登場人物
※ネタバレを含みます
※一部ビジュアル有り
◇登場人物
・星 心恩
16歳/男性
一人称/僕 二人称/あなた
口調/柔らかい「~だね」「~じゃないかな」
見た目/毛先のみ薄紅の栗毛。穏やかな金糸の瞳を持つ。 167cm
明けの雲の末席、星家の長男。
読書好き。甘味が好き。
許嫁の梦蝶とは幼馴染で、本人は幼少の頃から彼女を好ましく思っている。
書庫である档案に入り浸り、祀(政治)を司る星家のくせに、まつりごとに関心のないただの本の虫と馬鹿にされているが、実は雲王に仕える左手之剣(※王専属の暗殺者)である。
幼少期、梦蝶と家族と共に避暑にでた際盗賊に狙われるが、糸で彼らの首を落とし殺害する。
星家は代々治療の才に恵まれ、清らかな技の使い手として誇りをもっている者の集まりであったために、母親と父親は人殺しになった心恩に冷たく振る舞うようになる。
左手之剣であることは知られてはならないのだが、梦蝶は彼が人を殺したところを見ており、左手之剣に任命された瞬間も見ていたために、口封じとして婚姻を結ぶことになる。心恩はそれをずっと気にかけていた。
・蘭 梦蝶
16歳/女性
一人称/私 二人称/君
口調/柔らかい「~かもね」「~じゃないかしら」
興奮すると「~じゃない!」「~でしょ!」と大きい声を出すときも。
見た目/つゆ草よりも鮮やかな青の髪に、甘露茶色の瞳。 160cm
明けの雲の末席、星家の傘下である蘭家の長女。商家の娘。璃空という妹がいる。
所謂親が成金で今の地位を手に入れたために、他の家に良い顔はされていないが、祀の星家の傘下にて、経済の中枢を握っているため大きく蔑まれることはない。
幼少期に心恩に救われた時から、彼を守れる人間になりたいと思っている。雲王に長いこと左手之剣の役割から心恩を開放するように訴えてきたが聞き入れてもらえなかった。
春雲の儀(七五三)に心恩からもらった桃色の蝶の耳飾りが大のお気に入り。
・花 麟庸
※花は人間の振りをしてる時に名乗るミョウジ
見た目年齢20代・実年齢100歳程度/男性
一人称/僕・俺(落とすとき) 二人称/(名前で必ず呼ぶ)
口調/ふわふわとした言い方「~かもね?」「~だろうね」「~だなあ」
見た目/長い派手な紫の髪に、焼けるような橙の瞳。 身長186cm
満ちの雲の上天(※貴族の名称。次ページにて詳しく記載)に属する七雲将のひとり。
惑わしの妖であり、微笑めばすべての生き物は麟庸にひれ伏し、忠誠を誓いたくなるほどの美貌。
劣情を煽る能力を持ちながらも、そのあまりの魅力に誰も触れることはできない。
惑わしの妖は通常下天に属する種族。だが、麟庸は麒麟の血(万物を癒す術式)を母親から継いでいるために、その類まれなる力から上天に召し上げられた実力派。
陽の妖にしては珍しく人間贔屓であり、梦蝶に手を貸し術式を付与した契約妖でもある。
・風 衢麒
見た目年齢17歳くらい・実年齢50歳程度/男性
一人称/私 二人称/貴方(絶対名前ではよばない)
口調/かなりかたい冷ややかな敬語 「~でしょうね」「~です」「承知しました」
見た目/派手な紫の髪を器用に団子にして薄水色の布で覆い藍紐で締めている。焼けるような牡丹色の瞳で、中心だけ橙っぽい。 身長184cm
明けの天柱省、祀部省に所属し医務や神事を執り行う天従。自分と50歳離れている兄:麟庸がいるが、仲はよくない。
傍若無人な麟庸に振り回される一族に呆れ、20歳の時に縁を切り、身分を偽って天柱省に仕えている。
母親は麒麟、父親は惑わしの妖である麟庸とは異なり、母は一緒だが父親は天日子(予言の妖)。
そのため直感が鋭く、数カ月先の未来まではほとんど完璧に視ることができる。
が、衢麒は視ることができるだけであり、彼自身が何かをしても未来は変えられないという縛りがある。介入しすぎると未来に異常を来す。
執着心と劣等感が強く、兄に絶対負けたくないという気持ちがあるが、自分の出自も込め争いには向かず、完全なインテリ系。冷ややかな口調と裏腹に激情家で、意地は悪いが心根は優しい。
・吹喜
見た目年齢25歳くらい・実年齢不明/男性
一人称/僕 二人称/君
口調/やんわり 「~だろうね」「~だね」「かもしれない」「~かい?」
見た目/鸚鵡緑色の瞳に明るい茶髪であることが多いが、頻繁に見た目(色のみ)を変える。 身長189cm
明けの天柱省、祀部省に所属し医務や神事を執り行う天従。衢麒の上司だが、心恩との邂逅を果たし「最後の仕事」ののちは兵部省へ。謎多き人物で、嘘はつかないが本当のことを言わない性格。いやな奴に見られがちな衢麒は、冷たい印象を与えるだけの良い奴だが、吹喜はシンプルに嫌な奴に属する。
頭の回転ははやいが、うっかりミスをしがちな男。
・朝暉
?歳/性別未定
一人称/俺、おれ 二人称/名前、または あんた
口調/~じゃん ~だろ かもな ~ってぇな!
見た目/幼少の頃はポニーテール、その後はショート 身長173cm
過去、幼い心恩に殺されかけるが、必ず今の役割から心恩を解放すると約束。
それまでこれを預けると覚悟の証として彼に【何か】を預けた。
誰とでも仲良くなれる性格だが、目的のためには手段を択ばない所もある。
小と濡という従者が居る。
・川 小濡
14歳/両性
一人称/小:「私」 濡:「濡(自分の名前)」
二人称/小:「あなた」 濡「(朝暉以外呼ばない)
口調/小:「~です」「~でしょうか」(敬語)
濡:「~……です」「~……」(言い切り/たまに敬語交じり)
見た目/青空の色をした目に、闇色の髪。黒は不吉な色とされているために普段はフードのある服を着ているか、術式で好きな色に染めている(認識阻害) 165cm
朝暉に小さい頃から仕えている術者であり従者。
祖母に当たるものが水妖、祖父が鬼であるために、水の中でも呼吸できる体術をもち肉体も強靭だが、一方で妖同士の子は弱い方の属性も継ぐため、夏に弱く色白で細い。
二重人格であり、男性寄りの「小」と女性寄りの「濡」が二人が同じ体に居る。
術で分離も出来るので、双子とよく勘違いをされている。
小は理知的でおしゃべり。濡は過激だが引っ込み思案な性格。
朝暉を守ることを「天命」としており、人を殺すのも厭わないが、
朝暉は殺人を好まないために基本的にはしない。
が、体質は祖母寄り、性格は祖父の鬼の血を濃く継いでいるので、根っこは快楽殺人鬼。
・山 蔡朴
24歳/女性
一人称/あたし 二人称/(名前呼び捨て)
口調/ゆるい。~でしょー。 ~じゃない? ~だろうねー。伸ばす派
見た目/垂れ目のなきぼくろ、赤い瞳に黒い髪の毛のおねえさん 身長158cm
満ちの雲の天在省の食堂で働く料理人。
メチャクチャ妖にモテるが、本人は人間にモテたい…と思っている。
恋愛に鈍い弄月(狼の妖)という兄貴分がおり、不器用な性格だが料理はめちゃくちゃうまい彼を尊敬している。かつ恋心を抱いているが永遠に気づく気配が無い。
弄月が結婚したらさっさと諦めて適当に結婚しちゃおう! と思っているが、
弄月は蔡朴が結婚したら結婚しよう とおもっているので永遠に決着がつかない。
・弄月
見た目年齢:20歳くらい・実年齢30歳
一人称/オレ 二人称/おまえ
口調/気のいいお兄さん 「~だな」「~だろ」「~じゃないか?」
見た目/深い茶色のくせっけ 灰色の瞳 獣化すると瞳は金色に 身長189cm
三白眼に八重歯。手足がでかい。力が非常に強い。純血の狼一族なため、類まれなる身体能力を持っているが、暴力の類が極端に苦手なので兵にはならなかった。
十人兄弟の一番上で非常に面倒見が良く、優しい性格。一途で実直。が、うっかり屋。兄弟たちの世話を小さい頃からしており、そのときよく料理を作っていたので、料理人の道に進む。
一族は次男が継いでおり、家族みんななかよし。
王都に来てからその体格と種族の珍しさ(狼族は少ない)から兵部への勧誘が絶えず困っていたが、蔡朴に助けてもらう。
蔡朴のことをカワイイ妹だと思っているが、はたからみると全然妹に見ているようには見えないらしい。
・日華
先代の王。帝とともに死んだとされる。
幼名を日華。
銀爾と現帝こと晦日と共に、王になるために王戦を勝ち進んでいた過去がある。
・銀爾
人狼族の主要な族である銀族の統領。
日華に手を貸し、彼を王にしたひとりでもある。
四雲で最も強い戦神と呼ばれていた。
・晦日
月の帝と呼ばれる女。冷酷無比な帝と崇められている。
四雲において二番目に権力があり、ほぼ王と同等の発言権を持つ。
※2021/07/10 現在
予告なしに修正する場合があります
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Special Thanks
★梦蝶・心恩のイラスト/fuguco様 https://twitter.com/fuguco
(キャラクターデザイン 心恩・コウヤツ様 梦蝶・うさこ様)
★朝暉・晦日のイラスト/柊様 https://twitter.com/_soir___
★麟庸・衢麒のイラスト/または様 https://twitter.com/164_5cm58kg