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明日香商店開店します!

自宅に帰り明日販売する分を近所の100円ショップで仕入れた。

今回お試しだったので1万円分だったがタイムリーなことに親戚から卒業祝いとしてお金を頂いた。

その金額10万円

今回はそれを元手に大量に商品を購入しマッチを多めに購入することしにその他あの世界で貴重そうだった調味料類とお菓子も仕入れ明日以降の仕入れを終わらせた。

家に帰りレティスリール大陸側の店舗兼自宅にある商品棚に陳列する

陳列を終える頃には既に11時を回っていたが綺麗に商品を陳列することができた。

明日に備えレティスリール側で就寝し翌日の大体10時頃になると市役所の職員さんがやってきた。

「おはようございます!昨日お話をしたアナスタシアと言います。今日はお店の開店に関する手続きをするため参りました。」

お互い挨拶をしリビングに職員さんを通すとカバンから昨日とは別の資料と手続きに必要な書類を取り出し机に置かれた。

職員さんの説明ではここは比較的大通りに近く規模もそこそこ大きいので手数料として銅貨50枚が必要なことと取り扱ってはいけない商品等お店の経営に関することや規則を説明してくれた。

取り扱ってはいけない商品は特に問題なさそうだったが今後販売する可能性があるものを聞くとどれも問題なさそうだった。

お酒は追加で税金を収める必要があるらしいので暫くの間は扱わないことにし開店に必要な銅貨50枚を渡すと仮の営業許可証を渡された。

「こちらは今日から営業を許可する仮の営業許可証になります。

かならず見えるとこに掲示してほしいのと後日正式な営業許可証が発行されたら必ずそちらと交換してくださいね」

そう言うと職員さんは買える準備をし始めた

職員さんにお礼を言い見送った後早速営業を開始すると最初は閑古鳥が泣いていたが次第にお客さんが来始めた。

すると昨日の噂が広がっていたのかマッチや消臭剤が飛ぶように売れた。

なかには明らかに貴族っぽい装いをした人も来ており一時はそこそこ広いはずのお店がぎゅうぎゅうになっており中に入るための待ちが発生していた。

今日新たに販売を開始した商品も売れ行きは好調で営業が終了する頃には昨日仕入れたはずの大量の商品が全てなくなり営業を早めに終えることになった。

純利益は40万円で明日香にとって最早現実世界でアルバイトをするよりも圧倒的に高収入だった。

「アルバイトを辞めてお店の経営に集中したほうがいいかも・・・」

そう思いながら現実世界に戻りまた近所の100円ショップで仕入れをした。

そして今回は30万円分仕入れを行い店員さんがかなり驚いていた。

そりゃそうだ買い物カゴ50個分の買い物なんて私でもしたことないからね!?

そう思いながらレジ袋の中に空間収納を繋げそこにどんどん商品を詰め込んでいく

家に帰り昨日と同じように商品棚に陳列しながら考え事をしているとあることに気づいた

「これアルバイトを雇ってレジも導入したほうがいいのでは・・・?」

アルバイトを雇うのはともかくレジ導入はフリマアプリで比較的安く売られていることを確認したのでレジと自動釣銭機のセットを2個34,000円で購入した。

届くのは明後日とのことだったので届き次第スキルで改造しお店に置くことにした。

明日香の中では既に今月末でアルバイトを辞めることを決意し明日香商店に集中することを決めていた。

レティスリール大陸でお店を開けつつアルバイトをこなすのはいくら3年間学校に通いながら続けていたとはいえ体力的にもきつかったのでどちらかを辞めなければいけない

せっかく女神様から貰ったチャンスを捨てるのは申し訳無さすぎるし現実世界と比べて自分の居場所が明確にある今アルバイトを辞めるというのは合理的な考えなのであって多少の設備投資をした現状どちらかを選択するかは言うまでもない

加えて3年間アルバイトを続けてきて有給休暇も2週間分溜まっている

そうと決まれば明日アルバイト先に退職する旨を伝え残りの有給休暇も取得しそちらも設備投資に当てることを決めた。


出勤日の夕方に店長にバイトを辞める旨と残りの有給休暇を使用する旨を伝えた。

表向きの理由として就職活動に専念したいということを伝えた。

店長は最初こそ突然のことで驚かれたが背中を押してくれ応援してくれた。

勿論3年間で明日香商店の経営が軌道に乗らなかったらその時はアルバイトに戻ろうとも思っていたので就職活動が失敗して親戚からの援助も打ち切られそうになったらもう一度雇ってほしいということを伝えるとそちらについても了承してくれた。

そして仕事が終わり明日からは本格的に明日香商店の経営に力を入れる

今まで絶望でしかなかった自分の人生が夢と希望に満ち溢れた人生になることは予想できなかったが女神様のお陰で充実した毎日を過ごせそうなのであった。


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