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4話 最終選別に参加するようです

 とりあえず誰かに聞けばわかるかな。

 丁度目の前を通った獣人の女の子に聞いてみることにした。

 猫耳マジもんや


「あの……じゃなくて」


「ひっ‼」


 やべ、変な人だと思われたかもしれん 、声を変えて


「今ここらで行われているといわれる魔剣の最終選別とやらに参加しに来たのだが、どこでやっているかわかるか?」


「最終選別……魔王様のお城でやってるやつのことですか?」


「多分そうだと思うが」


「魔王城はここをまっすぐ行ったところにあります、ギルドにもなっているからすぐわかると思います」


「助かった」


 女の子はすぐに走り去ってしまった。

 あ、もしかしてこの鎧のせいかなさっきからちょっと目立ってるもんな~

 とりあえず言われた方向に行ってみるか。

 少し歩くと大きな城が見えてきた。町の方は見たことあるような感じだったがこっちはいかにも魔王城って感じだな。


「おい貴様何者だ‼見ない顔だな」


「え、な、もしかして俺のことか?」


 もう少して素がでるとこだった、てゆうか顔隠れてるけど。男勝りな感じだけど綺麗な人だな、いかにも女騎士っぽい(金髪)


「そうだ、身分証かギルドカードはあるか?」


「すまんなこの町にはきたばかりでな。身分証も持ち合わせていない」


「そうか、ではなぜこの町に来た?それが話せないのであれば連行せざるおえないな」


 ゲームでよくある死亡回避選択を選ばなければ‼ミスったら終わりだ。


「俺はここで行われていると聞いた魔剣の最終選別に興味があってな、もしや俺ならと思い立ち寄らせてもらった」


「なんだ、そうならそうと早く言わないか、案内しよう」


 お?正解だったみたいだな。でもなんかテンション違くない?

 俺はそのまま女騎士に連れられ目的地に到着したのはいいが

 超強そうなのが何人かいるしその真ん中に魔王感出してるやつおるし、本人観察に来るもんか?

 すると女騎士が急に膝まずいた。


「魔王様、六魔将がひとり剛剣のレイラただいま戻りました」


  今すっごい物騒な名前聞こえたけど気のせいだな。


「そうか」


 あれが魔王か角が2本あるけどぱっとみ人だなでも雰囲気が違うな、気をつけないとマジで殺されかねない。


「それで魔剣に挑戦したいというものが現れたのでつれて参りました、どうやら町の外からきたらしいです」


「本当に!?よかったよ。誰も拾えないどころか挑戦者すらいなくなってたところだったんだよ」


 ん?なんだ?今の魔王か……嘘だろ、とりあえず挨拶しておくか。

 一応膝まずこうしたら


「そうゆうの別にいいよ、君本当に外から来たんだね。今のはレイラが好きでやってるやつだから」


 魔王ってもっと偉そうなのかと思ってたけど違うのか。


「そうか、ではあらためて名前は……暗黒騎士とでも呼んでくれ」


「訳ありって感じかい?」


「まあそんなとこだ、そういえばさっき拾えないとか言っていたがどういうことだ?」


 魔剣は封印されてるとか言ってたけど剣と言えば刺さっているイメージなんだけど。(某エクスカリバー)


「そのまんまだよ。そこにあるじゃん」


「え?」


 そうその魔剣とやらは地面にただ倒れていたのだ。誰かが落としてそのままみたいな感じになっている。


「魔剣ってさ僕も全部見たことないけど基本的に使用者にしか持てないわけなのよね~、僕も自分の魔剣なら振れるんだけど」


 そう言って魔王は自分の魔剣を振って見せた。今変な斬撃が空に飛んでいくのが見えた気がするけと気のせいだな。うん。


「ではなぜここに?」


「それは私から説明しよう」


  といってレイラが説明を始める。


「あれはもう1ヶ月前になるな、前の使用者は黒剣のヴラドといっても年を取ったヴァンパイヤだった。彼はある時ふと餅が食べたくなったそうで帰る途中に買って食べていたそうだが、喉に詰まらせて窒息死したそうだ」


「は?」


 六魔将餅ごときで死ぬなよ‼


「まあ死んだぐらいで死なないのがヴァンパイヤなんだが」


  ナニイッテルノコノヒト?


「ヴァンパイヤは多少の日の光であればどうにかできるもんだかその時ヴラドは瀕死だったからなそのままの灰になってしまった。まぁでも年だったのだろう」


「何歳だったんだ?」


「ん?650歳くらいだったか?」


 聞かなくてよかった情報だった。


「そして彼の持っていた魔剣は彼が灰になったその場で放置されたというわけだ」


「とりあえず持ってみてもいいか?」


「ああ、だがこれまで誰も持てなかったからなあまり期待はしてないぞ」


 まあ神との約束を破る訳にはいかないしとりあえず試すだけ試してダメだったら諦めるか。

  とりあえず魔剣に手を伸ばす。



 ひょい


 ん?


「持てたな」


「よかった~、誰も持てなかったどうしようかと思ったよ」


 魔王が安堵の声を上げているが俺としては







 


 神パワースゲーな


「まさか本当に魔剣に選ばれるとは驚きだ」


「六魔将としてあらためて宜しくね。ん~漆黒の暗黒騎士とかでいいかな?これは僕の趣味だから気にしなくていいよ。でも六魔将に選ばれたら城での待遇ものくなるしあだ名くらい許してね。あと傲魔剣上手く使ってね」


「俺は気にしない」


「さっきからかたいな~もっと馴れ馴れしくても気にしないよ」


「俺はもともとこうだ」


「ホントに~」


 素がばれてんのかな?できれば気に入ってるからしばらくはこの喋り方でいきたいんだけど。さすがは魔王鋭いな。


「まあいいや、それと六魔将のなったからって行動を制限したりしないからさ。強いて言えば助けてほしいときに力を貸してくれればいいから」


「了解した」


 よかった。下手したら毎日近くで護衛でもさせられるのかと思った。これなら異世界生活も楽しめそうだな。


「アレン今日は遅いし部屋に案内してあげて」


「わかりました」


「暗黒騎士くんは明日になったらとりあえず城の1階のギルドで冒険者登録しときなよ。身分証にもなるよ」


「そうする」


 魔界にも冒険者って概念あるのか。でも世界事態はこの人見た目だし固定概念は捨てたほうがいいのかな。


「おい暗黒騎士いくぞ」


「ああ」


 そういわれ部屋まで案内された。


「今日からここがお前の部屋だ。今のところはベッドなど最低限のものしかないがその辺は勝手に手を加えて大丈夫だ」


「そうさせてもらう」


「ではまた、あ、トイレは突き当たりを右だ」


「助かった」


 ・・・・疲れた。(主に精神適に)





 




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