4話
プレース「やっと終わった…」
受付「それでは今回ほ報奨金と特別金です」
プレース「特別金?」
受付「ビッグスライムは大変貴重なのでその分の上乗せです」
プレース「この袋だいぶ重たいけどどれくらい入ってるの?」
受付「自分でご確認してください。それとこちらが冒険者カードになります。依頼をこなす際は一緒に提出してください」
プレース「呆気な」席を離れ、宿を探す。
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プレース「マジか…」
そこには金貨30枚が入っていた。自警団の1ヶ月の給料が金貨2枚。これだけでもう自警団の15ヶ月分+依頼料の銀
貨30枚。
プレース「安定した職業か、不安定な職業か…まずは飯食いに行くか」
銀貨30枚を手にして宿を出る。
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「その顔を見ると自警団に入るのあやめるみたいだな」
プレース「そんな顔に見えるか?」
「ああ、俺が感じたのは間違いじゃなかったみたいだ」
プレース「どういうことだ?」
「自分に聞いてみろよ、それじゃあな」
―
会計「ゲールさんからお金をいただいているのでお金は入りませんよ。寄付ならお受けしますが?」
プレース「ゲール?団長さんが?」
会計「人生楽しめよとのところでした」
プレース「そうか…それじゃこれは寄付だ」銀貨30枚を会計に渡す。
プレース「ただし、ゲールさんに対してな」
会計「お預かりいたしました」
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プレース「楽しんでやろうじゃんか!」
装備と物資を買い足し、街を出る。
プレース「次はもっと危ない場所へ行ってやる!」
この世界は南下すればするほど敵が強くなっていく。
その果てには何が待ち構えているのか、観たものは誰一人もいない。
神がいるのか、魔王がいるのか、それとももっと別な何かがあるのか。
プレース「これは楽しめそうだぜ!」