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44話 今後はハプニングなようです

 その後の日常に変化はなかった……とは言えなかった、突然セリカがギルドの受付嬢を止めこの町から消えた……挨拶もなく……

 一応置き手紙だけはあり、そこには俺に対して書かれたと思われる一文があった……


 貴方のせいではありません……気にしないで下さい。


 と……いや、めちゃくちゃ気にしますけど!?

 あの日の後すぐのことだったし!?絶対俺のせいじゃん……しかし行方は誰にも分からないため俺達にはどうすることも出来なかった。


「彼女はもともと社会勉強のためにこの仕事を選んだと言っていたしね、多分故郷に戻っただけじゃないかな?」


「そうか」


 魔王はそう言うが……やはり記憶のない空白の時間に何かをやらかした可能性が高い。


「セリカさんの故郷ってどこなんですか?」


「獣人の里のはずだけどね」


 ルナ……ナイス質問‼


「それなら今度……」


「行きたい気持ちも分かるけどね、魔界も色々とあってね、向こうから来るのは簡単なんだけど行くのは簡単じゃないんだよ」


「そんな……」


「獣人やエルフは多種とあまり関わりを持たないことで有名だからね」


 その後も特に出来ることもなく、時間だけがすぎていった……


「……い……おい……起きろ‼朝だぞ」


「ん……」


「今日は修行の日だぞ?それとも私とのデートはいやか?」


 修行はデートとは言いませんけど……


「ちょっと‼抜け駆けしないでよ、今日は私が起こすつもりだったのに」


「何を言っている?早い者勝ちに決まっているだろう?」


「くっ……」


 何故こんな状況なのかと言うと……色々とあってレイラも一緒に暮らすことになったわけです……はい。

 元々も普通の家と言っても二人で暮らすには広かったわけで、レイラが増えても問題はないのだが……


「貴方、ユートとはそういう関係にはまだならないっていってなかった?」


「まだその事を言っているのか?しょうがないだろう?魔王様に進められてしまったのだから、それに()()()が許可を出しているのだから、どうこう言われる筋合いはないと思うが?」


「それは……もうあんたが許可なんかしちゃうから‼」


 ルナ……目が怖いよ……いや、その……レイラに頼まれちゃって断れなかったんですよ、断ったら絶対泣いてましたよあれ……


「二人とも折角一緒に暮らしているわけだからさ、仲良くしようよ」


「彼もそう言っているが?」


「まあいいわ……貴方が居ても居なくてもユートの一番は私なんだから……ね?」


「……」


「なんで黙るのよ‼」


 毎日がこんな感じです……


「ルナのことは無視して修行に行くぞ」


「あ……その事なんだけど、今日は魔王に呼ばれているから修行は無しで……」


「魔王様に……それなら仕方ないな……」


「悪いな……また今度という事で」


「了解した」


 魔王から呼ばれた理由はおそらく……()()()が頼んでくれていた件についてだと思う。

 話を聞いてみないことにはわからないが……


「魔王、来たぞ」


 魔王の部屋のドアをノックするが返事はない……が


「開いてる……」


 取り敢えず中に入ってみることにした、鍵を掛けないなんて無用心だな……

 中に入るとそこには魔王が倒れていた。


「お、おい大丈夫か?」


「……」


 反応はないが死んでいる分けではないようだ……それにしても凄い汗だな……服までびっちょりだ、それに凄い熱……

 このままだと危険だと思った俺は取り敢えず服を着替えさせることにした。


「近くで見ると、本当に女見たいな顔してるよな……おっと……そんな事よりも早くしないとヤバいな……ん……これは……さらし?」


 シャツを脱がせると中にさらしが巻かれている状態だった。

 さらしは時代劇とかで腹に巻いたりしてるけど、胸に巻くのは女だけだよな?

 どちらにせよさらしも湿っているようなのではずした方が良さそうだ。


「ん?これどうなってるんだ?なかなか外れないな……」


「ん……あれ……暗黒騎士……」


「お?気がついたか?汗をかいていたから着替えさせるとこなんだけどこれどうやって外すんだ?」


「外す?君は一体何を……」


 その後今の自分の状況を確認した魔王は……


「な、な……何をしているんだ君は‼」


「うわっ……て何するんだよ?」


 俺は魔王に押し退けられ後ろに尻餅をついた。

 魔王は顔を真っ赤にして立ち上がると……シャツを脱がすときにズボンのベルトも外しておりその反動でズボンが脱げた……

 するとそこには……女性物の下着が……


「え……」


「あ……いや……」


 魔王の顔は更に真っ赤に染まっていくがそれよりも気になることがあった……女性物の下着……まだそこまでならそういう趣味の奴なんだと理解できるが……そこには小さいだけですまされないほど突起物は存在していなかった……汗で若干張り付いていてそれは更に明確なものだった……


「お前……女だったのか……」


「バレた……しかもこいつに……あ‼」


 すると魔王は何かを思い付いたかのように頭に手を掛け()()を外した……するとショートカットの髪型はかつらで中から長い髪の毛が露になった。


「お前は‼」


 前に魔王の部屋で鉢合わせた美少女だった、どこか顔が似ているとは思っていたが……何か色々な物が繋がった気がする……


「私は魔王の影武者なのよ‼」


「いや……それは無理があるだろ」


 かくして俺は魔王のとんでもない秘密を知ってしまった。






この設定を今ぶっこまないとなかったことになりそうだったので……

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