【※更新停止中】ボクと僕の二律背反

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表と裏。上と下。昼と夜。光と闇。この世界は、"対"になるもので満ち溢れている。それは当然、この"世界"そのものについても例外ではない――。
数ヶ月前に大規模な交通事故に遭遇し、記憶を失った少年、相生直留。彼は自らの記憶を取り戻した後から感じ始めた"世界からの乖離感"に悩みながらも、長きにわたって休んでしまった学校生活に追い付くべく、多忙な日々を送っていた。
そんな彼は、ある日非日常の怪に襲われ、そして一人の少女に助けられる。

男の子のような、少女。あどけなく、大人びた少女。感情豊かで、無感情な少女。小枝のようにか弱く、鬼神のように強い少女。
そして、白く、白く、黒くて白い少女。
その少女――β世界の執行者《エグゼクター》、ハクは言う。
自分は、相生直留と命を共有しているのだと。この体は、相生直留の命で生きているのだと。
歪んだ少年と嘘にまみれた少女が歩むのは、果たしてどんな未来なのか――。


ちょっぴりダークでブラックな厨二アクションライトノベル、開幕。