31話 よく分からないようです
ちょっと難しくて途中から良くわからなくなっちゃったけどなんとかなった気がします。
広い心で眺めて欲しい……
どうしてこうなっているのか誰か教えて下さい……
女騎士に誘われてます……
いや、もしかしたら聞き間違いかもしれないな。
「ごめん、よく分からないんだけど、もう一度言ってくれない?」
「な、お前あんなことを言わせておいて聞こえなかったとでも言うわけじゃないよな?」
聞き間違いではなかったようです……
俺が言わせた訳じゃないんだけどな……
「お前……なんかおかしいぞ」
「なんだ?私では不満なのか?」
「いや、そういうわけではないけど」
むしろ女騎士バッチコイって感じだけど……
「なら良いだろう?」
「そういうことは勢いでやることじゃないと思うんだ」
ハーレムつくるとか言っておいて、いざそういう場面になると手を出せない元童貞……
「そうか……ではやはり死ぬしかないか……」
そう言って自分の剣に手を伸ばすレイラ。
「なっ!?またかよ……お前……ずるいぞ」
「ふんっ、ずるいも何もあるか、こんなところで処女のまま死ねるものか‼」
「はぁ、じゃお前が生きてここを出られるように俺が守るからそれでいいだろ?」
「そうか……その場合自ら命を絶つがな」
「俺に選択肢ないじゃないか‼」
「世の中をなめているようだな、いつでも自分に選択肢があると思うな?」
こいつ……
「そうか……じゃあ勝手にしてくれ、俺は行くから」
「え……ちょ嘘だろ……待ってくれ、ここまでかさせておいてそれはないだろう!?」
「お前……初めから死ぬ気ないだろ……」
「なっ……そ、そんな訳あるわけないだろう、何を言っているんだお前は」
まだ言うか……
「そうだったのか、それじゃあ俺は行くから」
「あ、いや、違うんだ、ちょっと本当に置いて行くのか?おい!?」
「じゃあ、自分の命を盾に俺に言うこと聞かせようとしないか?」
「はい……もうしません……」
何かもう、可哀想になってきたんだけど……
「取り敢えず話を聞かせてくれ」
「ああ」
そう言ってレイラの隣に座り、話を聞くことにした。
「じゃあお前は、強がって俺を行かせたは良いものの、いざ一人になってみたら寂しくなっちゃったってことか?」
「そういうことです……」
「馬鹿じゃね?」
「な、なんだと!?学校での成績はいつもトップだったんだそ‼」
そういう意味じゃないんだけど……
この世界にも学校があるんだな。
「じゃあアホかな」
「お前……馬鹿にするのもいい加減に……っ!?」
レイラが言い終わる前にレイラの手を握る。
「大丈夫だよ、なんとかなるさ、周りを見て回ったけど、近くに魔物もいなかったし、その内魔王のやつが来てくれるかもしれないしな」
「お前……」
「落ち着いていこう、な?」
「やっぱり抱いてはくれないのか?」
あれ?話が戻っているような……
「私は今までそういうことに興味を持たなかったんだ、と言うより考えてる暇もなかったのかもしれないが」
「そうか」
「誘われたりすることもあったが、体目当てがめに見えていたしな、強引な奴は力で返り討ちにしていた」
こ、殺してないよね?
「……」
「だけど……もちろんこの状況がそういう気持ちにしているのかもしれない……でも、お前になら良いと思っている気持ちに嘘はない」
「レイラ……」
「今まで嫌だったんだ……男に女だと馬鹿にされ、守ってやるなんて言われたりするのが……だけどお前に言われると変な気持ちになるんだ……胸がもやもやするというか……」
すみません、俺もドキドキしときました。
「べ、別に変な意味で言った訳じゃないぞ、レイラに死なれると俺に剣を教えてくれる奴が居なくなるからな……」
「……おまえも素直じゃないな」
「初めては好きな人とってよく聞くけど……」
「好きな人か……いなかった訳じゃないが、それは叶わないことだ」
どういうことだ?もうこの世には居ないってことか?
「そうか……」
「あ、いや死んでしまったとかそういうのではないぞ、まあ色々あってな、それに……」
「それに……」
「お前のことは、初めてを捧げても良いと思って思えるくらいには好きだと思う」
直球というか真面目というか、俺はとても恥ずかしいです……
「そう言われると正直嬉しいな」
「それは良かった、ならこの私のもやもやを止めて欲しい……ダメか?」
「良いのか?」
「ああ……」
まあ正直なところここまで言わせておいて手を出さないのは失礼かなって思ってさ、それだけだから‼他意はないから‼別にレイラの惚れちゃったとかではないから‼
レイラ強さとは裏腹に傷一つないとても美しい体をしていた。
「なあ、ここに来てなんだか、そんなの入らないと思うんだ」
「え、でも、そうしないと何も始まらないというか……」
「え、ちょっと待て!?心の準備が……あっ‼」
まあ、なんというか初めてってこんな感じのはずだよな……って思った、激しいのも良いのかもしれないけど……俺は普通がいいかも(何が普通なのかいまいち分かっていない元童貞)




