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35話 平和な日常がいいようです

何か途中からよくわからなくなってます、妄想激しいです、今後結構話を進めて行くつもりなんで楽しみにしていて下さい。

 それからは平和な日常が続いた、でも夜は激しくなった。

 良いような、悪いような……

 でも幸せか、幸せじゃないかでいったら、もちろん幸せだ、可愛い女の子と暮らせて、異世界で強くなって、毎日は充実していた。


「踏み込みが甘いぞ、それじゃあ力が上手く伝わらない」


「ムズいな……」


 今日はレイラの休日で、今では日課の剣の修行中だ。


「そう簡単に出来たら誰も苦労はしないさ、それにお前は筋がいいからな、最近の地下でのお前はだいぶ私についてこられているしな」


「そうか、それは良かった」


「そ、それでだな……」


「ん?」


 何か言いたそうにしているが、何かあったのだろうか。


「お前との修行がつまらない訳じゃないだが、私も休日なんだし、たまには……」


「そ、そうだよな、悪いな俺なんかのために、今後はなしにしようか、レイラも休みたいもんな」


「え、あ、そ、そうじゃないんだ、そのお前との一緒いるだけでもいいんだか……二人でゆっくり過ごしてみたいな、なんて……」


 か、可愛い……普段は強気なイメージな女の子からのデートのお誘いだと!?


「そ、それもそうだな、今日は遅いし次回はそうしようか、何処かでランチとか」


「お、おお……いい考えだな‼そうしよう、楽しみにしている」


「俺もだ……」


 あの日から会って話すことは多くなったけど、ずっとこんな感じでやってる。

 ルナはぐいぐいくる感じだし、これはこれで新鮮な感じがして良きです。

(前世ではギルティだということを忘れている元童貞)


「では今日はこれまでにして解散しようか」


「そうだね、今日も有り難う」


「気にするな」


 そうして、レイラと別れ家に帰る。

 帰る途中でギルドで見かけたことのある男達に絡まれてる女の子を見つける。

 たしか……魔王のセフ……じゃなくて、ギルドの受付嬢だったな、名前は聞いたことないけど。


「ちょっと離して、この後仕事で忙しいの」


「おいおい、つれないこと言うなって、魔王様の部屋から出てきたの見てた奴がいるんだぜ?俺らとも仲良くしようぜ」


「え……うそ……あいつ以外にも見られてたの……」


「ん?なに言ってるか分からないが悪いようにはしないって」


 なんか……フラグっぽいな……


「マジで仕事やばいんだって、早く戻らないといけないの」


「受付嬢の仕事なんて他の奴にやらせとけって、大したことないだろ?」


「そ、そうじゃなくて、どうしよう……手は出せないし……」


 ち、違うからな可愛い子だから助けるってことじゃないからな‼


「おい」


「うん?誰だ……暗黒騎士……」


「やばい奴に会っちまった、ここは帰るぞ」


「ああ」


 あれ……ちょっと、俺の格好いいシーンは……


「あんた……こんなとこで何してるの?」


「え、あ、ちょうど通りかかってな、お節介だったか?」


 いきなりのあんた呼ばわりとは……驚いてしまった。


「ぷふっ、知ってて聞くと面白いわね」


「は?」


 俺の何を知ってて笑ってんだよ、ほぼ初対面だろ!?


「でも、助かったわ……仕事たまってたし」


「受付嬢の仕事ってたまるもんなのか?」


「え?そっちじゃないわよ」


「そっちじゃない?」


「え、あ、そう、そうよ受付嬢の仕事はたまるんだから、大変なの、だからもう行くわね」


「あ……」


 行ってしまった、明日セリカさんにでも聞いてみるか……

 取り敢えず家に帰ることにした。

 すると途中、ルナに会った。


「あ、ルナ、買い物か?」


「あ……今帰り?じゃあこれ持ってよ」


「も、もちろん……」


 なんか機嫌が悪いな……そういえばレイラとの修行の日は大体機嫌悪いきが……


「ねぇ?」


「なんだ?」


「今日もあいつとイチャイチャしてきたわけ?」


 別にイチャイチャしに行ってるわけでは……


「……」


「なんで黙ってるのよ?他にもまだあるわけ?」


「ま、前にも言ったけど剣の修行に付き合って貰ってるんだって」


「それにしては毎日楽しそうに出かけるけどね?」


「そ、それは……」


 だってレイラの可愛い姿が見れるかもしれないと思って……


「やっぱりなんかあるのね?」


「ちょ、ちょっと待ってくれ、何もないけど、ルナはハーレムOKしてるたよね?」


「それとこれとは別よ、別にOKはしたけど嫉妬はしないなんて言ってないじゃない……」


「なっ……」


 やばい……なんか物凄い罪悪感が……


「なんか最近、私と居てもつまらなそうだし、朝なんて私が話しかけてもぼーとしているじゃない」


「そ、それは……」


 それは精神的に疲れているからです。


「なによ?」


「俺、女の子と暮らしたことなんてないどころか、付き合ったこともないんだ……だから、どう接していいのか最近分からなくて……体だけ求められてる気がして……」


「え……そんな……ご、ごめんなさい、私もそういう経験してこなかったから……そうでもしないと、貴方との繋がりを感じられなくて……」


 なんか……体の関係で始まった夫婦が離婚しそうな雰囲気だな……


「俺も悪かったよ、不安にさせて……ルナのことは好きだよ、でも俺達は少し急ぎ過ぎたのかもしれないな……」


「え……」


「もう少しゆっくりと二人の関係を進めて行ければ良かったな、なんて……」


「ちょっと……」


 あれ、何か別れ話の前置きみたいになってません?


「だから……」


「待ってよ……」


「今からでもお互いの事を知り直していくべきだと思うんだ」


「やだ……私はまだ一緒に、え?」


「え?」


 やっぱり別れ話っぽかった?

(そうな話をしたこともない元童貞)


「どういうこと?」


「あ、いやだからね、その場の雰囲気でやって、流れで暮らしてってなってるからは、ここからはゆっくりと関係を深めて行ければいいかなと……」


 もう一年くらい経ちますけど……


「な、か、勘違いするじゃない‼変な言い方しないでよ‼」


「わ、悪かったってそんな言い方するつもりは……」


 ぐぅ~


「あ……」


「ふふ、もう私がバカみたいじゃない、早く帰りましょ、ご飯作るから」


「悪いな……」


 今はこのままではいい……彼女の手を取ってしまった以上、俺は彼女を幸せにしたい……だから、ゆっくりとでいいんだ。







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