7 現在のステータス
～翔達が終末神ワイズを倒して2か月後～
-神域-
緑の草原が広がる場所でネロ、ティーナ、翔そして女の子が話している。
「準備はいい？翔」
「ああ、ネロ」
「ユーナは後から転送するわね。翔ちゃん」
「はい、お願いします。ティーナさん」
と翔は隣にいる身長120cmぐらい、肩までかかる黒い髪、金色の瞳、青白いワンピースを着た美少女の頭をなでながら
「じゃあ、また王都で会おうな、ユーナ」
「うん、お兄ちゃん」
3人との挨拶を終え、翔はネロが開いた【ゲート】をくぐろうとしたとき
「翔君、転送先はメルホルン共和国の近くの森だから。あと体を再生しているときにスキルとか少しいじくったから確認してね」
「えっ？ちょっ!」
「じゃ、バイバイ～、またね～」
「ネロ～～～」
そして翔は絶叫を後に神界を後にし、2か月ぶりに人界に戻ってきた。
これらの理由で翔は現在ここにいる。翔は一度大きく深呼吸するとネロに言われたようにまず自分のステータスを確認した。
ヴィジョンでは全ての生物にステータスが存在する。このステータスには名前、職業、所持スキル、所持称号が載っている。このステータスだが基本自分にしか確認できず許可した人には見せることが出来るが、【鑑定系】のスキルを持っているとステータスを確認することが出来る。そのため【鑑定】スキル持ちの人材は引っ張りだことなる。
しかしこの【鑑定】は万能ではなく使用者の熟練度により、相手が強力な隠蔽魔法やステータス透視防止用アイテムを持っていると見ることはできない。ちなみにヴィジョンのスキル熟練度には段階があり、下から【見習い】→【下級】→【中級】→【上級】→【達人級】→【神級】となる。
ワイズ戦前の翔
【名前】天魔 翔
【職業】サポーター
【スキル】アイテムボックス
鑑定【神級】
目利き【神級】
見切り【神級】
料理【上級】
錬金術【神級】
採取【神級】
解体【神級】
体術【神級】
武器使い【神級】
空間魔法【神級】
属性魔法【神級】
付与魔法【神級】
武装換装【神級】
【称号】
異世界人
エルフの盟友
魔族の戦友
天族の心友
マリス商会ご意見番
神々の守護を弾くもの
現在
【名前】天魔 翔
【職業】フル・サポーター 世界の発展者
【スキル】
鑑定【異世界辞典対応】
異世界辞典【未知】
見切り【神級】
体術【神級】
武器使い【未知】
料理【達人級】
錬金術【神級】
道具作成【神級】
採取【神級】
解体【神級】
時空間魔法【未知】
属性魔法【未知】
付与魔法【未知】
武装換装【未知】
【称号】
異世界人
エルフの盟友
魔族の戦友
天族の心友
マリス商会ご意見番
異世界を救いし者
幼神の教育係
創造神のお茶友達
時空神の相談者
ユーナのお兄ちゃん
世界を発展させる者
翔が自分のスキルを見た時
（・・・・なんだこれ？）
余りの変化に固まってしまった。少し落ち着いたら一つずつスキルを確認しだした。
鑑定【異世界辞典対応】
天魔翔専用の最高クラスの鑑定スキル。このスキルで見破れないモノは存在しない。
さらに素材・食べ物を鑑定したとき、異世界辞典を参照し地球の類似している素材・食べ物を記してくれる。
これでおいしい料理を再現してねby創造神
（つまり例えば食べ物を鑑定したら・・・甘い果実。地球のリンゴに味が似ているって感じか。
これなら地球の料理の再現がやりやすくなった。あと最後に解説が何か増えてる）
異世界辞典【未知】
天魔翔専用の異世界（地球）の知識が詰まった辞典。地球の料理のレシピ・道具の設計図・各学問の知識などを見ることが出来る。
これでいろんな道具が作成できるよby創造神
（おおー、これを使えばこちらの素材を使った地球の電気器具のような道具も作れるんだ。でも取り扱いには注意なくちゃ問題が起きそうだ）
武器使い【未知】
天魔翔専用のあらゆる武器を使用することができる。また収納空間に入っている武器を瞬時に取り出すことが出来る。しかしまだ完成ではない。使い続けると・・・
このスキルはまだ未完成なの。これからどう変化するかは私達でもわからないわby運命神
時空間魔法【未知】
空間・時間に干渉できる失われし魔法。
アイテムボックスも作れるようになったよby創造神
付与魔法【未知】
対象に様々な効果を付与する魔法。
異世界を救いし者
異世界の危機を救いしもの
幼神の教育係
幼神ユーナを育て導くもの
いろいろ教えてね。お兄ちゃんby幼神
創造神のお茶友達
創造神ネロのお茶会に参加した
またお茶会しようねby創造神
運命神の相談者
運命神ティーナと幼神ユーナについて相談開いたことがある
いつでも相談してくださいね、翔さんby運命神
ユーナのお兄ちゃん
幼神ユーナのお兄ちゃん的存在
お兄ちゃん大好きby幼神
世界を発展させる者
世界に新しい技術を伝える発展の先駆者
うん。訳が分からないね。とりあえずこのステータスは見られないように隠蔽の魔法を掛けとこう。
