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赤い侯爵と白い花嫁  作者: 杉野みそら
第三章 あまりに甘いキス

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二人の心に灯る炎

赤い髪飾りをつけたアリアは普段よりますます可愛いく見えた。その姿にカリスは……


※カリス視点です。

 ふとアリアを見ると、その顔は真っ赤になっていた。


「……すまない。君があまりに可愛いかったからつい……」


 アリアが胸に手を当てて動悸を抑えるかのようにしていた。


「……今の……」


 〜アリアの心の声〜


 今のは……ひょっとしてキスというものでは??あの、恋人同士がすると噂の……//


 何故そんなことをカリス様は私に??ぁ、私はカリス様の奥さんだから当然か……


 私はそっと自分の唇に触れる。ほんのり熱い……ような気がする。


(そうだ!鏡!鏡で見てみよう……カリス様は……窓の外をみているわ。今のうちに鏡を!!)


「え、これが私?」


 鏡の中には髪をアップにまとめたその先に赤い髪飾りを付けた淑女が映っていた。心なしかうっとりとした表情を浮かべているように見える。


「これが……私……」


 〜アリアの心の声終了〜


 アリアは鏡の中の自分に驚いているようだ。当然だ、まさか髪飾り一つでこんなに美しくなるとはな。驚きだ。


「カリス様、ありがとうございます。こんな素敵な物を」


「いや、君が気に入ったのならいいんだ。もし君さえよければ手直しもできるのだが……」


「いえ、このままでい……」


 俺はまたアリアにキスをしていた。ほんの少し、触れるだけの……


「かっ、カリス様ったら//……」


「嫌だったらやめるよ」


「ぅ……いやじゃないですけど……」


「じゃあもう一回……」


 アリアは照れながらも笑って俺の口付けを受け止めた。ルビーの赤い髪飾りが窓から差し込む夕日を受けて、二人の間で赤く煌めいた。


 まるで二人の間に灯った小さな心の炎のようにーー。


これだからカリス様とアリア様はいけねぇ!!

見てるこっちが赤面するじゃないか//


今回短かったですねすみません。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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