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Blood-stained vampire  作者: ココロ
第一章 鬼の襲撃と地下での出会い
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抜け落ちた記憶

「クロマー!」

そう呼ばれ、我に戻った。

「…ミナ?」

ミナが向こうの方で、手を振っているのが見える。俺はなにをしていたんだ…?

「く、くろま…」

隣から声が聞こえ、横を向くと、少し離れてシノリがいた。

「シノリ、どうかしたか?」

「私たち、なにしてたっけ?」

え? あれ? …なにも思い出せない。少し前のことなのに。

「歩いてた…はずだ」

当てずっぽうだった。

なにか、重要なことを話していたような気もするし、黙々と歩いていただけのような気もする。

なんだ? なんなんだ…?

「クロマ、やっと会えたね!」

色々考えているうちにミナが近くまで来ていた。

「クロマ?」

「ミナ…」

この顔は…ユナか? あれ? どっちがどっちだったか。

それにしても頭が痛い。

「クロマ、大丈夫?」

「あ、ああ。なんとか」

「で、誰に会ったの?」

…誰かに会っただろうか。覚えていない。

「完全に忘れさせられてるね。あの人がいないことには人間側には勝利は見えないんだけど。いずれ仲間にできればいっか」

「ユナ…」

「クロマくん、大丈夫だから。私はクロマくんの味方だよ」

「あ、ああ」

「まあ、私は違うかもしれないけど」

「なに言って…?」

「ふふっ。クロマは素直だねえ。可愛い」

「なに言ってんだよ。なんだ…? 」

ペタペタ、ユナが…ああ、ミナが身体を触ってくる。

「いや、あの人が何かしてるかもしれないから」

「あの人?」

「気にしなくていいよ。いずれ知ることになるから」

もやもやとした気持ちがもどかしかったが、ミナに言及しても応えてくれないだろう。

「よし大丈夫。吸血鬼化も解けてるし」

「ほんとか?」

「うん。でもなんでだろう。あの人がこれを解いたなんて…。クロマ気に入られたんじゃない?」

「は? 何の話だよ」

ミナは微笑んで、何も答えてくれなかった。

「クロマ、先に行って他の人と合流してて。私はシノリを診てから行くから」

「わかった」

俺は何も思うことなくそれに従った。

そういえば、キャラ紹介が無かったので、この次に入れたいと思います。

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