ヨーロッパの旅(4/6)
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翌日、イタリアのローマからフランスのパリへ。ここも歴史と芸術の国だ。
今回は搭乗前に何のドタバタもなくフランスに入国出来た。ただイタリア同様、言葉がわからなくて困る。とにかく一人で行動しないこと、と言われた。また、以前よりはマシになってきたが、フランスは気高い国民性なので、英語を使うと馬鹿にされるということも聞いた。挨拶ぐらいは覚えておこうと思ったが、発音も難しくて大丈夫かと心配になった。
パリ到着後、バスに乗り車窓にてパリの街並みを見学する。
凱旋門、シャンゼリゼ通り、オペラ座を回り、宿泊先のホテルへ。しばらく休んで夕食の為にロビーに集合する。
また貴子が寝そうになっているのを起こし、ロビーに連れて行って椅子に座らせる。デジャブみたいだが、believerにとってはいつもの光景である。
フランスでの食事はパンが食べ放題だった。各テーブルにパンを入れるカゴが置いてあり、中のパンが無くなれば、すぐに追加を入れてくれる。いたって普通のパンなのだが、何故か由香里がかなり気に入って、メインよりもパンをたくさん食べてしまっていた。
「どうしよう。パンが美味しすぎるんだけど」
「由香里、エンドレスに運ばれてきちゃうじゃん。他の料理が食べられなくなるよ」
「そうだよね、これでやめとこう」
料理やパンが運ばれる度に、覚えたての「メルシー」を言い続けた。そのおかげか、給仕係も悪い気はしなかったようで、ずっと笑顔でいた。
食後はエッフェル塔が見える場所でバスを降り、それぞれ記念撮影をする。エッフェル塔がライトアップされている姿を写真におさめる。
周りには観光客がたくさんいて、彼らを狙った胡散臭い土産物屋がいた。変なものを売りつけられないように生徒たちは知らん顔してバスに乗り込んだ。
バスの車窓からは再びライトアップされた凱旋門やオペラ座、それから明日見学するルーブル美術館が見えた。
パリの夜景を堪能してホテルに戻り、就寝。
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「パリの朝食といえば、クロワッサンにカフェオレでしょ」
智美が嬉しそうにそう言った通り、焼きたてのパンがずらりと並ぶ。
ここで好きなパンと飲み物を選んで食事する。
「イギリスではミルクティーだったけど、ここに来ると自然にカフェオレを選んじゃうね」
「そしてパンが美味しいんだけど。何なんだろ、またいっぱい食べちゃうじゃん」
「由香里、あと2回ここで食事するから、その分に取っときな。全種類食べなくていいから」
「何か私、大食いみたいだよね。普段パン食べないからかなあ。すごい美味しいんだよね」
「確かにパンは美味しいよ。でもやめときな」
パンを食べ出したら止まらなくなる病気になったのかと思うぐらいの食べっぷり。believerのメンバーは由香里が心配になった。
そしてパリ観光へ。まずはエッフェル塔に向かう。昨日は夜景だったが、今日は実際に中に入って上部まで上がる。
パリの街並みを見下ろせるかと思って出てみたら、強風の上に強烈な寒さで写真を撮り終えたらすぐ戻ってしまった。落ち着いて景色を堪能出来なかった。
下へ降りて、集合写真を撮る。そしてバスに乗り、次の目的地ルーブル美術館へ。
ここに来たら「モナリザ」や「サモトラケのニケ」など、見るべき絵画や彫刻はもちろん多数あるが、古代エジプトやローマ時代の彫刻なども多数展示しており、歴史好きなら一日では足りないぐらいの作品が展示されている。
「私さあ、割とエジプト好きなんだよね。ピラミッドとか。将来考古学者になろうかな」
「あの丸くて白い帽子被って、白いキュロットにハイソックス履いて探検するの? 良いね。よくテレビに出てる政立大学の作村先生の教え子になりたいよね」
「私はツアコンになりたいと思う。今回、直美さんにはたくさんお世話になったし、ツアコンになって人のお世話したい」
「そしたら英文学科で勉強するの? どうやったらツアコンになれるんだろう。後で直美さんに聞いてみよう」
何故かルーブル美術館で進路の話をし始めたbeliever。今回の旅で、それぞれ自分の好きなことやりたいことが見えてきたようだ。
「モナリザ」や「ナポレオンの戴冠式」などの名画を鑑賞してランチへ。
このレストランでは芸術の街ならではなのか、イラストが描かれたポストカードをプレゼントされた。




