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麒麟がとおる

作者:鈴木涼介
 女子大生の竹村伽耶は、ある日、通り魔に襲われるが、居合わせた中国から来た銀髪で左手が義手の少年「麟(りん)」に助けられる。
 人探しをするため日本に来たという麟は、身寄りがないため伽耶の好意で自宅に住み込みで働くようになる。しかし、そんな麟を昔から竹村家で働く運転手の黒須は不審に思う。
 そんなある日、伽耶は以前より好意を持たれていたゼミの同級生、犬井に誘拐される。犬井は狗神という呪術を使い、伽耶を自分のモノにしようと目論むが、逆に狗神の力に自我を乗っ取られて化け物と化す。
理性を失い、伽耶を襲う犬井であったが、間一髪の所で麟が現れる。
 この世には、鬼や悪霊と呼ばれる「魔」という存在があり、麟は「魔」を滅する退魔師だったのだ。
 化け物と化した犬井に対し、麟は式神という自身と契約した神獣を呼び出す。それは天を守護する「四神獣」のひとり「朱雀」であり、朱雀の炎により化け物と化した犬井は焼かれて浄化する。
 だが、その後も伽耶は再び生命を狙われることになる。伽耶を狙う黒幕は日本最大の陰陽師の組織「陰陽師総本山」であり、また黒須もその組織の一員であった。
 組織の刺客に襲われる伽耶であったが、その危機を救ったのは、またしても、麟であった。麟は四神獣のひとり「青龍」を召喚し、刺客の式神を倒すが、その後、黒須から語られた真実に伽耶は驚愕する。
 実は伽耶は御伽話「竹取物語」に登場するかぐや姫の血を引く娘であり、この世とあの世を隔てる冥界の門を開く鍵となる存在であったのだ。
 麟は伽耶を守るため、冥界の門を巡る戦いに身を投じていく──。

「カクヨムにも掲載中」
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