表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/24

寿司屋で

「小暮さんにとってはテレビのチャンネルを変えるのも『余程のこと』なんだな」


「そうだね」私がため息をつきながら言った。


「ところで、テレビのチャンネルを変えるのは誰の仕事なのかな」


「ベテランの先輩方だったら『こんなことで呼ぶな!』って一蹴するだろうけどな」彼が笑って言った。


「俺たちには無理だよな。家族がそのへんの細かい世話をしに来てくれればいいけど」


「旦那さんは亡くなっていて、一人息子はここから離れた千葉の大学で研究員だって」


私は届いたブロッコリーとエビのサラダを食べながら言った。


「まあ、早めに施設に入所する方向でうちの相談員もケアマネと相談するだろうな」


築山が肉の乗ったお寿司を食べながら話す。


「本当に毎日疲れるね。ねえ、こんなこと同じ職場の同僚に聞くのもどうかと思うんだけど、築山はいつまで今の病院で働き続ける?」


私がウナギとキュウリの巻きずしを食べながら言った。


「え? 水上辞めるの?」彼が驚いた声色で言った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ