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19 神との交渉

「もう利用しないでって言ったでしょ、今度は何?こんな猫魔物を滅ぼしたいわけ?」


やる気なさそうにナシテ神が聞いてくる。強化魔法について聞きたいけど、教えてくれるだろうか。おだてて気分良くなってもらった方がイイかな?でも神様がそんな簡単におだてられてペラペラ話すわけないか・・・?


「あの、その、メテ、ケテヨ、ナシテって凄いですね!」


「・・・あんたに凄さがわかるって言うの?」


褒め方がボンヤリしすぎてたかな?具体的にどこがすごいのか当てないと駄目だろうか。うーん、ダメージ無制限なとこ?でも使用魔力量増やそうとして嫌がられたしな。じゃあ、


「えっと、魔力を直接ダメージにするのって、難しそうだな、とか・・・思ったり・・・?」


「あんたねぇ・・・」


怒らせたかな、どうしよう。強化魔法どころじゃないかも。


「なかなか分かってるじゃない。」


ドヤった声が届いた。やった、正解したみたいだ。


「魔力を火とか水に変換してそれで攻撃するのが普通のやり方なわけ。これは何百年も前から研究されてて、もう面白くないのよ。その点、私の魔法はステータスに直接干渉出来るって新しさがあるわけよ。」


なんか調子に乗って話しだした、もしかしてチョロいかも。


「へー、スゴイ、天才ですね!ステータスに干渉するのが新しいなら、強化系の魔法はステータスは変わってないのですか?」


話の流れを強化系魔法に持っていってみた。


「そりゃそうよ。魔法が消えたら元のステータスに戻るでしょ?回復魔法も生命力を直接増やしてるみたいに見えるけど、自然治癒力の強化だからね。」


「ナシテ様ならステータスを変える強化魔法も持ってるんですか?」


「まぁね、しかも一部の能力だけを選べるわ。他の神の強化魔法は全ての能力をアップさせるけど、視力も嗅覚も筋力も同時にアップさせるなんて魔力の効率が悪いのよ。」


おー、なんか他の神をディスってる。実は本当に天才なのかな。期待出来そう。


「仲間のスピードを強化したいのですが、呪文を教えてもらえませんか?」


「それは無理ね。」


え、急に冷たい対応。


「私の強化魔法は、まだ一つの能力にしか対応してないわ。」


スピードアップが無理ってことか。残念だがその一つの能力に賭けるしかない。


「その能力ってなんですか?」


「ふ、気になる?それはね、声の大きさよ!」


・・・びっくりするぐらい期待外れだった。

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