番外編・ある日のヴァレンティ邸【前編】
このお話は番外編です。お茶請けにでも……
※カリスのキャラが若干崩壊?しております。
ある日のヴァレンティ家のお昼。
俺はカリス・ヴァレンティ。このヴァレンティ家の当主。
今は俺の妻、アリアを観察……いや見ている。のだが……
「カロンお姉様、この卵かけ御飯っていうのすごく美味しいですね」
「ほほほ。そうでしょうそうでしょう。ニホンのオコメにニホンの卵は奇跡の味なのよ」
カロンがアリアの食事を管理するようになってから、アリアは顔色が良くなり明らかに健康的になった。
それに体付きも明らかに……
「アリア様、肉付きが良くなってきましたねぇ。良いことですね!」
ミツキ。以前は俺の侍女だったが今はアリアの侍女をしている。
「……お前もそう思うか」
「はい、そう思いますよ。ついでに旦那様がお考えになっていることもわかります」
「……は?」
「アリア様最近は成長著しいですものね。色々と……おほほ」
「俺はそのような目でアリアを見たことがないぞ」
「ええ?奥様ですのに?」
「アリアはまだ子供だろう?確かまだ16と……」
「おや、私はそのような目でアリア様を見たことはありませんが」
「……」
ミツキのやつめ……
アリアは確かに可愛い。美しい……でもまだ……
俺が視線をアリアに移したその時、アリアと思いっきり目が合った!
サッ!
やべぇ!咄嗟に目を逸らしてしまった!スケベな、いや変なことを考えていたから……
そろそろと顔を挙げる。
アリアはキョトンとした顔でこちらを見ている。可愛い……保存したい。あの顔を模写したい。あ、それではみんながアリアの可愛い顔を見てしまうことになる。
それは嫌だ!!
「カリス様?」
「わぁ、びっくりしたァ!!」
「えっ!あっ!驚かせてごめんなさい。食事に手をつけていないようだったので、心配で」
アリアの顔……顔色が良くて、健康的で、体付きも……
俺は目の前で首を傾げるアリアの可愛い顔を見た。
……イラァッ……
どうしても二人のイチャイチャが書きたかったんです。
前後編分かれてます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。




