7話
プレース「こんなに弱いのに緊急事態なのか」
ウェル「ボスを放置しているとダンジョンから溢れ出すようになってな。攻撃的スキルを持ってない人間とってそれは緊急なんだ」
プレース「ああ、そう言うことか。確かに大変かもな」
ソーナ「それにしても圧縮って便利ねぇ」
プレース「威力調整すればな」
キューナ「私たち何もしてない」
プレース「使用制限とかもないから安心してくれ」
ウェル「これだったら1人でも十分に攻略できそうだな」
プレース「でもパーティー組まないといけないんだろう?」
ウェル「わざわざ、ダンジョンに来なくてもいいんじゃないのか?」
プレース「ダンジョンに来た方が儲かるんじゃないのか?」
ソーナ「結局パーティーで分配になるからそこまで美味しくないって言うのもあるわ」
ウェル「4人全員バラバラの人間だと分配がめんどくさくなる。うちのパーティーは3人は家族だからそこまで争いになら
ないけど」
プレース「パーティーって最低3人だろ?なかなか難しいような」
ソーナ「だから野良でパーティー組むよりは奴隷を買ったり、そもそもダンジョン攻略しないって言うのが定説かな」
プレース「ふーん…でもダンジョンの方が金は稼げそうなんだよな」
ソーナ「安定して攻略できればいいけど、基本そんなに美味しく稼げることはないわ」
ウェル「ボスの復活も1ヶ月に一回くらい。しかも攻略してもこの辺りだと金貨1枚ちょっととか。素材も奪い合い。仲が悪
くなってそのまま解散だったり恨みを買えば最悪殺される話だってないわけじゃない」
ソーナ「そこまでしてダンジョン攻略する?って話。無駄に精神力を減らす必要はないんじゃない?」
プレース「ダンジョン攻略も楽じゃないんだな」
ウェル「俺らが特別なだけだ」
キューナ「仲良いパーティーってあまり聞かない」
ウェル「特にプレースの場合はソロでもなんとかなりそうだからダンジョン攻略に専念する必要もないってことだ」
プレース「一番楽な稼ぎだと思ったんだがな」
ソーナ「そう言う時は奴隷を買っちゃうのが一番」
ウェル「一時的なお金は必要だけど、死ぬまではずっと使えるから。食事代とかも必要だけど」
ソーナ「次の街に奴隷店もあるから見ておくといいんじゃない?」
プレース「奴隷か…」