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リスク無しの神様転生チートをお願いします。  作者: てらにうす
第1章 邪神>テラ
3/165

3 シーラ姫との出会い

主人公はさりげなく外道です。

壮絶、その一言に尽きる。


これぞ忠臣って感じの散りっぷりだったな。

メイドさん美人だったのに本当に残念である。


顔が視認出来るくらいまで近寄ってこっそりみてたがそんなあっさりした感想になっちまう。


異世界に来たって言葉じゃ分かってても実感がわかねぇんだよ。


魔法かなんかで爆発が起こって肉片が飛び散って流血しまくってて血の臭いが充満してる。


なんかゲームでもしてるような、そんな現実感がない感じさ。


マッピングで確認すると動いてる青は20個ほど。

一つは囲んでるから騎士さんまだ頑張ってんだな。


もう1個高速で移動してんのが影武者さんかな。まさか変化の術とはね・・。異世界は何でもアリだな。


なんて第三者気分で居たんだがこっちに向かって小走りにくる姫さんと目があっちまったよ・・・。


どうすんだよ俺・・。


あんなスプラッターの後に「よっ!」て挨拶するわけもいかねーし・・。


ぎょっとした姫さんはそれでも俺の方向が後ろよりましだと思ったのかこっちに突っ込んでくる。


しきりに後ろをきにしつつ走り抜けようと横にそれた姫さん。


俺もきまり悪くて思わず横に避けたんだがそれが同時だった。。


どんっ


『あうっ』


おそらく俺からも逃げようと速度をあげたところでぶつかったんだろう、盛大に二人ともすっころんだ。


「ぐはっ」


痛い・・木におもいっきり頭打ったよ・・・。


慌てて姫さんが起きるが


『すまぬっ!』


と走り去ろうとする。


俺は手を伸ばして姫さんを掴もうとしたがするりと抜けて走り去っていった。


「まぁ、頑張れよ。」


呟きつつ俺は手をひっこめた。なんか自分で自分の行動がわからんな。


捕まえてどうする気だったんだ俺?


どう考えてもこのシナリオ参加はやばい気がする。

あの山賊一人にさえまず間違えなく勝てないよな・・。


運が良ければ姫さん命あるだろっと考えてマッピング!

おいおい、こっちにも山賊きてるじゃねーか!


こんなところで布の服着た村人くらい軽く目撃者抹殺しそうだよなあいつら。


しょうがねぇ俺も逃げるか!必死になって姫さんを追いかける。


なんでだって?そりゃ姫さん追い越せたらその後姫さん捕まっても俺に被害まできそうにないからな。


我ながらどうかなって思うが、村人LV1に他に手はねぇだろう。


しばらく走ってると姫さん発見。

足音でわかったんだろう、くるっと振り向いて俺を見てぎょっとしたみたい。


慌てて走ろうとするが、疲れてんだろうスピードは落ちる一方だった。


追いつきそうになったとき


『ひっ!』


涙目で必死に前に行こうとする姫さん。


俺は華麗に抜きつつやっぱ挨拶はしとかねぇいけねぇ気がして


「すまんな・・。」


と追い越して駆け抜けようとした。


自分に危害を加えないのが分かったのか抜き去っていこうとしたとき


『待って・・待ってたもれ・・。』


とか弱い声で姫さんが泣いた。


罪悪感でじくじく胸が痛む。でもよ?どうやって助けんだよ・・。


姫さん見つかるまでこっち探してるやつら来そうだし、変化メイドさんだっていつばれるか分かったもんじゃねぇ。


ちらっと振り返った。もう限界だったのか泣きながら歩きになっちまった・・。


あーもう!しょうがねぇ!くそう!


「はよこっちこい!」


かばっと顔をあげた姫さん。マッピングしつつ近寄ってきた姫さんの手を握り早歩き!


情けねぇが姫さんだっこ出来るだけの筋力も体力もねぇ・・。


『助けてくれるのかえ・・?』


不安げに見上げてくる姫さん。。近場でみたら・・こりゃあかん!


めちゃくちゃかわいいじゃないのこの人!


銀髪ロングの赤目さん。前の世界じゃ天然色では絶対ありえない構成だな・・。


「いや・・俺見て?明らかに村人にみえね?」


自分で言うのも何だが、どうみても俺に頼りがいがあるとはおもえねぇ・・。


それでもなんだろうな・・・。


『妾はどうしてもシンドレアに行かねばならんのじゃ・・。妾のために散った臣下のためにも。』


切ない目で見つめてくる姫さん。


そりゃ俺だってな、助けてあげたいとは思うがよ・・・。


『褒美かえ?妾に出来ることなら出来るだけは出す!この通りお願いじゃ!』


えっ?出来るだけ?


「えっ?何でも?ほんとに?」


『妾が与えてあげられるものなら・・・。』


・・・。姫さんがほしいな!命賭ける意味あるんじゃね?


ぶっちゃけかなり好みなんだよね。

目もくりっとしてて口もちっちゃくてこれぞお姫様って感じだし・・。


「うーむ・・・。」


マッピングを駆使すれば・・・いけるか?

地の利はないがマッピングで代用は出来る。


ただ山賊に会ったらもうどうしようもねぇか・・いやそのときは諦めて姫さん差し出して逃げりゃ何とかいけるか?

二方向に逃げれば姫さん狙いだし、俺は何とか逃げれるだろ!


おしっ、いっちょやったるか!


「わかった。出来るだけやってみる。約束だぜ姫さん!」


『感謝するのじゃ!知ってるとは思うが妾は第2皇女のシーラという。

そなたの名は?』


そうかこの国のもんなら皆知ってて当たり前か・・シーラ姫ね。

いい名前じゃないの!


名前?あれ・・俺名前なくね?

地球の名前も思い出せないし・・邪神のせいだなきっと。


とりあえず・・


「名前か・・うーん。テラ、うん!俺の名前はテラさ!よろしくなシーラ!」



+++ 名前が テラ に設定されました。+++






+++現在のステータス+++


名前 ???→テラ

年齢 20

出身 地球→不明

身分 出身地不明により流民

スキル(★1~★5まで)

   ★5 ジャッジメント

   ★5 マッピング(邪神クラス)

   ★1 自己鑑定

加護 邪神(地球)の加護

呪い 1黒き選択 2外道の道 3不信の心 4勇者への道

   5不屈の意志6殺戮の咎 7対立の導 8魔王への道

使命 神々により召喚された異世界人3名の抹殺(期限まであと50年)


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