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Lei-VERT!  作者: 弐式
11/47

第4話 私と私と俺の道3

どうしよう。


それが俺の今の立場を理解した後真っ先に頭に浮かんだ言葉だった。



「俺、機械の作り方とか知らないんですが。」

「・・・使用方法を知ってるだけで十分でしょう。まず私達は【キカイ】という名さえ知りませんでした。」



あwせdrftgyふじこlp


ええええエ偉い事だ。ヤバいじゃyん。

素晴らしい勢いで冷や汗が止まらない。



「この事を知られたら俺やばいですか?」

「他言は無用です。人生棒にふる事になりますよ。」



ヤッパリですか。なんてぇこったい。

俺は普通の、一般人の日常が良かったんです。暇とか言って本当にすみません。調子こいてました。だから神様本当に家に帰りたいです。


神に対して許しを請うてみた。でも無駄だった。神め、このやろう。



「さて、それで貴殿はこの事実を知った今、どうするのだ?」

「どうするって・・・。」



なんか嬉しそうにアイゼルが話しかけて来た。もう呼び捨てだあんたなんか。くそっ、あんたが言わなきゃ気付かなかったのに。いや気付いてよかったけど。



「メリカナも、貴殿は騎士だろう。王に報告するのか?」



騎士!?メリカナさんって騎士だったのか・・・。って、えぇ!?王様に報告!?この裏切り者!!!あんたもさん付けしてやんないからな!!!


そう思っていると、不意にメリカナが笑った。

それもあれだ、奇麗なんだけど。こう、悪役っぽく、奇麗に笑った。



「アイゼル。今ちょっと面白い事思いついたんですが。」

「そうか、奇遇だな私もだ。」



なんか駄目な事考えてるっぽい。

はっ!まさか俺が機械を知ってるからって俺の知識を使って国家転覆とか企んでるんじゃないだろうな!

この年で革命家とか嫌過ぎるっ!



「そんな事考えていません。」



心の声が外に漏れていた。錯乱してたんだからしょうがない。



「ただ、ちょっとね。」



そういって語りだしたメリカナの顔は、なんていうか。

ストレス社会に疲れきったサラリーマンみたいな顔をしていた。





「私、気付いてるかわからないですが女なんですよ。」



はぁ、そうだったんですか。



「ヤマウチ殿の住んでいた所ではどうか知りませんがここでは女は弱者という考え方が広まっていましてねぇ?」



・・・そりゃ、大変でしょう。



「そうなんですよ・・・。大変なんですよ・・・?それはもうとても、とても。嫌がらせは良くあうし?いつもどうでも良い仕事で失脚させようと先輩方はやってくるし?まともな仕事と思ったら書類には無い獣が出て来て仕事の邪魔するし?飯はいつもそこらの兵士と同じだし?仕事の度に上司から女かよって視線が来るし?はたまた極めつけは夜上司に仕事の報告しに行ったら夜這いかと思われたし・・?」



そう、それで、あの。

俺にどうしろと。



「別に国家転覆なんて恐ろしい事を企ててるわけじゃないんです。」



へぇ。



「ただちょっと、国家機密に匹敵するあなたを馬鹿正直に王に伝えず自身の手のうちにおさめといても、罰はあたりませんよね?」



あの、それって国家反逆罪とかにはならないんでしょうか。

隣の兄ちゃんも良く言った!面白いから手伝うよ!な顔してないで、この方をどうにかしてください。










平和な日常をおさらばさせられた青年。

ストレスと闘う外道騎士な女性。

世界の中心は私と信じて疑わない男性。


彼等が選んだこの道は様々な分岐点の後どこにたどり着くのでしょうか。

それは神のみぞ知る事?いいえ


それは彼等が紡ぐ物語の先にあるのです————

全体的に出会い編終了!

凄い更新速度だ!だが一度手を止めると続きを更新出来る気力が間違いなく溜まらない!!!

文章の練習も兼ねている所もあります。文章がおかしかったらすみません・・・。

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