表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

秘密の庭園

作者: 遊兎

秘密の庭園に閉じ込められた

青空から零れた金平糖色がひとつ


葉っぱの上をころがりおちていく

雨露を追っかける

淡い紫色の雲の下の目覚め

朝日が今日を連れてきた!


きらきら溶け出した日常が

両手からあふれていく

魔法にかけられた世界みたいな

そんな場所にいたいなあ


はちみつ色の陽だまりが

昼下がりを満たす

あの子に内緒でくちづけをした

色つきのキャンディは

甘い甘いさくらんぼの味がした


指先でそっとめくりあげた

絵本のページは夕暮れ一歩手前

ああ、夜が街を覆う前にきみを

きみを見つけ出さなきゃ


星屑がちらつくきみの瞳の奥に

小さな魔法をかけてみたい


落っこちてしまいそうな暗闇が

2人の間を埋めつくしてる

媒介にすぎない言葉なんて全部

夜風が吹き飛ばして


そこにはきみとわたしがいるだけ


光から逃げ出して隠れて

見えなくなった気持ちが

星空の端々に見え隠れするの


きみの指先が空をなぞって

くるくると物語が紡がれる


秘密の庭園にとじこめられた

きらきら色の想いは、永遠に








平和な庭園にながれる時間が

かわいくていいなあって思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ