オマケ話 『無黒慈の一日』
ここは神界。
神の生きる世界。
「ふあぁ〜あ」
無黒慈はいつも昼過ぎに起きる。
「...もう1回寝ようかな」
稀に一日中眠っている。
そこへ草花がやって来る。
「あ、起きた!」
走ってくる。
「もう!遅い!寝すぎ!」
無黒慈は寝る体勢に入る。
「いや、寝るなし!」
「また、お小言か?勘弁してくれよ」
「いや、アンタのせいでしょ!」
草花は呆れる。
「ハア、このやり取り何度目?いい加減疲れたんだけど」
「知らね」
無黒慈は寝る体勢に入る。
草花はもう注意する声も出なかった。
そして、無黒慈が再び目を覚ますのは夕方になるのであった。
◇
「ハア、もっと寝てても良かったな」
無黒慈は愚痴を言っていた。
それもそのはず、他の神達に無理矢理起こされたからである。
他の神達にとってはいつもの事だった。
「本当にこんな調子でいいのか?」
天照は無黒慈に聞く。
「問題ねーよ」
無黒慈は興味無さそうに言う。
天照は再び…
「でも、アイツが動き出したら…」
と聞く。
「まぁ、その時はその時だ。気長に待とうや」
「…そうか?なら、まぁいいが…」
その時、無黒慈は不穏な空気を感じ取っていた。
◇
無黒慈の主な仕事は、各世界の管理と監視、そして、世界バランスの調和である。
まぁ、平和な現在ではほとんど仕事が無い。
つまり、無黒慈がサボるのに最も適した仕事である。
…ちなみに仕事はほとんど無いが、この世で最もこなすのが困難と言われている神の仕事である。
というか、無黒慈にしか出来ない仕事である。
ちなみに本人はやる気がないので、草花が管理・監視を行っている。
そのため、草花は無黒慈の世話係の様なものになっている。
ちなみに草花の方が倍以上に苦労している。
なんでだろう。
まぁ、無黒慈のせいか。
無黒慈が仕事場に着く。
そして、布団を引いて寝るのだ。
そして、それを草花が叩き起こす。
その後、渋々、無黒慈が監視を始める。
そういう一日。
そして、無黒慈が転生騒ぎを起こすのはもう少し後なのだった。




