助けて!!
今回もかなり長いのとエロ要素と残酷な描写が含まれています。
シャル達を見送り30分遅れで営業を開始すると待ちくたびれたかのように次々と人が流れ込みあっという間にお店の中が大混雑になった。
いつも以上に忙しく今日はアルバイトが1人だけのため私もレジで接客をし慌ただしく営業しているといつの間にかお昼すぎになっていた。
相変わらず混雑が激しく疲れ始めてきた頃見たことのない人が列を割り込んでお店の中に入って私の目の前にやってきた。
「貴様が明日香商店の店主だな?
儂はサウザンド商会長のボドワンだ
先程商人ギルドマスターと市役所の職員が出ていくのを目撃したが営業を認めないと通告されなかったか?」
この人がサウザンド商会のトップ・・・
そう思っていると
「聞いてんのか小娘!!」
怒号と共に強烈なビンタを喰らった
「いえ先程来たのは申請した書類に不備があったので再度書き直してほしいと言われ再手続きしていただけですが・・・」
そう言うと
「嘘をつくんじゃない!
儂はお前らに対し営業許可を認めないよう申し入れをした
その事実を隠して営業をつづけるというのであれば貴様死罪だぞ!」
「嘘ではないですよ?
ではギルドマスターを呼んで証明してもらいますか?」
「あくまで白を切るというのであればこちらにも考えがあるぞ」
不気味な笑みを浮かべ合図を送ると一斉に人が流れ込んできて2グループに別れたとおもうと私を拘束魔法で身動きを封じられた
そして3階からあんずちゃんも同様拘束魔法で拘束され奴隷移送用の馬車に放り込まれた。
あんずちゃんは怯えきっておりかわいい耳がしおれていた。
咄嗟に助けて!!そう思っていると何故かお店が光ったような気がした。
それと同時に催眠魔法が施され必死に抵抗しようとしたが抵抗虚しく意識が途切れてしまった。
あれから何時間たったんだろうか目が覚めるとそこは地下牢であんずちゃんと私は首や手足に鎖が繋がれていて厳重に拘束されていた。
試しに扉に近づこうとしたが鎖が短く全然扉の近くにすら近寄れないほどの短さだった
あんずちゃんを起こしあんずちゃんだけでも助けようと思い私が使える数少ないスキルで唯一どうにかなりそうな 改造名人を発動しようとしたがなぜかスキルが発動しなかった。
いつもであれば頭に思い浮かべるだけで発動できるのだがなぜだろうと思いもう一度発動しようとすると扉が開き先程の商会長がやってきた
「無駄じゃよ
その枷には拘束者のスキルを封印する刻印が刻まれていてな
お前らにはどうあがいてもその枷をはずすことは愚かここからも逃げ出すこともできないぞ
だが貴様らにはチャンスをやろう
明日香商店が無条件でサウザンド商会の傘下になり貴様らが売っている日用品を超格安で卸すというのであれば2人共解放しよう」
欲望塗れの汚らしい笑みを浮かべる会長に対し睨みつけるとおもいっきり鞭で20回ほど殴られた
「どうやら貴様の立場がわかっていないようだな!」
そう言うと更に20回鞭で殴られ鈍い痛みが体のあちこちから出た
「もう一度言おう
明日香商店が無条件でサウザンド商会の傘下になり貴様らが売っている日用品を超格安で卸すというのであれば2人共解放しよう
儂も気が短いんでな
これがラストチャンスだ」
「お断りします!
私は性奴隷だろうとなんだろうとどうなってもいい
だからあんずちゃんを解放して!」
そう訴えると会長は大きなため息をつき
「どうやら力ずくで奪わないといけないようだな
もういい儂の最後の慈悲を蹴る愚か者には性奴隷がお似合いだ
2人ともさぞ高値で売れるだろう」
気色の悪い表情を浮かべ近くの人間に合図を送ると火鉢と屈強な男たちが数人入ってきて私とあんずちゃんを力ずくで床に押さえつけられた。
そして1人の魔法師がなにやら詠唱を始めると突然体が疼き始めた
それと同時に着ていた服を全て破かれ裸の状態にされると今度は皮膚が焼ける匂いとおしりの辺りから強烈な痛みを感じた
たまらず泣き叫ぶと今度は口を塞がれ更に力強く床に押さえつけられた。
時間にして10秒ほどだがあまりにも痛すぎてとてつもなく長く感じた
私の処置が終わると今度はあんずちゃんが私と同じことをされた。
私はある程度年齢を重ねているがあんずちゃんはまだ子ども
私以上に暴れたたため呼吸が出来なくなりそうなほどかなり力強く床に押さえつけられた。
「貴様らが儂に対して抵抗するからこうなったんじゃぞ
せいぜい貴様らの生涯ずっと後悔し続けるがいい」
そう言うと会長は退出し魔法師が淫紋と焼き印を定着させる魔法を発動した。
再び扉が施錠され暗い地下牢に静寂な空間が再び戻ったがそこにはあんずちゃんのすすり泣く声と猛烈な痛みと強烈な疼きだけが残りこれからの人生が今まで経験したことのない更に深いどん底に落とされ強烈な不安を感じた
強烈な疼きだけでもどうにかしようとしたが自分の意志で疼く場所を触れないように行動がキャンセルされそれならと思いあんずちゃんをと思ったがそちらも行動がキャンセルされ自分らではどうにも出来ないようになっていた。
その後どうしたものかと考えていると突然猛烈な睡魔が襲い眠ってしまった。
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明日香商店からの緊急の知らせを受け店舗前に空間移動したがそこには既に明日香もあんずもいなくなっており従業員に聞くと既に拘束され連れ去られたようだった。
店内は混乱しており急遽営業を中止することを指示し現場を見ていた人たちに聞くとサウザンド商会の本部がある場所と真逆の場所に馬車が進んでいったようでたどるように追跡するとそこはリムゴーラ市と領都バノック市とリオー町に分岐する街道だった。
街道は衛兵もおらずこれではどっちの方向に進んだのかわからない
そう思っていると援軍がやってきた
それはテオが派遣した領兵と王宮騎士団そして王宮魔法師団の総勢600名だ
「殿下!ご無事ですか?」
「俺は大丈夫だが明日香商店の店主とその家族が連れ去られた
王宮魔法師団は追跡魔法を発動しその他はサウザンド商会の家宅捜査と従業員を拘束しろ」
「「「「「はっ」」」」」
指示を出すとそれぞれが慌ただしく動き始めた。
夜になりサウザンド商会の家宅捜査と取り調べが終わった頃追跡を指示した魔法師団が報告に来た
結果は惨敗である一定地点までは追跡できたがちょうど分岐する地点で馬車の痕跡が完全に消されており追跡不能になったようだ。
念の為分岐地点から両方向を捜索したがそちらも痕跡なし
完全に暗礁に乗り上げた。
取り調べの方も幹部を含め従業員はなにも情報を吐かずその中でも副会長の人間は事前に仕込んでいたのか服毒自殺をしなんの情報も得られなかった。
「こうなったら暗部を導入するしかないな・・・」
父上に念話をし追跡・家宅捜査・取り調べ共に情報を得られなかったことと暗部を動かしてほしい旨を伝えた。
すると既にテオから報告を受け暗部を派遣したと伝えられた同時に状況を鑑み明日の夜までに蹴りをつけるよう指示された。
完全に日が昇りきる前暗部の管理官から報告を受けた。
どうやら拠点は発見できずじまいではあったがサウザンド商会が奴隷オークションを開催する会場を突き止めそこが王都にある娼館の地下であることが判明した。
ただし既に買い手がついている可能性もあるという報告も同時に受け開始時刻とそこを出入りする貴族達の情報も入手した。
チャンスは一度きり
ここで失敗したら二度と明日香とあんずと会えなくなる
それだけは避けたいので人数は最小限にそして明日香とあんずが出品され落札されたタイミングで現場を抑えることを指示した。
そしてそこに出入りする貴族に対し処分を軽くする代わりに強力することを約束させ奴隷オークションに挑むのであった。
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かなり深い眠りから覚め辺りを見ますとそこはまた違う場所で比較的大きい移動式の檻に閉じ込められており周りには同じ境遇の男女が拘束・監禁されていた。
だが今回は全身頭の先から爪先までくまなく拘束され身動きひとつ取れないようになっていた。
悪趣味な仮面をした屈強な男たちは順番に檻から出され女性には局部が丸出しの悪趣味の衣装と一度嵌めたら絶対に外せないと謳う頑丈そうな枷で厳重に拘束され男性は全身丸裸の状態で同じく頑丈そうな枷で厳重に拘束されていた。
様子を見ていると全員無理やり発情させているようで辛そうにしている人たちが多かった。
しばらくして私とあんずちゃんは周りと同じように悪趣味な衣装と拘束を施され今度は壁に繋がれた。
拘束を解こうとしたが手がグーの状態で鉄球のようなものの中に押し込まれているので物理的にも発動されないようにされていてなすすべがない
壁に繋がれた人が順番に連れて行かれいよいよ私達の運命の瞬間がやってきた。
鎖を引っ張られ無理くり歩かされるとそこには異様な熱気と悪趣味な仮面をつけた人たちが大勢いた。
呆気にとられていると司会役の人が私達の説明をし始めた。
「さぁ今回の奴隷オークションの目玉商品の登場です!
まず黒髪ロングの奴隷から説明をいたします!
この者は最近話題のリムゴーラ市に構える明日香商店の店主須藤明日香です!
そして隣の獣人族の猫耳の者はその店主の子どもであんずです。
両方とも生娘なのであなた好みの奴隷に仕上げられます!
開始価格は本日最高値の金貨500枚からです!」
説明が終わるとどんどんと入札されあっという間に金貨を超え更に上の単位白金貨40枚を超えた。
あまりにも高額すぎる値段に意気消沈している者が多い中2人が競り合い最終的には白金貨94枚で落札された。
この瞬間をもって私が密かに想いを抱いてシャルさんに二度と会えないことと売れなかったら開放されると期待していたことが粉々に打ち砕かれ再び元いた比較的大きい檻に戻されそうになった瞬間1人の男性が立ち上がる
それと同時に武装した男たちがドンドンと流れ込んだかと思うと1人のきらびやかな格好をした男性が現れる
「私はシャルロット・ヴィルヘルム!
私の名と女神レティスリール様の名においてこの奴隷オークションの中止と無実の奴隷の解放を命ずる!!
異議のあるものは力尽くでねじ伏せる故覚悟せよ!!!」
そう宣言すると一斉にステージに向かって突撃する
驚いた屈強そうな男達は慌てて私を連れて行こうとし抵抗していると鞭を打たれ強制的にステージから引っ込めようとしたその時
「明日香!!あんず!!遅くなってすまない!!!」
シャルが変装魔法を解除し悪趣味な仮面を脱ぎ捨てると私とあんずちゃんをステージの裾から流れ込んできた領兵さんたちに保護された。
「彼女を至急王立ヴィルヘルム病院まで頼む!」
「「「「はっ」」」」
そう返事すると領兵さん達に病院まで厳重な警備の病院まで搬送された。




