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明日香商店改め明日香商会本店グランドオープン!!

とある夏の昼下がりに30℃越えにも関わらず大勢の人が並んでいる場所に明日香商会本店がオープンをまだかと待ち望んでいる人でにぎわっていた。


6月の初旬に一旦店を閉め私達一家は1か月半の間王都で暮らしていた。

王都というだけあって色々なお店を回ったり一足先にオープンした明日香商会王都店のスタッフに指導したりと中々充実した日々を過ごしていた。

最初こそ私自身警戒していたがスタッフの人は想像とは裏腹にとてもフレンドリーで上が腐っているだけで実際は違うよ等と声をかけてくれたり待遇改善に大喜びしているものまでおり今となってはよき仕事仲間として成立していた。

そんな日々を過ごしているとあっという間に本店が完成した知らせを受け後ろ足引かれながらもリムゴーラ市へと帰った。

帰ると久々にみるリムゴーラ市の光景とそこには似合わない5階建ての石造りの建物が出来上がっていた。

早速中へ入ると私がオーダーした通りにこの世界では珍しいエレベーターを2機と広々とした店内に日本から仕入れた業務用エアコンや元の設備などまさに日本と変わりない設備が備わったお店に仕上がっていた。

不良個所がないか内見をしていると居住スペースに謎の手紙が置いてあった。

それも私以外に読まれないように厳重に封をされた手紙のようで封をあけると女神様からの手紙だった

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明日香へ

お店の新築&明日香商会立ち上げおめでとう♪

私からのお祝いとしてどこでも日本とレティスリール大陸を行き来できるスキルと勝手に商品を仕入れすることができるスキルをプレゼントするね!

あと家族を日本に連れて行っても大丈夫だからね


P.S

サウザンド商会の件助けてあげられなくてごめんね

でもどうせあいつら死刑になると思うからお仕置きは明日香の分までたっぷりとしておくから安心してね

それではまた


あなたの味方レティスリールより

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手紙を読み終え私の引き出しにしまい試しに冷蔵庫・オーブンレンジ・電気ケトル・IHクッキングヒーターを念じてみると目の前に段ボールの山ができた。

開封するとどれもちゃんと思い描いていた通りのものが出てきてびっくりした。

早速このスキルを使って販売する棚や各フロアに3台のレジと自動釣銭機・防犯ゲート・商品管理シール・扱う予定の商品を念じてあっという間に必要なものがそろった。

費用は全て手持ちのお金から引かれていたがあまり気にならない金額だった。

とりあえず念じて出てきたものを仮配置して明日以降に準備することにした。

夜が明けテナントとして出店希望をだしたお店の区画案内や1週間後に控えたリニューアルオープンに向けた準備が本格的に始まった。

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1F 食品フロア ホアンさんの八百屋さん・お魚屋さん・お肉屋さん ストリートフード屋さん 明日香商会直営の喫茶店

2F 飲食店街・雑貨 元右隣の雑貨屋さん ストリートフード屋さん 王都でそこそこ有名なレストラン

3F 明日香商会本店 衣料品・住居用品・趣味・娯楽品・おもちゃ・ユミアの錬金術店

4F 明日香商会本店 均一ショップ・加工食品 

5F 居住スペース

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とイ〇ン程ではないが地方のショッピングセンター並みの規模間になり各階に従業員やテナント用の休憩スペースや倉庫が設けられた。

そして今回の目玉は新業態の喫茶店でス〇バを意識した喫茶店を運営する予定で材料もすでに買ってある

最初は喫茶店を出すつもりではなかったが王都でコーヒーが流行っていて値段もかなり高かったので女神さまのスキルを利用して低価格の喫茶店をオープンすることにしたのであった。

そんなこんなで準備を進めスタッフへの教育やテナントフロアの確認・喫茶店のメニュー開発等色々やっているとあっという間に開店する日になった

リニューアルオープン記念セールのチラシを配ったので朝の開店前から長蛇の列ができている

列に並んでいるお客さんからは開店を今か今かと待ち望んでおりその熱気は市内の全域に広がっている。

本来は朝2の鐘(9時)に開店し夜1の鐘(18時)に閉店するという流れだがこのままだと他のお店に迷惑がかかりそうだということで日本時間で8時30分ごろに開店をした。

開店と同時にお客さんが店内に大量に流れ込みあっという間に大混雑になった。

入店するお客さんへの粗品として用意したクッキーとティッシュの詰め合わせは開店から20分程でなくなってしまうほど大盛況だった

「2万個用意してたけどあっという間になくなりましたね・・・」

サウザンド商会の元従業員がそうつぶやくと元からいる従業員は「こんなの想定済み」と言わんばかりの顔をしていた。

準備期間は2か月とそこまで長くなかったが明日香肝いりの新事業ス〇バみたいな喫茶店はお客さんに受けたようで開店30分で全ての材料がなくなり早々に閉店していた。

この世界ではちょっと高い銅貨7枚~という値段だったが貴族や商人だけでなく一般市民にも受けたのはとても嬉しかった。

1階の食料品売り場ではホアンさんや新しくこの町で開業することになったカインさんの精肉店とノアさんの鮮魚店にも長蛇の列ができていた。

ホアンさんに至っては開業してから一度も大勢のお客さんが一気に来るということはなかったようでうれし泣きしており奥さんの方は最早呆然としていた。

その状況はストリートフード店の方も同じようで昼1の鐘(12時)前にはストリートフード店も在庫切れで閉店していた。

2階の方に目を向けるとバルドさんの雑貨店は明日香商会の雑貨売り場の影響かそこまでお客さんはいないがこれでも多いらしい

月替わりのストリートフード店は1階と同様大盛況でこちらも昼1の鐘(12時)前には完売していた。

2階のキーテナントの王都でそこそこ人気のある「麦と香草」というお肉とパンが売りのレストランで3階へ上る階段にまで行列が出来ており昼の部の営業は今ならんでいる人で終わりという異例の事態となっていた。

というのもこのお店は今まで王都に行かないと食べれないお店だったがタイミングよく2号店の出店を模索していたところ商人ギルドのテナント募集の張り紙を見たようで出店したそうだ

朝2の鐘(9時)から夜3の鐘(0時)まで営業するそうなので1階フロアと2階フロアは他のテナントが終了後列形成用のロープが設置される予定でゆくゆくは〇-Parkの様なシステムも導入したいところだ。

明日香商会本店のフロアは今まで扱っていなかった商品も多く取り揃えユミアが作ったポーションや便利な魔道具等様々な商品を取りそろえた結果どのフロアよりも一番混雑するという結果になった。

勿論そこは明日香自身も想定していたようで通常の仕入れの凡そ30倍もの量を仕入れたがそれでも欠品する商品が発生するほどで度々お客さんにお詫びし次回使える割引券を渡していた。

レジでは途切れることのないお客さんがひっきりなしに押し寄せ休憩をする暇がないほど忙しくレジ係は半分泣きそうになりながらもなんとか捌いている状況のようだ。

ユミアの錬金術店は相談の結果明日香商会が出資するお店という位置づけになり3階フロアの一角に店を構えることになった。

ユミアは国家資格である「中央錬金院公認術士」の上級資格と「国家認定薬術士」を持っている為病院で処方されるような薬も調合することができ最強の錬金術士といっても過言ではない

実際にお医者さんからの処方箋を持ってくれば薬を調合するということをチラシに書いたためオープン初日にも関わらず調剤を求めるお客さんがそこそこいた。

中には貴族と思われる女性が魔道具の作製依頼を出す光景も目にした。

雑貨と違い魔道具やポーションといった専門知識が必要なものを多く扱っていることからこちらは購入目的というより見学するお客さんが多いという印象だった。

それでも昼2の鐘(15時)には欠品する商品が出てきたようだが明日香商会本店の手伝いをすることができるレベルの混雑具合のようだった。

閉店時間である夜1の鐘(18時)の頃には戦争でもあったのかというレベルで商品がほぼすべて空になっており従業員はぐったりしていた

「こんなのサウザンド商会で経験したことないよ・・・・」

「これ明日香商店よりも混雑酷いんじゃ・・・」

「初仕事でこれはキツイ・・・」

などと愚痴をこぼしており明日香が労いの意味も込めて「麦と香草」の食事を奢ることにしたのであった


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