夢での出会い
新作~始まるぞ~
今回の文かなり短いけど許してね!
次が少し長くなるかな~(多分)
夢を見た。
二十代ほどの女性と話している夢を。
「やぁ、少年。君は選ばれたよ」
そんなことを言われても何が何だか分からない。
「君は魔術を使えるようになった。あることを代償にしてね」
魔術?
なんだそれは、僕はただの高校生だ。
「ごめんね、私も気が引けるんだけどさ貴方が代償にするもの、それは『寿命』だ」
追いつけないまま話がどんどん進んでいく。
「そもそも、貴方は何ですか?」
一つ一つ、確認していこうと思った。
「そうだね、自己紹介をしなければならないね。と言っても私には名前がない。えっと……君の名前は確か、織音雪君だね。じゃあ私の名前は雪音にしよっかな」
勝手に自己完結している事は置いておこう。
それよりもなぜ名前を知っているのかが気になった。
「なんで僕の名前を知っているの」
「だって、私人間じゃないから」
僕は何も追いつけない。
「と、言うと――」
「とってもわかりやすく言うならば幽霊……かな。でも実質違うんだけどね」
一つ一つ分かっていくはずだったのだが一つ一つ謎が増えている。
「んっとね、そもそも死んでもいないし生まれてもいない。あ!妖精みたいな」
雪音は説明しながら自分にピンとくる表現が見つかったようだ。
そんなことはどうでもいい。
駄目だ。
これ以上聞いても分からなくなるだけだろう。
「そんな面倒くさそうな顔しないでよ。それでね、君はあと八十年は生きられるんだ。その寿命を削ることで魔術が使えるようになる」
だから魔術って何なんだ。
まだ聞きたいことだらけだったが、邪魔が入ったみたいだ。
「お兄ちゃん、起きて。朝ごはん出来てるよ、私はもう学校行くからじゃあね」
妹が寝ている僕を起こしに来ていた。
「何だ、夢か……日葉、いってらっしゃい」
妹はドアから出ている時に反応をした。
「うん、行ってきます。お兄ちゃんも早くしないと遅刻するよ」
妹のその言葉を聞いてすぐに時計を見る。
今から用意をするとして、かなりギリギリだ。
もう、そこに妹の姿はなかった。
急いで起き上がり、着替えてご飯を食べて家を出た。




