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赤い侯爵と白い花嫁  作者: 杉野みそら
第十三章 不穏な影

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百話記念番外編・ヴァレンティ学園【前編】

百話記念の番外編です。コメディかな?

前後編で分かれています。

ふざけたおしているだけなので何も考えずサクッと読めると思います。


※キャラ崩壊注意

 こんにちは。私はアリアです。今日から特待生としてこのヴァレンティ進学校に通うことになったの。


「アリアです。よろしくお願いします」


「席は適当に空いてるところに座ってね」


 担任のカロン先生に言われて空いている席を探した。


「うひょー!アリアたん可愛い〜!!ここ!俺の隣が空いてるぜ」


「あ、ありがとう。ランスくん……?だっけ?」


 私がランスくんの隣に座ろうとしたその時ーー


 グイッ


「そっちは日当たりが悪い。窓際がおすすめだ」


「えっあの……」


「ほら、アリア」


 この人は、確かカリスくんだっけ……黒髪に赤い瞳が特徴的で……かっこいいな。


 変な感じ。カリスくんとは初めて会った気がしないわ。

 促されるままに窓際の席に座る。カリスくんと隣同士だ。


「……いい子だね、アリア。よろしく」


「あっ……よ、よろしくお願いします//」


「はぁー??カリスはずれぇなぁ!こういう時イケメンって得だよなあ!」


 ランスくんがいじける。ランスくんも充分美形だと思うけどな……


「アリア、教科書は持っているか?」


「あ、前の学校で使っていたのがありま」


「持ってない?なら見せてあげるから机寄せて」


「えっ、えっ」


 ピシャーン!!


 カリスくんはそう言うとあっという間に私の机をカリスくんの机と引っ付けてしまった。


「ここ、持って」


「こうですか?」


「そう、いい子だね。アリア」


「……//」


 カリスくんは教科書の端を私に持たせて開き、カリスくんは反対側の端を開くようにして教科書を持った。


(この持ち方恥ずかしいな//なんか、カリスくんの整った顔が近い//)


「この持ち方、恥ずかしいな」


「どうして?」


「えっそ、それはカリスくんが……」


「俺が、何」


「カリスくんの顔が……//」


 カリスくんは私の頬に触れてきた。


「俺の顔がどうしたの?アリア」


「そっ、それは……//」


「ストップストップ!あんたら何授業中にイチャイチャしてんの!?」


 カロン先生が注意してきた。


「チッ!」


「カリステメー!!舌打ちしたな!!バレてんぞコノヤロー!」


 * * *


 〜お昼休み〜


「アリア、食べさせてあげるよ。あーんして」


「えっ、あ」


「ほら、口を開けて……」


「あー……」


「ちょっと!何ナチュラルにイチャついてんのよ!アリアも言うこと聞かないでいいのよ」


「なんだと、俺たちの邪魔をするなら殺すぞ。リディア」


「おーこわ。残念ながら私はカロン先生にアリアの校内の案内を頼まれてるの。アリア、食べ終わったら来てね」


「校内の案内は俺がする」


「何でよ!!」


 その時リディアは見た。カリスの背中から出る禍々しいオーラを。まるでこれ以上俺たちの邪魔をするなと言わんばかりの……


「って、何でカリスがもう彼氏ヅラしてるのよ!!」

こういう世界観もあるということで……

本編でもアリアとカリスにはツッコミ役が必要ですね汗


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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