33話 不自然な気配
色々あって疲れてて投稿遅れました、すみません
今回のは良い繋ぎ方が思い浮かばず、ちょっとした休憩だと思っていただきたいです。
僕はこの辺の魔王をやらせてもらっている者だ、名前は……魔王で十分かな。
今日は仕事もすぐに終わって部屋でゆっくりしているときだった。
「ん?おかしいな?」
魔物の殲滅に向かっているレイラの反応がいつもより下の階層より感じた、いつもは一階層から二階層に入るはずなのに……
「この場所は……」
レイラと新人の暗黒騎士君の反応もあるし間違えはないと思うが、二人が居たのは、緊急の通路がある場所の近くだった。
「もしや……」
何かトラブルがあって落ちたのか?
「様子を見に行かないと」
すぐさま城の地価を目指す、地下に入り周りを確認しながら進むと、ところどころに魔石が落ちていたので、おそらくこの辺までは何事もなかったのだろう。
しかし……
「この穴は……」
壁に空いた大きな穴を見つけた、これは一部の者しか知らない部屋からつながる縦穴になっていて、おそらく二人はここに落ちたのだろう、反応も真下に近い。
「二人とも無事でいてくれよ」
とにかく今は急いで状況の確認が先だ、考えている暇はない。
そうして、穴の中に飛び込む。
二人の反応が段々と近づいてきた……
「何事もなければいいが……」
三階層までおり、周りを確認すると、倒れている暗黒騎士君と男と話すレイラが見えた。
「あの男はいったい……だけど彼が倒れているということは、敵の可能性が高い」
今は二人の安全確認の方が大切だ。
まずは男をどうにかしないといけない。
「ギリギリ間に合ったようだね」
「魔王様!?」
「魔王だと?」
「君が二人を可愛がってくれていたみたいだね」
「まだ大したことはしてないぜ」
「そうかい?じゃあそこに倒れているのはなんだい?」
「まさかあそこまで弱いとは思わなくてね」
こいつ……
「僕の仲間を侮辱することは許さないよ」
「仲間?今の魔王は随分と甘ったれているのか?」
「なんだって?」
「しかもまさかお……」
ズバッ‼
何者かは分からないが、話している時間もないので斬り捨てる。
すでに胴体は上下で真っ二つだ。
しかし……
「話している途中でイキなりとは、やってくれるね」
「何だと……あれが一瞬で……」
レイラが口を開けたまま固まっている……とても残念な顔になってしまっている。
こんなことで死ぬ奴がこんなところで生き延びれるわけはないはずだからね、できれば終わって欲しかったけど。
「次はこちらから行くぞ」
そういうと奴は高速で移動を開始する
「魔王様、気をつけて下さい、ユ……暗黒騎士を一瞬で動けなくするほどの力もあります」
「大丈夫さ……」
確かに速い、剣を使いこない、しかし力に頼っていた暗黒騎士には厄介な相手だね。
でも僕には遅く見える。
ズバッ‼
「何!?」
奴が近づいてきたとこを斬り捨てる。
そして……体が再生する前にあるものを体に仕込む。
「くっ……実力は本物だな……」
「本物の魔王だからね」
「ふっ……まあ、何度斬られようと俺の体は再生す……グハァッ‼」
男は血を吹き出し、苦しみだす。
「お前何をした……」
「仕込ませて貰ったよ」
「これは……まさか」
「相手の魔力を一時的に弱らせる魔石だよ、常人なら副作用はほとんどないと思うけど、魔力の塊の様になっている君ならどうなるかな?」
大量の魔石を体に取り込んでいた男は、それを繋ぎ止めていた自分の魔力を弱らせられたことにより崩壊する。
「クソ……こんなに簡単に死ぬのか……せめてもう一度会いたかったな……ルシア」
「ルシア……?君は祖母と知り合いなのかい?」
「祖母だって……?もしやお前は……確かに少し面影があるかもしれない」
「質問に答えてくれないかい?」
「こんなところで孫娘と会うことになるとは……生き延びれて良かった……」
「な、おい、どういうことだ?答えろ‼」
「俺はな双子だったんだ……見た目も能力も一緒……好きな人まで一緒になっちまうわけだから、困ったもんだよな……」
そう言うと、ボロボロになって消えていった……




