オマケ話 『英雄外伝 其ノ一』
今回は磨天についての話です。
俺は今日、とある高校に入学する。
試験を無事突破し、この難関校に合格することが出来た。
まぁ、筆記はギリギリだったけど...。
ともかく、俺は今日この学校に入学する。そして、立派な異警軍になるのだ。
◇
俺は教室へ向かう。学校は広い。
迷った。
教室の場所が分からない。
「しくったなぁ...」
仕方ない。ゆっくり探そう。
慌てても意味は無い。
そして1時間が経ち、ようやく自分の教室を見つけた。
俺は意を決して扉を開けた。
教室を見ると、全員が少し驚いた表情で俺を見ている。
なんだ?顔になにかついてたかな?
すると、先生の様な人が俺に言う。
「45分の遅刻だ。初日からたるんでいるな」
俺は呆然とする。そして、口を開く。
「あれ?ホームルームってもう終わりました?」
「とっくに終わっている。座れ。授業に間に合っただけ、許してやる。お前の席はそこだ」
そして、先生は上の方の席に指を指す。
俺は急いでそこへ向かう。
隣には女子が座っていた。
「私、八月。よろしくね」
そして、俺に話しかけてきた。
俺は軽く、
「よろしくな」
と言った。
先生は話し出す。
「よし、遅刻したやつがいるのでもう一度自己紹介をしよう。私は神藤 史郎だ。しっかり覚えておけ首席」
先生は俺の方を見る。
失礼だな。他人の名前くらい覚えられるって。
えっと、新庄 五郎だっけ?
まぁいいや。そのうち覚える。
仮にも担任だし。
そして、歴史の座学が始まった。
◇
「そうして、過去の英雄の───は、巨大───を─────である」
眠ィ。内容が頭に入ってこない。
誰だっけそれ。聞いたことあるような無いような...
まぁ、いいや。寝よ。
俺は眠りにつく。
「──ろ。────きろ。────おい、起きろ。首席」
俺は突然目を覚ます。
「話を聞いていたか?」
「マックロジが組長を殺したって話ですよね?聞いてましたよ?」
「誰だそいつは?無黒慈だ。それに組長ではない。巨大犯罪組織だ。しかも殺した訳では無く、壊滅させたのだ。一言一句聞いていなかったようだな。...放課後、お前は居残り補習だ」
「なんでだよぉ!!!!!」
「いや、当然だろう...」
「嘘だぁぁぁぁぁ」
「嘘じゃない。よし、次は数学だ。各々、準備をするように」
「...クソォ」
俺は無言で悔しんだ。




