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「新聞社襲撃 テロリズムと対峙した15年」岩波書店

「反日朝日は五十年前にかえれ。」

 朝日新聞社阪神支局の小尻記者が殺害されるなどした、いわゆる「赤報隊事件」を取材し続ける、朝日新聞内部の取材チーム「116号事件取材班」が取材や資料を通じて記述した、事件15年目に至るまでのまとめと展望を記載した本。


 この本を読了した後に一番衝撃的であったのは、朝日新聞社内でこの事件に対する意識が低くなっているということでした。

 他にも衝撃的な描写はありますし、印象的なシーンもあります。輪転機を止める音が小尻記者の訃報になってしまった。事実はフィクションよりも強烈です。


 しかし、あんな事件を引き起こされたにも拘わらず、記者という仲間を無残にも殺されてしまったにも拘わらず、事件の風化はやはり避けられないのでしょうか。


 事件を風化させてはならない、その言葉がどこか虚しく聞こえます。

 同時に、マスコミとは何か。報道とは何かを再考させてきます。


 

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