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18 メルトホルン共和国観光 中編

「そろそろお腹すいたね」

「レオナ、翔どこかいいとこ知らねぇ?」

真保とミゼルの質問に対して

「ファミリアがいいかも?」

「そうだね。じゃ行こう」


「いらっしゃいませ。あら翔君、レオナ様来てくれたの?」

「こんにちわレッカさん。7名だけど大丈夫ですか?」

「ええ、大丈夫よ。2階の個室へ案内するわ」

(ファミリア)内へ入った一同はレッカの案内で個室に向かった。


「ではお水持ってきますね」

レッカが出て行ったあとミゼルが

「なあ、翔、ここでも何かした?」

「それは・・」

「えっ!プリン、スパゲティ、ハンバーガー、それに揚げ物があるわ!」


「ああ、向こうの世界の食べ物が食べたくなったから、台所を借りて作ったら、ぜひお店で作りたいって言われたから教えてあげたんだ」

翔が真保、聖の質問に答えていると


「失礼します。お水持ってきました。あとメニュー決まりましたか?」

各自メニューを伝えるとレッカは一階に帰って行った

10分後

「お待たせしました。(料理を置く)これで全部ですね。ごゆっくり」

翔達の前に様々なメニューが並んだ。


「じゃあ、いただきます」

「「いただきます」」

みんなが食べ始めると


「そういえば翔、調味料はどこまで作成したの?」

と真保がきくと翔は

「もともと塩、砂糖、胡椒はあったから、塩+卵+油でマヨネーズ

 トマト+塩でケチャップ、あと海藻や小魚からダシを作ったかな

 あと調味料じゃないけど、牛乳からバター、小麦から麺類をかな」

「あとは味噌とか豆腐、米が欲しいところですね」

「それに関してはちょっと考えがあるんだ」

「「えっ」」

「その話はまた今度。今は食事に集中」


食事が終わり腹ごなしついでに冒険者ギルドに行くことにした

「へぇ、シグル王国に負けないくらい人がいるわね」

「そうですね。では早速移転連絡してきましょう」


冒険者ギルドにはいくつかルールがあり、そのひとつに移転連絡がある

まず冒険者とは冒険者ギルドに登録してカードを持っている人のことを言います

冒険者にはランクがあり下からE(駆け出し)、D(見習い)、C(半人前)、B(一人前)

Aベテラン、S(英雄)、SS(超越者)となります

冒険者は拠点登録(基本登録したギルドのある場所)を行い、活動します

しかし何かの理由で拠点を移動した場合、その報告をギルドに行います。この報告を移転連絡といいます


アリシア達は受付嬢の人に尋ねた

「すみません」

「はいなんでしょうか?あら翔様、レオナ様今日はどうしたんですか?」

「いや、今日は彼女たちの用に付いてきただけ」


翔と受付嬢の会話に周りの冒険者が騒ぎ出す

「あれが天魔翔?」

「あのサポーターの?」

「あの波導の支援者?」

「でも子供だろ?それも補助が得意な?それに万年Eランクの?」

「ばかやろう!お前ら他の国から来たな?」

「おまえら10万のゴブリン・ウルフを、邪龍を、エンペラースライムを、魔人を倒せるのか?」

「それにランクが上がらないんじゃないわ!ランクをあげないのよ!実際のランクはSSよ」


「みなさんお静かに、ではご用件は何でしょう?」

「移転連絡したいのですが?」

「はい、それでは移転する方の冒険者カードをも見せください」

真保たちのカードを受付嬢が確認していると


「えっ、SSランク?」

「おい、SSランクって?」

「もしかして救世の英雄?」

「【殲滅の魔道術者】源真保」

「【逆鱗の白銀聖女】上城聖」

「【デッドショット(百発百中)】アリシア・エアスト・アージャンダイル」

「【絶対なる破壊者】ミゼル・カタストロフ・ゼルドロス」

「【天空の歌姫】リーシャ」


更にギルドは騒がしくなる。そこに

「何を騒いどる、おまえら!」

筋肉ムキムキな男性が現れた

「久しぶり、ジンさん」

「おう、翔、レオナ様よく来たな、どうした?」

男性の名はジン・ゴードナー。元Sランク冒険者のエルダのギルドマスター兼メルトホルン共和国

冒険者ギルド会長でもある

「それがこの方たちが移転連絡をしに来たのですが・・・」

「んっ?なるほどこれは騒ぐか?だが受付なら平常心で対応しなくちゃいけないだろう?」

「はい、すみません。すぐ処理いたします」

(あっ、どこかで聞いていたな、ジンさん)

と翔は受付嬢とジンの会話で感づいた

「すまんな、すぐ処理するから。しかしよくシグル王国、アージャンダイル、ゼルドロスのギルドが

 許したな?拠点移動の話?」

「そこは説得しました」

「そうか?ならいい。これから翔、レオナ様ともどもよろしくな」

無事真保達の手続きは終わりました


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