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愛に性別は関係ない

「ええ」彼がこともなく答えた。


「その、南斗君はいつ気が付いたの? 自分は同性が好きだって」


「僕は高校生の時ですね。それまでは普通に女の子と付き合っていましたよ。モテたし」


「うん、そうだろうね。それで、高校生で好きな男の人ができたんだ」


「はい」


「自分から告白したの?」


「はい」


「な……なんて?」


「僕の告白のセリフはお教えできませんが」南斗君が伏し目がちに言った。「先輩が彼女に言うべきことはわかります」


そして急に私の右手をとり、私の瞳の奥を覗き込むようにじっと見つめた。


「私、今までは男性と付き合ってきたけど……。でも、あなたのことがどうしても忘れられないの。好きです。付き合ってください」と切なげな瞳で言った。


私はしばし呆然と彼を見つめていたが、我に返って「いや、本当にドキドキするからやめて」と彼から手をほどいた。


「あはは。まあ、こんなとこなんじゃないですかね。告白って。あとは水上先輩なりのアレンジを加えてください」


「アレンジって……そんなの分かんないよ。だいたい私告白したことなんてないよ。そういえば、告白って男の人がするものだと思ってた」


「そんな決まりはないと思いますけど。まあその時になれば自然と言葉が出てきますよ、きっと」


「そうなの? それにしても、告白って勇気のいる行為だよね。いざ自分がするとなるとものすごく怖いんだけど。よく今まで付き合った人たちは当たり前のようにしてくれてたなと思う」


「男性も何かと大変なのが分かったでしょう」彼が笑って言った。


「とにかく、今日はありがとう。いろいろと話を聞いてくれて助かったよ」私がレモンティーを飲み終わって言った。


「いえいえ、じゃそろそろ出ますか。まあ月並みですが僕が思うことは」彼も残ったカフェオレを飲み干してから言った。


「愛に性別は関係ないということですね」



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