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70話

 この避難所で手に入れた情報によると、市街地は特に変わったモンスターは出現せず、既に図鑑に登録されているモンスターばかりだった。

 しかしちょっと山の方へはいると、図鑑に載っていないモンスターが出ると言われ、とりあえず山を目指すことにした。

 避難所の人たちはそのモンスターの見た目が強そうなので、あまり山の方へは行かないそうだ。

 避難所の人たちに期待を込めた視線で見送られる。そんなにすぐうどんの材料は見つからないと思います……


 しかし山とお寺が多いところだ。空から絶景を眺めてそんな感想が出てくる。お遍路さんは、この険しい山道を行くというのだからすごい。


「車でもきつそうな道がいっぱいだよ。早いうちにゼロと会えて良かったよ、ほんと」


 世間話をしているとあっというまに山に着く。ストレイドッグやキラーラビットの反応に混ざって、未登録の反応がチラホラとある。こいつが情報にあったモンスターかもしれない。さっそく降りて狩ることにする。

 発見したモンスターは全身に雷をまとった四本足の獣だった。見た目は犬っぽいかんじで、体長は二メートルくらいはある。たしかに強そうだ。こちらに気づいていないうちに、まずは遠距離から収納で足元に落とし穴をつくり埋め、追尾をかけた弓で攻撃する。

 動きを封じられたモンスターは、あっさりと頭部に矢をうけて消えていく。思ったより弱い、ドロップを回収する。


 76番 タヌーン アイテム1 揚げ玉 アイテム2 変化の葉


 モンスター図鑑を確認すると、そこに載っていた画像は先ほど倒したモンスターとは全く違った姿をしていた。

 どう見てもたぬきだ。アイテムから予想すると、強そうなモンスターの姿に化けていたというところだろうか。

 変化の葉の説明をみても、一定時間モンスターの姿に化けられると書いてある。

 その後もタヌーンを狩っていく。クレセントベアや空虎などの威圧感のあるモンスターに化けているが、生命感知でネタバレしてるうえにそれらのモンスターはすでに楽に倒せるので、特に困らない。収納に揚げ玉と変化の葉がたまっていく。

 たぬきうどんが作れるなと、タヌーンを狩っていると最初に出会ったタヌーンが化けていた雷をまとったモンスターに出くわす。タヌーンの反応ではないので、こいつは本物だろう。

 再び落とし穴に埋め、サクッとトドメを刺す。弱い。


 77番 サンダーウルフ アイテム1雷狼の毛皮 アイテム2 スクロール(下級雷魔法)


 見た目は割と強そうだったが、あっさりと倒せてしまう。こちらもレベルが上がっているからというのもあるが、ここら辺のモンスターは全体的に弱めなのかもしれない。

 雷狼の毛皮は素材系のアイテムのようで、雷に耐性があるみたいだ。


「下級雷魔法は初入手だな。どれどれ」


 さっそく使用してみる。身体の反応速度をあげる瞬雷と、大音と光で動きを封じる、爆雷。物に雷を一定時間付与する蓄雷か。

 中々良いのが揃っている。シュナイダーの分も集めるついでに試してみるとするか。


 キラーラビットに爆雷を試すと、耳が良いせいかそれだけで倒せてしまった。ハーピーなんかの空を飛ぶモンスターにも爆雷は有効で、近くで使ってやるとぽとぽとと地面に落下していく。蓄電の方はその辺の石ころに付与してクレセントベアに投げてみると、ビクンと身体を硬直させたものの三秒くらいで効果がきれた。即死させるほどの威力はないようだ。

 怒って襲いかかってくるクレセントベアを、シュナイダーがタイガークローで切り刻む。瞬雷で以前よりさらに動きがキレを増している。


 山から場所を変え、海のモンスターにも試してみようと海中に爆雷をぽいっと投げ入れる。ドンという大音量とともに閃光がほとばしり、水中にいた水棲モンスターや、巻き込まれた魚たちが気絶して浮き上がってくる。

 モンスターと魚にトドメを刺してドンドン収納していく。爆雷が思った以上に有能で嬉しい。

 新種の海棲モンスターを求め、爆雷で狩りをしながら移動していると、海面に渦を巻いている場所までやってきた。


「おーこれが有名な大渦か。すごいな」


 シュナイダーと水流操作で人工の渦を作って遊んでいると、モンスターの反応が一つ近づいてくる。未登録のモンスターだ。

 遊ぶのをやめて、ゼロに少し高度を上げてもらい様子をうかがう。こちらの真下にいるようだ。

 先制で爆雷をプレゼントする。シュナイダーとのダブルだ。

 怒ったのか驚いたのか、海中からモンスターが姿を現わす。巨大なタコが太く、長い足をこちらめがけて伸ばしてきた。

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