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26.ちやほやされたい改装です

 錬金術による成果物が一定数に達したためスキル【簡易錬成I】が解放されました。


 システムからこのようなアナウンスが流れる。

「おお!これが噂に聞く生産職の簡易スキルってやつか!」


 取得条件は成果物の数だそうだから今回の力の丸薬がトリガーになったのだろう。

「えーっと。習得に必要なスキルポイントはっと……?」


 スキルツリーを確認するとそこには10と書かれていた。

「多くない?いやまぁ取るけどさ……。」

 10は大きいけど恩恵の大きさを考えると馬鹿にならないので取得のボタンを押す。


 スキルPt 23→13


 【簡易錬成I】 見習い錬金術師の到達点の一つ。素材とMPを消費し錬金術で作成可能なアイテムを作成できる。その際の等級は[可]で固定される。


 すごい便利だよねこれ。店に並べる前提なら品質が統一されてた方が良いから尚更だ。

 

「じゃあ早速使ってみようかな。」

 下級薬草と浄化水を用意しスキルを使用する。


「初級ポーションだと1本でMP5か。素材のロスは出てないからかなり効率いいわ。」

 ポーションに品質表示は無いのでいつもの25%回復だ。


「この調子で他のも量産しよう。」

 一昨日立てた目標数に足りなかった分を簡易錬成する。


「初級マナポーションが10でマナ促進剤が8。錬金鋼が210で力の丸薬が112……魔力炉で錬成する奴は消費MPが多いのか……とりあえず時間と素材があれば錬成できるから土曜日までに作れるだけ作ろう。」

 錬金鋼だけ消費が多いのは鉄鉱石を魔鉄、錬金ゴミを練金核に錬成する過程を飛ばしてるせいだと思う。それでも1つ作る労力に比べれば全然楽だ。


「この調子で作れるなら庭から素材を収穫できるようにしたいな……」

 そんなことを考えていると。


「ちょっといいかしら?」

 アリナが声をかけてきた。なにかあったのだろうか?


「棚を買ってきたんだけど配置とか決めたいから手伝ってちょうだい。」

「……すぐ行くっ!」

 ついに本格的にお店っぽくなると考えるとテンションが上がってきた。


 アリナの買ってきた家具は木で作られたシンプルな物なけど暖かみがあって雰囲気が良かった。


「すご……アリナこれどこで買ってきたの?」

「家具を作ってるプレイヤーが居るからその子から買ってきたのよ。」

 そういう職もあるのか……今度会ってみたいな。


「そうだ。これいくらかかったの?私たちのお店なんだから半分出すよ。」

 そういうとアリナから家具の値段を見せられた。


「えっと……アリナさん?なんか40万って見えますけどそんなにするんですか?」

 この家と同じ値段じゃん。


「まぁこれだけの量買ってるし。プレイヤーに頼むと質はいいけど値段はかかるから仕方ないよね。」


「うぐっ。まぁいい仕事には相応の対価は必要だけど……。」

「それにこれ既製品だからオーダーしたらもっとするよ。」


 マジすか……やけに早いなとは思ったけど既製品だったのか。

 それにしても既製品でこの値段……凄すぎる。


「あの……アリナさん。ちょっとその額はすぐには払えないです……。」

 家の代金も待ってもらってる私には到底無理な話だ。


「大丈夫よ。開店すればミィのアイテムならお金の心配なんて要らなくなるわ。」

「女神がおる……。ほんとうありがとう。」

 アリナが女神に見えた私は手を合わせて拝む。


「やめてよもう。さて冗談はともかく時間もないし配置とか話し合うわよ。」

「了解です!」


 ――――――――

 

「嘘……私の【STR】低すぎ?」


 家具の移動とかに関して私は戦力外もいいところだった。

「ま、まぁ誰にでも得意不得意はあるから気にしないで。ほら……ミィには配置決めてもらおうかなぁ〜。」


 やめて……フォローしないで……余計惨めになるから!

「我ながらここまで酷いとは思わなかった……。」


 結局その後は2人で話し合い配置を決めたりしたが移動に関しては全くと言って良いほど役に立たなかったので私は掃除をしていた。

 というよりアリナの【STR】高くない?さっきちらっと見た時片手で棚を持ってた気がするんですけど。


「……腕っ節じゃ勝てなさそうだし逆らわないでおこう。」

 さてしっかり掃除しよう!


「あっそうだ。アリナー庭なんだけど薬草植えてもいい?」

「庭?別に私は使わないから好きに使っても良いわよ。」

 良かった!これで素材の足しになる。


「そろそろいい時間だから続きは明日以降にしようか?」

 アリナが声をかけてきた。時間を確認すると21時を回っていた……もうそんなに経っていたのか。


「ほんとだ。平日だしそろそろご飯食べたいから今日は落ちようかな。」

 お母さんもそろそろ帰ってくるだろうし一緒に食べたいからね。


「アリナは明日も来れるの?」

「そうね。19時くらいになるけどいけるわ。」


「じゃあまた明日だね。私庭いじってるから。」

「うん。じゃあまた明日。」


 ――ログアウトしました。

いつも閲覧ありがとうございます。

次の更新は火曜になります。


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