテルを出ようと催促してくる。


「ロゼリィ、どうかな……何か学べそうか」


「う、うーん。接客の仕方とかは学べそうですが、設備や雰囲気は無理ですね……」

 

 ロゼリィは困り顔で書き込もうとしていたメモ帳を閉じた。


 ロビーは背の高い建物の吹き抜けなので、開放感はすごい。噴水だったり、高価そうな絵画や美術品だったりが置いてあり格式が高そうでいいのだが、真似は出来ない。




「アプティは何か見たいものとかないか?」


 俺はベスのリードを引っ張りつつ、無表情で後ろを歩くアプティに聞いてみた。


「見たいもの……? 私のテクニックで喜ぶマスターの顔……でしょうか……」


 アプティがそれらしい動作で手を振り、無表情で俺の顔を見てくる。


 いや、そういうことじゃなくて……。


 つうか、アプティはなんでこんなに俺に尽くそうとしてくれるんだろうか。アプティに好かれるようなことしたっけ? 見た目えらい美人さんだから忘れがちだが、アプティって蒸気モンスターなんだよな。



 「どう見ても人だよなぁ……」


 アプティに近づきじろじろ見るが、どう見ても女性。


 蒸気モンスターにも人型、モンスター型と色々なタイプがいるのか。


「どうぞマスター……胸ですか? 今、お見せしま……」


 アプティがバニーの服を脱ごうとしたので、慌てて止める。


 王都の道ってびっくりするぐらい人多いんだから勘弁してくれ……。ああ、誰もいない部屋だったら止めなかったかもな。ああ、もちろん見たいさ。



 ラビコとロゼリィが睨んでるから早く行こう。






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