二日目(16)
また、地味に間が開いてしまいました。あと、文字数が増え気味(8000文字)で申し訳ない。長くてもイイヨという方がおられましたら、ぜひ、最新話最下部のポイント評価をお願いいたします。ブクマでも良いです。よろしく。
巨大な重機二台によって、部品にまでバラバラにされた金糸雀號の無残な姿がソコに有った。
そして、ソレを取り囲む、手に様々な工具を構える研究員達。総勢……100や、200じゃ利かないくらいの大連隊。
――コワァン――ガピーーッ♪
「総員、チャンネルゼロを選局。予定通り午後四時より、緊急改修作業を開始する!」
首席研究員にして現場責任者、あと甲月管理者でもあるらしい、ピンク白衣の少女が軍曹声を轟かせる。
僕は腕時計を見た。
『PM03:59 980gal◒』
そろそろ予定時刻。重力計の数値は変化なし。
今、僕たちは宇宙船でも建造出来そうな超大型の製造工場みたいな場所の一角に居る。
さっきの駐車場からは、結構離れた場所だと思う。
昼食を取ったり、謎箱を皆に紹介したり、色々したから方向感覚は当てに出来ないけど、少なくとも電動カートで10分以上は離れているのは確かだ。
ちなみに謎箱は専用のチェス部屋を用意して貰って、「私が戻ってくるまで、他の人と指してなさい」とケリ乃に強く言い含められた。それでも、付いてくるんじゃ……と思ったけど、心配に反して謎箱は大人しくケリ乃の言いつけを守っている。
誰か、勇気ある研究員さんが相手をしてくれてれば良いんだけど。
「佳兄、始まるよっ!」
金糸雀號を一望できる、まるで艦橋みたいな高い所に僕たちは集まっている。
甲月達以外は――と思ったら居た。
向こうを向いて縦に置かれた金糸雀號(骨)の左右に、二台の巨大重機が停車している。
その上にある小さな操縦席に、それぞれ、甲月と会田さんが陣取って、手にした非常灯みたいな光る棒をこっちに向けて大きく振っている。二人ともツナギを着てたから気が付かなかった。
艦橋の窓にへばりついてる年少組が、手を振り返している。
チッ!
午後四時ピッタリ。
――コワァン――ガピーーッ♪
「総員ーー! かぁかぁれぇーーーーっ!」
備え付けられたマイクに向かって、リィーサが拡声器で号令を掛けた。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
金糸雀號(骨)に一斉に群がる白衣達。
シャーシだけの金糸雀號。
その周りに分類、整頓されて置かれているのは、恐らく面白バスの全構成パーツ。
その大部分が、ビニール袋に包まれていて、新品なのだと判る。
細かい部品なんかは、所々に配置されたカートにまとめられてるし、積載される装備品なんかは、やっぱり真新しい袋に入った新しいモノが用意されている。
これ、毎回交換してんの? だとしたら、相当コスパ悪いよな。
リィーサが艦橋のあちこちにある表示パネルに表示してくれた部品総数は、今……一、十、百、……39万個!?
一台のバスに使われる部品数が約40万個ってのが、多いのか少ないのか皆目見当が付かないけど、たぶん多いと思う。
ビロロロッ――その数字が減りだした。
ガチン! カギン! ヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァッ!
チュィーーーン! ガリガリガリ! ジジジジジッ!
ゴロンゴロンゴロン! カチカチカチ! バキン、ベキン、ゴキン!
ギュッギュッギュッ! ガシャララララララッ! ドンドンドゴン!
一糸乱れぬ連携――っていうには静かすぎるその光景に、僕は目を見張った。
いや、工具の音とかはうるさいんだけど、人の声が一切無い。
普通、共同作業をするならどうしたって、声を掛け合うはずだ。ましてやコノ人数なら尚更。
というか……声を掛け合った所でコレだけの作業工程を一斉に行うなんて、そもそも機械でも無ければ絶対にムリな芸当じゃないか?
金糸雀號を取巻く部品や研究員大連隊、のさらに外側。
少し離れたところに甲月達が操縦してる巨大重機が居るんだけど、そこから伸びる無数のロボットアームが各研究員達のアシストをしている。
巨大重機は金糸雀號が丁度入りそうな、潰れた平行四辺形の窪みがあって、金糸雀號を鋳造する為の鋳型みたいな形状をしていた。
そして、窪みへ取り付いて、何かの作業をしている研究員も居る。
ロボットアームが効率的に作動して、効果的に作用してるんだとしても、やっぱり、コレだけの人員を一糸乱れず統率することなんて人間に出来るはずが無い。
「いったい、どんな手品で、こんな凄いことができてるんだ?」
「フフフ、気づいたかね? 君、ヘッドセットを配り給え」
軍曹声から受理ちゃん声に急に変わられると、まだ馴れなくてちょっと焦る。
金糸雀號の点検整備は、威厳が必要って訳でも無いだろうから、単にこの変声機付きの拡声器を使い回してるんだろうな。
ひょっとしたら、受理ちゃん声に否定的な感じだったから、自分の声をそのまま拡声するのがイヤなのかも知れないけど。
「どうぞ、コチラをお付け下さい。マイク部分を回転させると、左右どちらにも対応出来ますので」
リィーサの横にいつも居る、優しそうな白衣の女性が、細身のヘッドセットを皆に配ってくれた。
「――聞こえますかぁー? こんにちわー。アナタは紙式佳喬様ですね?」
ん? この声にも聞き覚えがある。異世界化してるときに加速がどうとか言ってたアナウンスの声だ。
受理ちゃんの声を引き延ばした感じの、落ち着いた女性の声。
「ど、どちらさまですか?」
「大変申し遅れましたぁ。私、金糸雀號専属AI、兼ドライブナビゲーションシステムの受理ちゃん零と申しますぅ。以後お見知りおきをー。さて、始まりました、私、もとい金糸雀號の点検整備並びに一部改修作業工程で御座いますが――」
受理ちゃん零は僕と会話をし、〝エンジン換装〟や〝タイヤを乗せるためのジャッキアップ〟など、見所の解説を始めた。
「――よろしければ、マイク内側のゴーグルを引き出して、私の工程ガイドレイヤを御覧になるのも、一興かと思われますよぉー」
ガイドレイヤ? たしか、金糸雀號の外部映像のこともそんな風に呼んでたな、甲月が。
……これかな?
僕は、マイクの根元に折りたたまれてた、小さなガラス板みたいなのを引っ張り出した。
カチリ――ピピッ♪
――――――ヒュッワワワワワッ、ヴォン、ヴォワァン、ヴォワァワァン。
研究員達の神がかった一糸乱れぬ連携の、もう一つの理由も分かった。
研究員達一人一人の目の前に、半透明の立体図形が浮かび上がっている。
それは、カラフルな色彩で、曲がった球形や直方体やL字型だったりしていた。
それぞれが、空中を動いて金糸雀號(骨)に取り付き、ひとりでに組み込まれていく。
そのアニメーションの最後に現れる立体的な矢印は、研究員達が実際に行うネジ止めや溶接、接着剤などによる取り付け作業工程を表しているようだ。
このガイドレイヤーによる研究員達の動きは実に無駄が無かった。
たとえば、ある研究員は一つのネジ止め工程が終わると、何も無い場所に向かって平手を差し出す。
すると、隣で作業していた研究員からゴミになるビニール袋を手渡される。
それを受け取った彼女は、地面に描かれた矢印に沿ってゴミ箱に向かう。
作業台へ仰向けに寝そべって作業をしていた別の研究員は、メインシャフト周りの工程を済ませると(まだ骨組みだけなので時々姿が見える)、結構な勢いで作業台を走らせた。
そして彼が、金糸雀號右前輪の辺りに手を突き出すと同時、車両前方で行われていたもの凄い数の配線が彼の上に垂らされた。
彼はそのまま、電装系の作業の補佐を始めるといった案配。
終始こんな感じで、全部が連携している。かといって、重労働な作業担当ばかりが余計に働きづめってワケでも無く、作業が続いた研究員は少し離れた休憩スペースで、ちゃんとダラけたりしている――――コレは、面白い。ゲームみたいで確かに見物だった。
残りパーツ数が砂時計(の砂)で表示され、工程上の見逃せないポイントなんかも絶えずポップアップ表示される。
なんだか、本当に〝動線を組み立てて街や職場やコンビニなんかの運営をするシミュレーションゲーム〟をプレイしている気持ちになった。
「どうだ、面白いだろう?」
振り返ればリィーサのドヤ顔。
「「「「おもしろい!」」……かも?」わねー」
ケリ乃達や年少組もゴーグルを引き出している。
「……これが、手品のタネってわけですね?」
僕はヘッドセットを指先で突いて見せた。
「そういうことだ、フフン」
「でも、此所では受理ちゃん達は使えないって話だったんじゃ?」
「それは、並列作動させる壱から上の個体ナンバーの話だ。アクセプタン・零は、単体でも作動する大規模AIプログラムだよ。但し、金糸雀號関連事項に特化しており、理論上、無限大と言って良い演算規模で並行処理可能な特別製だがなっ!」
「ちなみに零の音声は、首席の……いえ、〝受理ちゃんが30歳になったらこんな声〟というのをシミュレートして、再度ライブラリ化したものです。うふふ」
斜め後ろに控える女性研究員が、慈愛に満ちたまなざしを首席研究員に向けている。
「こらっ! 貴っ様っ! 余計なことは言わんでよろしいっ!」
「リィーサちゃんはツンデレです……か?」
皮箱を首から下げた中学生が、小首を傾げて聞いてくる。
やめろ、やめて。そんな言いづらいことを、僕に確認しないでくれ。
「ソレを言ったら、莉乃だってそーだよね? 佳喬お兄ーちゃん?」
は? 双美が突然変なことを言い出した。だから、皆なんで僕に聞くんだ?
「いや、ケリ乃……莉乃さんは、全然違うだろう? デレる相手も居ないだろうし」
「なぁーんーでぇーすぅーってぇーーっ!?」
あれ? さっきキレてから、ずっとリィーサや研究員達に平身低頭平謝りして、ずーっと大人しかったはずのケリ乃さんに、再び火が付いた。
だれだよ、ガソリン投下したのは――――?
辺りを見渡したけど、視線は僕に集中している――――僕か!?
なんというか、『美少女で勉強も出来るケリ乃さんに見合う男なんて、そうそう居ないだろう?』っていうニュアンスで言ったつもりだったんだけど……。
「や、ごめん。後でちゃんと謝るから、今は、折角のリィーサさんの好意でコレ見させて貰ってるんだから、ね?」
なんか、失言したっぽい。ひとまず謝っておく。
あと、金糸雀號のオーバーホール風景を見逃したらいけないってのは本当だ。甲月達も、やたらと張り切ってたしさ。
「そうね……後でお話しましょう、――よ・し・た・か・ちゃん。ウフフ」
だから、眼が笑ってないよね?
ケリ乃さんは、心配そうな双美を後ろから抱きかかえて、再び、全面ガラス張りの窓へ向き直った。
「「(……大丈夫ーー?)」」
双一と次葉が小声で詰め寄る。
「大丈夫、大丈夫――って、もうエンジンとタイヤまで出来上がってるじゃん! ――ホントに見逃せないなこりゃ!」
ジトリ。ケリ乃がこっちを見てる気がする。
視界の隅でケリ乃が、バッグから飴を取り出して皆に配り始める。
リィーサや女性研究員達にも配り終わると、袋をさっさと仕舞ってしまった。
あれ? 僕の分は? なんて言える雰囲気では無く。
あのサイコロ飴すっごい旨かったんだけどな。
僕は背後のかなり高級そうな椅子に座る首席研究員に助けを求めた。
「えーっと、いくら受理ちゃん零が高性能でマルチタスクと金糸雀號関連事項に特化してるって言っても、早すぎませんかコレ?」
「いーや、この程度なら、民間の一般的な自動車製造工場でも部分的には達成出来るレベルだよ――カロン。そんなことより――」
いまの残り部品数は約20万個。まだ始まってから10分もたっていないのに半分は出来上がってる。
「――やはり、少年のことは、莉乃に習って、〝ヨシタカちゃん〟と呼称すべきだろうか? ――コロン」
「「ブーーッ!」」
吹いた。そりゃ吹くさ。
ケリ乃も舐めてた飴を吹き出した。
――カンッ! ボコッ!
「――痛ったっ!」
分厚い窓ガラス(恐らく硬質アクリル製)に当たった飴が跳ね返り、ケリ乃の額を直撃した。
「そ、それは、止めましょう。またからかわれそうだし!」
僕は狼狽する。
「でも、莉乃は〝ヨシタカちゃん❤〟って呼んでるだろう? ――カロン」
〝ヨシタカちゃん❤〟のところで身振り手振り付きで体をくねらせたのは、ケリ乃の真似をしたのかも知れない。
やめてくれ、ちょっと面白かったからソレ。
今、笑ったら確実にケリ乃に蹴り殺される。
「いや、ケリ……莉乃さんは家族みたいなもんだから、気にならないんだよ」
また、さらにガソリン投下しやしないかとケリ乃の顔を伺いながら、必死にリィーサに説明する。
「そ、そうよね。小さい頃からそう呼んでるから、気にならないのよね」
助かった。ケリ乃も話を合わせてくれている。
僕は足下に転がってきた四角い飴を、リゾートホテルで貰った何かのチラシでくるんで拾った。精密機械なんかも辺りにゴロゴロ置いてあるから、食べ物とか落としたままだとマズい気がしたのだ。
「ゴミ箱でしたぁらぁー、現場責任者席の向かって右手にございますよぉー」
僕の足下から光る矢印が、リィーサの横まで伸びていく。
ここは金糸雀號の整備工場だから、受理ちゃん零は熟知しているんだろう。
ゴミ箱に飴を投げ捨てながら、リィーサの顔を見たけど、ふざけてたり、ケリ乃への意趣返しって訳では無さそうだ。
ただ、斜め後ろに控えている女性が、両頬に両手を添えて、瞳をキラキラとさせている。
甲月は規格外に物好きな気質だけど、そういう社風が下地にあるのが判ってきた。
彼女の獲物を見つけた鷹のような視線がチラチラと、リィーサからケリ乃と僕にシフトしてきている。
「くっ! (何か無いか、何でも良いから何か)――あ、アレは何ですか? 今、運ばれてきた大きな箱みたいなの」
僕は、話題を変えようと、もう既に内装が出来上がりつつある金糸雀號の手前を指差した。
金糸雀號の後部座席が組み上げられているスグそばに置かれた、巨大な箱――っていうか、平屋建てのプレハブ小屋くらいの大きさはあるぞ。
それは金糸雀號三台分くらい合って、横幅だけなら巨大重機よりもずっと大きなモノだった。
「な、何かしらね?」
額を押さえ真っ赤な顔のケリ乃が平静を装っている。よし、その調子だ。無策のままオモチャにされるような事は避けたい。
「そちらは、金糸雀號後部に配置されている貨物室です。組み立て前の状態ですけど――カロン」
ほっ。僕たちに向けられていた視線をそらすことに成功した。彼女の説明によれば、あの中に貨物室のパーツが入ってるらしい。
なんか、甲月の巨大旅行カートにデザインが似てる。
リィーサがフットレストがわりにしてる、工作機械が入ってると思われる、ひと抱え程度のケースも、よく見れば同じデザインだった。
鴬勘校研究所の共通の規格なのかな?
でも、女性が持つ旅行カートが、工具入れと同じっていうのもどうかと思った。
甲月には実に似合ってるけど。
「はぁい、今、首席補佐から説明があったとおりー、そちらわぁ、金糸雀號の後部カーゴルームでぇす。約40平米のウォークインクローゼットと10名まで就寝可能な居住スペースが内蔵されておりますよぉー」
「いや、まてまてまて。今の話おかしいよね? 零ちゃんさん?」
あれ、カーゴルームそのものなのかよ。
……どうやって、金糸雀號に入ってたっていうんだ?
「何も問題は御座いませんよぉー? WICは昇降機付きの構造になっておりまして、装備弾薬庫だけでなく食料備蓄庫も、それぞれ同じく40平米程確保してありますのでぇー、ご安心下さいませぇー」
「いや、それ、全然安心出来ないんだけど? よ、余計におかしな事になっちゃってるよね?」
合計で120平米の倉庫と+10名分の居住スペースって、無茶苦茶だろ。
すでにソレだけで、あのプレハブサイズを大きくオーバーしている。
しかも、その魔法の箱みたいなのが、ずっと僕たちの座席の下に埋まっていたってんだから、とても落ち着いてはいられない。
「そういや、甲月達から、後部カーゴについての改善要請がきてたな。たしか、車内から直接カーゴに降りられるようにしないと、不便だとかなんとか――コロン」
「はぁい。承っておりまぁすよぉー。ちゃんと、金糸雀號車内から階下へ移動するための改修予算申請が受理されておりまぁす。実際の変更個所と致しましてわぁ、座席に昇降機能を付ける事になってまぁーす」
「ふーん。どこもおかしくないんじゃーないのー?」
〝巨大なカーゴルームをバスのソレ程大きくない最後尾部分に格納する〟と言う、今の無茶苦茶な話を、ケリ乃さんは良く聞いていなかったみたいだ。あと声色にあからさまなトゲが。
「いや、物理的におかしな事だらけじゃんかっ!? 何聞いてたんだよ!?」
「なによ、そんな言い方しなくたって良いじゃないっ!」
なんだ? ホントに言い合いばかりしてる。
昨日は、こんなこと無かったよなー?
折角の旅行。しかも、こんな非常識で面白い最中に、余計なことで時間とか気持ちを持ってかれるのは、もの凄く勿体ない。
「「緋雨が何か始めたよ? ――カロン」」
双子達は、甲月のことを〝緋雨〟と呼び捨てにしている。
「いかん、そりゃ見逃せないぞ。ごめん。ホントごめん。そんな怖い顔してないで、莉乃さんも、見逃さないようにしよう。たぶん今日一番の面白い光景だから」
今日は初っぱなから水中遊覧、甲月顔の魚礁に、異世界でバスごと激流ダイブと凄い光景ばかりみてきた。謎箱のコマ送りみたいな動きも、ソレをマネた甲月達のダンスも中々面白かったし、今見ているシミュレーションゲーム画面(現実)に至っては、見世物としてそうとう完成されている。
けど、これから始まるヤツは、たぶん、もっと凄い。
何でかっていうなら、受理ちゃん零がポップアップ表示してくれた『お見逃しなく!』のサイズが、今までで一番大きかったからだ。
次回、ちょっとした武器を手に入れる予定です。




