表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/82

75 ジークスの能力

ゴーヨクはジークスに見据えられて動けなくなった。ジークスはゴーヨクが逃げない事を知って、ゆっくりと話しながら近づいた。一歩近づくごとにゴーヨクの顔がこわばっていった。それほどまでにジークスには迫力があった。


「ひとつふたつ教えて欲しい事があるんだが、もちろん教えてくれるよな?」


ジークスの声は平坦だった。だがゴーヨクは怖い先生に叱られた生徒のように縮み上がった。


「まずいな、ゴーヨクは禁書の場所を教えちまうぞ。レイリ、時間稼ぎだ。ヒルと交換した時に何が起こったのかまだ分からねぇが、もう一度ステラの場所と入れ替えよう!」


またすぐにジークスが現れるかも知れないが、少しでも考える時間が欲しいという感じだった。それに、ステラさんがこっちに来れば、向こうで何が起こったのか訊くこともできる。


だけど、一つ問題を思い出した。


「ステラさんの名前が分からないよ?!」


スフ、エクス、チェンを初めて試したとき、タロトにステラさんに対して使ってみてくれと言われて使ったら何も起きなかった。タロトは何か知ってる風だったが。


「そうだったな。ち、面倒な。ステラの本名はベルサルールだ。何で知ってんのかは気になるだろうが後だ。行け!」


タロトに勢いで押し切られて僕はステラさん(ベルサルールさん?)とスフエクで場所を入れ替わった。すかさずジークスと場所を替わり、これで僕らはゴーヨク邸に集合し、ジークスは森の中となった。


僕がゴーヨク邸に現れたのを見て、ステラさんが大事な話があるとみんなを集めた。


「ジークスはこのままだとすぐに帰ってくるわ。特殊な足止めをしてるけど、もって5分くらいよ。その間に手分けしてこの黒い石を探して回収して来て。これはジークスが消えた後に残ってたものよ。多分マーキングか何かで、この石のところに自由に行き来できるんだと思うわ!」


黒い石は僕の親指ぐらいの大きさで、目立たなかった。僕とタロトとヒルとステラさん、それにアレンさんと仲間の兵士たちも、皆で石を探した。サエだけはゴーヨクと何か話していて石集めには参加しなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ