表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/178

9 メルトホルン国王との謁見

-王城-


 翔は街中と同様に城に使える人からお礼を言われながら、レオナ・バルトと共に謁見の間の扉に着いた.。そしてバルトは謁見の間の中に声を掛ける。

「レオナ殿下、天魔翔様をお連れしました」


すると


ぎぎっ


 扉が開いた。その扉の先にはメルトホルン共和国国王アルフレッド・バン・メルトホルンと王妃エリザベス・ベル・メルトホルンが玉座に座っていた。その隣にはメルトホルン共和国第一王子エドワード・リア・メルトホルンが立っていた。


 翔は謁見の間に入るとアルフレッドの前まで進むと再開の挨拶を始めた。


「天魔翔、陛下の招集により参上しました」


 謁見の間には他に何人かの貴族がいたため、余計な争いが起きないようにアルフレッドさんの前にひざまずこうとしたら、アルフレッドは手で制した。


「ひざまずかなくてよいぞ、翔。すでにおぬしと儂は立場が同じじゃ。いやもしかすると創造神様と運命神様の加護を持っている翔の方が立場は上かもしれないな、かっかっかっ」


とアルフレッドは軽く笑うと会話を続ける。


「さて、無事に帰ってきてうれしいぞ。翔」


「ええ、本当に心配したわ。レオナなんて時折門の方を向いてため息をついていたんですもの」


「もう、母さん。そんなことは言わなくていいわよ」


とエリザベスはレオナの話を混ぜ合わせつつ翔の帰還を喜んだ。


「ありがとうございます。アルフレッドさん、エリザベスさん。無事神界より帰ってきました」


と返事をすることによりやっと翔の終末神ワイズ討伐の旅は終了した。


少し翔とアルフレッド達が翔がいなかった時の国の話をするとエドワードが


「翔兄様はこれからどうするんですか?」


と翔のこれからの予定について聞いてきた。


「そうだなぁ。終末神討伐が一段落した自宅があるこの国で暮らすのは決めてたから、まず生活基盤を整えるために土地を購入してお店でも建てようかなと考えてるんだ」


翔がそう答えるとアルフレッドは顎を触りながらうなづく。


「ほう、お店か?どこに建てるか決めているのか翔?」


「そうですね。できれば孤児院の近くに建てたいと思ってます」


「何の店をするのかしら?」


「レストランと道具屋などがある地球でいうデパートをしてみたいですね」


それからいろんなことを話した後、翔とレオナはアルフレッド達に別れを告げる。


「ではそろそろお暇さしていただきます」


「そうか、ではまたな」


こうしてアルフレッド達との謁見は終了した。




少し時間は遡り


-エルフの国アージェンダイル周辺の森-


「「え、翔君が」」


-魔界首都ゼルドロス周辺の湖-


「「神域から」」


-天界首都マーシャル-


「メルトホルンに帰ったって?」


ある翔の関係者たちに上級神たちが翔の帰還を伝えていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ