秋月りす「OL進化論」講談社
なんと表現するのが適切かわかりませんが、世相を反映した漫画が描かれることが多く、しかも長期連載であるために、1巻から読んでいくと当時がどんな時代だったのかを知ることができる四コママンガです。
この手のマンガでぼくが好きなのは、ホイチョイプロダクションズの「気まぐれコンセプト」なのですが、気まぐれコンセプトのほうはシモネタ要素が含まれることが多いので、やっぱり万人にお薦めするならOL進化論のほうかなぁと思いました。
話が進むにつれて、登場人物のキャラも固まってきたのか、ジュンと森下くん、美奈子や課長、田中くんなどが多く登場し、彼ら彼女らが色々とドタバタやることになります。OLというか社会人の日常を淡々とおもしろおかしく描いたもので、読んでいてクスリと笑える感じの作品です。
この作品を集め始めたきっかけは、長期連載のマンガを読んで当時の世相を知りたいなぁ、やっぱり肌で感じてみたいなぁ、と思ったからでした。だから気まぐれコンセプトも集めているのですが、目的はそれなりに果たせた気がします。やっぱり、時代って違います。
そんなことを言っているぼくも、そのうち下の世代から同じことを言われるようになるんでしょうねと、ややブルーがちに書いておきます。