表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リスク無しの神様転生チートをお願いします。  作者: てらにうす
第1章 邪神>テラ
89/165

89 ある狐の視点Ⅱ

エンタリウム歴30年10月16日


side タンタラ


コンコン!3日前、戦後処理が決定されて一応今回の戦いが終わりました。

私は、カゼリア様の切り込み隊に所属して参加しましたが、戦闘行為を行うことは無く終わりました。

実はかなりほっとしてます、コン。


全然訓練をしていないので、カゼリア様でさえ不安そうでした。

となれば、私達が不安じゃないわけがないです。

だから、今回は戦いは立ってるだけで済んだのは助かったとカゼリア様が言ってました。


見習い魔術師をまだまだ抜け出せない私達は、学ぶことが非常に多いです、コン。

でも、私の魔力総量も少しずつ上がってきているようなのです!エッヘン!

それに、トモデレン様に魔力回路の回し方が上手になったと褒められたのです!

おかげで、前は1度しか使えなかった魔術も3度は使えるようになりました!コンコン!


シンドレア攻略作戦の後、元アッシュビレーンの人達が奴隷から解放されましたが、それに混じって魔術の才能がある人達がご主人に譲渡されたそうで、私達にも後輩ができたのです。

もっとも、私達も前と違って最近は仕事をしながら、トモデレン様の授業を受けているので昼にうけていたトモデレン様の講義は、今じゃ夕方からなのです。

後輩たちは、ちょっと前、私達がそうだったように朝か昼、トモデレン様の都合の時間がいいときに講義を受けています。

なので、なかなか知り合う機会がなかったのです、コン・・。


つい最近、やっと一人後輩と知り合えました!コンコン。

やっぱり自分が獣人なので、獣人の見習い魔術師ときくと興味が湧いてしまうのです。

私は身長が高めなのもあったのですが、その子も狐族で私よりずっと身長が低く小さい子でした。

狐族は獣人の中では魔力が高く、魔術の才能がある子がでやすいそうです。

私は髪も目も藍色です。だから水属性しか使えません。

その子は、不思議なことに髪も目も銀色なのです。

そんな属性なかった気がするのですが、コン。


その子と知り合った場所はカルーシェのところです。

子竜なんて、普通の人生を歩いていては絶対に知り合うことは出来ません。

皆興味深々だったのですが、カシャラクシャラさんが通い詰めるようになってから、見習いの私達でも遊びに行っていいんだと分かり、お邪魔にならない程度に遊びに行くようになりました。


カルーシェは撫でると非常に気持ちがいいです。

優しくなでると痛くはならないようですが、すぐに瞼がうとうとし始めます。

少し強くなでるのも喜びますが、これは肌が弱いので同じところを撫で続けてはいけません。


カシャラクシャラさんは最初カルーシェを独占しようとしたらしいですが、ご主人に怒られて、あんまりそういうことを考えていると部屋に入るのを禁止すると言われてからは、見てるだけでも幸せそうにニコニコするようなりました。

だから、私達も順番に可愛がっています、コンコン。


その日もカルーシェに会い来た私でしたが、紅玉炎竜様の家の窓から中を覗こうとピョンピョン飛んでいる狐族がいるではないですか。思わず歩く方向を変えて、その子のところに行ってしまいました。


『うう、届かない、コン・・。』


窓の中が見たいようでした。

私は思わず脇を抱えて持ちあげてしまいました。


『コ、、コン!!あぅあぅ。』


持ち上げてあげた子は真っ赤になってしまって中の確認どころではないようです。慌ててその子を降ろしました。

何か悪いことしてしまった気がしたので素直に謝ることにしました、コン・・。


「何か困ってるようなので、手伝ってあげたかっただけなのです。

迷惑になってしまったようでごめんなさい、コン・・。」


『こちらこそ手伝おうとしてくれたのにゴメンです、コン。』


う・・。女の私が言うのもなんですが可愛いです・・。

身長は150cmほどでしょうか、銀色の耳に銀色の髪、銀色の目!

全てが銀色なんです。


「もしよかったらお話ししませんか?」


『はいです。』


カルーシェのところは人が多いので、中庭の外れのほうのベンチに座ってのんびり話します。


「あそこの窓から覗かなくても、中に入ればカルーシェを見れますよ?」


『カルーシャだけが目的じゃないです、コン・・。』


紅玉炎竜様でしょうか?

でもあの方は、ご主人以外の方とはなれ合いません。


「紅玉炎竜様はご主人以外の方とは・・仲良くされないですよ?」


すると慌てたように


『そんな恐れ多いこと思わないです、あぅ・・。』


といって顔を左右に振ります。


「となると、ご主人ですか?」


聞いた瞬間に顔がぼんっと言う感じに真っ赤になりました。

なんとわかりやすいのでしょう・・コンコン!


『あぅあぅ。・・です。』


畏怖の対象とされることが多いご主人に恋心を抱くとは珍しいです。

いや、私達や旧アッシュビレーン組のように前からいた人達はまた違うのですけど。

うーん。

会うくらいなら・・?

正直テスタロッサ様が恐ろしいのですけどね・・。

ああ見えて、ご主人は恐ろしく身持ちが固いです。

あんなにたくさん女性が周りにいるのに、性奴隷は2名でおまけに抱いているのはイゼア殿だけとか。

イメージとは全然違いました。

ともかく、会うくらいなら応援してあげるべきですね!コンコン!

ドンっと胸を叩きます!


「ごほっ、ごほっ・・。うぅ・・。」


うっ、私は格闘家でもあったんでした。

力いっぱい叩けば痛いにきまってます。


『だ・・、大丈夫です?』


「い・・いえ、大丈夫です・・。」


胸をドンと叩いて任せとけといいたかっただけなんです・・。


「まず名前からですね!私は見習い魔術師初期組のタンタラです。

よろしくです、コンコン!」


『私は見習い魔術師2期組のフェーンです。こちらこそです、コンコン。』


お互い狙い澄ましたように同時にお辞儀をしてしまいました。


「ぷっ、はははっ。『ふふっ。』」


一緒に笑い出してしましたが、それで肩の力が抜けたのか普通に話してくれるようになりました。


『私はご主人を間接的にしか知らなかったのです、コン。

だから初めて知ったのは奴隷契約の時でした。

契約の際にこんな小さな子にするのは忍びない解放しろといってくれたのです。

でも、村に戻ってもまた売られて村の食費の足しにされてしまうです。』


私と似たようなものです。

それにしてもさすがご主人。

良いこと言うのです。


『だから、家事も必死にしますので、奴隷にしてください。性奴隷は嫌です。

とお願いしました、コン。』


私も沢山の雄に言い寄られたから分かります。

性奴隷は嫌ですよね、コンコン・・。


『魔術の才能があると聞いている、環境は与えよう。勉強を頑張ってみるといい。そうすれば魔術師になれるから、戦闘奴隷として契約しておこう。といわれましたです。

それで性奴隷を回避するために今頑張って勉強してるです。コン。』


「なるほど。それでご主人にお礼をいいにきたのですか?」


首を左右に振り否定したあと、


『その契約の時に優しく頭を撫でられてとても幸せな気持ちになれたです。

だから、また撫でてくれたらなとおもってここにきたです。

カルーシャを良く撫でているというのでついでに撫でてもらえるんじゃないかと・・コンコン。』


と真っ赤な顔をしていいました。

ついでに撫でてもらおうなんてなかなかのやり手ですね、コン!

でも、そんなに気持ちいいのでしょうか?

私はまだ1度も撫でてもらったことがありません。


「私は撫でてもらったことが無いのです。そんなに気持ちがいいのですか?」


『です!です!』


ブンブンとすごい勢いで首を上下に振るフェーンちゃん。


「そこまでフェーンちゃんがいうなら、そうなのかもしれないです。

私もちょっとだけ興味が湧いてきました。

二人で協力して撫でてもらいましょう!コンコン!」


ウンウンと頷くフェーンちゃんは可愛いと思いました。

最近のご主人は確か捕虜にした兵達が多く、いくら奴隷契約しても終わらないと言ってると聞きました。

とすると、カルーシャを撫でに来るときは疲れ果てていて、私達の相手をしてもらうどころではない気がします。


「うーん・・、トモデレン様に聞いてみます。」


『何をです?』


それをこの場で行ってしまったらきっとフェーンちゃんはびっくりしてこないでしょうからね。

ここは黙っておくのがいいですね!コンコン。


「とにかく明日またこの場所に来れますか?

お昼を早めに食べてからここにです。」


『分かりましたです!コン。』



次の日。

自分でも運がいいとしか思えないですが、トモデレン様に任しておきなさいと言ってもらえました。


「お待たせしました!行きますよフェーンちゃん!」


『こんにちわです、タンタラさ、わわわ!ひっぱりすぎですぅ・・。』


時間もあまりありません。急がないといけないです。

かなり飛ばして歩いたのでそこまで時間は立っていません。


『あぅ、タンタラさん、ここの区画は私達見習いでは入れないはずです、コン・・。』


不安そうに私に手を引かれてくるフェーンちゃん。

それはそうです、王の私室がある区画ですからね。

私も本当はドキドキです、コン・・。

でも先輩ですからね!ここは頑張らないと!


トモデレン様が言っておいてくれたのでしょうか。

立っている衛兵さんが指をさしてどちらに行けばいいか教えてくれます!

おかげで数分で着けました。

フェーンちゃんの手を引きつつ扉をコンコンと叩くと。


『入りなさい。』


とトモデレン様の声がしたので後ろを向いてフェーンちゃんに頷きつつ。


「失礼します。」


とはいります。

フェーンちゃんも薄々分かっていたのでしょう。

どんどん顔色が真っ赤になってきています。


『というわけじゃ、テラ様。それじゃ儂はこれにて失礼するわい。』


『わかったよ、爺さんには負けたよほんと。』


ご主人を見たフェーンちゃんは『あぅあぅ・・。』と真っ赤になってぼーっとしてます。

部屋を出る時にトモデレン様は『頑張りなさい。』とウインクしてから出ていかれました。


『いつまでもそんなところに立ってないでこっちにきたらどうだ?』


「お久しぶりです!ご主人。」


フェーンちゃんをつれてご主人の近くにいき、隣に座ります。

当然フェーンちゃんを真ん中にして。


『言われてみれば結構久しぶりだな。タンタラと・・フェーンだな。』


名前を憶えていてもらって嬉しいのか、俯いていた真っ赤な顔を上げてブンブンと頷きます。


「ご主人は今休憩中とトモデレン様に伺いました!コンコン!」


『それは。そうかもしれないな。』


「ならカルーシャにするように私達を撫で撫でしてください!」


フェーンは顔色を見た限りすぐわかりそうなものですが、私もちゃっかり含めたのをご主人はびっくりしたようです。でも、私も試してみたいのです。


『まぁ休憩中だし。カルーシャを愛でるのと同じでいいんだな?

ほらフェーンおいで!』


その後フェーンちゃんを膝の上において、撫で撫でし始めました。


『あぅあぅ・・。』


最初は恥ずかしがっていたフェーンちゃんは時間が立つと共に幸せそうな顔になりそのまま


『すぅーすぅー。』


と寝てしまいました!その時間は10分くらいしかたっていません。

寝てしまったフェーンちゃんの頭をソファの枕に乗せました。


『ほれっ!』


トントンと腿あたりを叩いておいでと言うご主人。

恥ずかしいです、コンコン。

でも、試してみたいです。

女は度胸と聞きます。覚悟を決めて腿に頭を載せました。

ご主人はそのまま頭を撫で撫でし始めました。


『まさかあんなに異性を嫌っていたお前までこんなこと求めるとはねぇ・・。』


それはそうかもしれないです。

だって、欲望でぎらついた目で見られたら怖いんです。


『まぁ、進歩してるってことだろう。喜ぶべきことだ。』


撫で撫でが耳の裏あたりになります。

あぅ・・。

これは気持ちいいです。

フェーンちゃんの言っていたことは本当でした。

ほわほわして幸せな気分になります。


『・・・た。・こ・・・べ・・た。』


ご主人の話がもう聞こえません・・。

ほわほわしたまま、瞼を開けているのが重くて次第に閉じて行きました・・。




目が覚めたら、広めのソファーでフェーンちゃんと一緒に寝てました。

どうやら毛布をかけてもらっていたようです。

見渡すとご主人はいません。

当然です。仕事がありますからね。

そんなに長くは寝ていなかったと思うのですが・・。

私が起き上がったことでフェーンちゃんも目が覚めたようです。


『ここは・・。あ!あぅあぅ・・。』


起きたばかりなのにもう顔を真っ赤にしてしまいました。

そうだ!いつまでもここにいるわけにいきません。


「フェーンちゃん!いつまでもここにいちゃ駄目です。戻りましょう。」


コクンと頷くフェーンちゃんを連れ扉を開けるとメイドさんが扉のところで礼をしつつ。


『陛下より伝言です。

気持ちよさそうに寝ているお前らを見たら俺も少し疲れがとれた。

ある程度なら、来ても良い。とのことです。』


2人でメイドさんに頭を下げお礼をいって私達見習い魔術師の区画に帰りました。


『あ、ありがとう、タンタラさん、こんな幸せな思いができるとは思わなかったです、コンコン!』


はにかむフェーンちゃん。

うーん。こんな大冒険を共にしたのに他人行儀です。


「これからは名前は呼び捨てにしましょう。

ご主人に共に撫で撫でしてもらった同志です。」


『わかったです、タンタラ。よろしくです、コン。』


「こちらこそよろしくです、フェーン。」


その後私達は、また一緒に撫で撫でしてもらいに行こうと約束しつつ別れた。

今日はいい日でした。

友達が1人増えて。

それがとても可愛らしい子で。

その子と一緒に撫で撫でしてもらって。

こういうのをきっと撫で友というのでしょうか。

それにしても・・あそこまで気持ちのいいものだとは思いませんでした、コンコン・・。



side タンタラ end




+++現在のステータス+++


名前 ???→テラ

年齢 20

出身 地球→不明

身分 出身地不明により流民

所持金 銀貨200枚銅貨70枚

スキル(★1~★5まで)

   ★5 ジャッジメント(神罰LV2)

   ★5 顕現 new

   ★5 マッピング(邪神クラス)

       (敵対生物表示可、建物家屋検索可能。味方検索可能。)

   ★1 自己鑑定(詳細LV2)

加護 邪神(地球)の加護(全ての言語の読み書き可能、会話可能)

祝福 2外道の道(弱者を殺せば殺すほど、非道な殺し方をするほど能力上昇)

祝福 5不屈の意志(契約を破ると能力低下、契約を履行する限り能力倍加)

呪い 1黒き選択(発動中) 3地獄への道標 new 4勇者への道 6殺戮の咎

呪い 7対立の導(発動中)new 8魔王への道(発動中)

使命 神々により召喚された異世界人3名の抹殺(期限まであと50年)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ