表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/24

領主殿とアロイとゼロの過去

何度か言ったような気もするが、基本的にゼロ視点のみで

ゼロが要点と思った出来事だけが記録される本シリーズ。

今回はノンフィクションかつゼロ視点である事をようやく使えた回だったり。

喉元過ぎればなんとやら。

私が言えた事では無いが、私が言わねば誰も言わないらしい。

人は現実を見ない。

世間一般の連中は何かしらの才能に恵まれた

『自称普通』『自称無能』『自称凡人』の『天才』達だ。

努力の、人付き合いの、騙りの、なんでも良い。

彼らは何かしらの才能を持っている。

しかしそれは本来ならあり得ない状況なのだ。

だからこそ、現代なら頭の回転が早いだけで終わる可能性もある人物が

遠い昔に偉大な英雄として描かれる訳だ。

そんな彼らの時代に居たのは何かと言えば、現実だけを見続けた

我々のような凡人、世間一般で言う無能だ。

歴史を例えに出すなら、戦場の主戦力がそうだったように、かな?

槍兵は大抵が平民もとい農民、百姓、農奴に槍を持たせただけの存在だからな。


素質や才能等の有無に関わらず、最初は能力に差なぞ無い。

夢中になる物や好み、親や教師、友人や恩師の有無で簡単に変わる。

鉄は熱いうちに打てと言うが、平たく言えばまともな思考の出来ない

落ち着きの無い子供の内に都合の良い存在に作り上げろという事だ。

教育も洗脳と変わらん、特に歴史や道徳とかはな。

それが悪いこととは言わん、だが聞こえが悪いからと目を逸らすのはどうかと思う。

まぁ、向き合ったところで何にもならないから、見ないのが正しいのかもしれないが。

彼らは上だけをみて、上に這い上がる事だけを考えている。

足下で踏みにじられる我々の苦悩なぞ理解せず。

私は、虐待と虐めから逃れようと睡眠と、この広大なネットの海に逃げ込んだ。

睡眠は有限だ、だがネットの海は無限だ。

そこで私は別の現実を知った。

ネットの中でしか強気になれない者。

自分が被害者だと思っている加害者。

それでもあの頃の私にとっては、まだ世界は綺麗な宝石だった。

生きる価値のある場所だった。

だが人というのは自分はおろか、他人だって理解出来ないし

理解しようとすらしない、あるいはしたつもりになるだけの生き物だ。

そして未知を恐れる、異質を恐れる、極度の排他的種族でもある。

ともなれば、我々社会不適合者と社会人の溝は簡単に深まるし

埋まることは決して無い、先も話した通りだ。

お互いが『自分こそが被害者だ』と思っているのだから

歩み寄りや相互理解なんてやろうともしない。

人は妥協する生き物とどこかの学者は言ったがそれは違う。

妥協を知らず、妥協をしなかった。

だからここまで発展した、多くの生命を犠牲に月にまで辿り着いた。

それでも尚、人間は戦争を止めることは一日たりとも無かった。

まぁ、戦場は需要の尽きぬ市場で、特に発展途上国等の

紛争地域と呼ばれる戦場は様々な国が介入している代理戦争の場でもある。

紛争と言い繕ってはいるが、やってることは戦争と変わらん。

そんな戦争が無くなれば世界規模の経済崩壊が起きてもおかしくは無い。

うるさいと『大声で』怒鳴るうるさい奴も。

平和を謡いながら戦争を望む指導者も。

結局、自分に都合の良い現実しか見ておらず、現実を見てはいないのだ。

現実を見るのは難しいし、見れたとして、正気で居られる保証は無い。

ある者は発狂し、自殺した。

ある者は精神的な病にかかり、音信不通に。

私か? 言うまでもない、他人に迷惑をかける

やかましいことこの上ない歩くスピーカー、だな。

直せないし治らない、なら見ずに、気付かない振りを

他の連中のようにしていれば、もしかしたら私は病むことも無く

世間一般での『まともで立派な社会人』になれていたかもしれない。

まぁ、世間一般でのまともで立派な社会人が

人として立派なのかは別問題なのは言うまでもない常識だが。

だからこそ、現実から逃げながらも

現実を見続ける努力をしてきた、醜い人に大勢会った

暴言も誹謗中傷を大量に浴びた、泥も濡れ衣も汚名だって幾らでも着た

多くの人に、数えきれない迷惑をかけた

多くの人に嫌われた、多くの人を見捨てたし、見捨てられもした。

それでも私は現実を見ることをやめなかったし、これからもやめる気は無い。

まるで川に流される木の葉のように、ただ何もせず

滝壺という名の死という終着点を見つめている。

如何なる過程を経ようとも、過去と目の前の現実と最後だけは確かな物だから。

はしょってもこれだけ長くなる、こうなった要因全てを話すとなると

私の気力や時間が足りない。

さて、メタもそこそこに始めようか。

【作者視点は終わりだ】




『アンタなんか産まなければよかった!』

なら子供なんて作るな、結婚するな、性交するな。

『死ね! 今すぐ死ね! 嫌なら出ていけ! 出ていって死ね!』

だったら殺せばよかっただろうに。

『なんでこんな事もできないんだ?』

やり方も知らないのに何事も完璧にこなせると思うのか?

『お前に生きる価値なんて無いんだよ』

知ってるさ、あの頃の私は認めたくなくて泣きながら否定

いや、拒絶することしか出来なかったがな。

『拒否権なんてあるわけないだろ』

あぁ、解ってるさ「子供は親の奴隷、所有物、備品」だと教わったよ。

『言われた通りにやれ! さっさと!』

初めての作業、急かされ、自分なりの工夫で手早く作業を終わらせようとすれば殴られる。

これに限った話では無いが、私の幼少期は罵声と暴力に満ちた物だった。

『何で何もしないの!?』

指示を待たずに何かしたら殴るだろう?

自らの安全を確保するために全力を尽くすのは悪事なのか?

『そのくらい自分で考えなさいよ!』

そしてやったら結果を問わず、何でやったと殴るのだろう?

私は子供、親の奴隷、サンドバッグ。

ストレス発散の為になにかとつけて暴力を振るわれる

自動修復機能付きのオンボロからくり、そんなモノ。

『本当に要らない子だなお前は』

なら産むな。

『何で生きてるの?』

好きで生きてるとでも?

『あ、そう、なら母さんもアンタのことは信じないわ』

最初から信じてなどいなかったくせによくあんな事が言えたな。

『なんで死んでないの?』

教育が良かったんでな、死に難い頑丈な身体で助かってるが・・・

生きてる理由なんて・・・そんなのこっちが知りたい。

『なぁ、なんであんな奴等のために働かなきゃいけないんだ?』

さぁな、産まれた理由も意味も、私には分からない。

『なんであんな奴等に従わなきゃならない?』

『なんであんな奴等の嘘が真実になる?』

『なんで誰も信じてくれない?』

『誠実? 正直? それで彼等は俺達に言葉通りに信じてくれたのか?

 どうせ嘘にされるのなら最初から本当の事を言う意味も義理も無いだろう!?』

『なんであんな奴等のために生きなきゃいけない!?』

『なんであんな連中が蔓延る世界のために、社会を構築する歯車にならなきゃいけない?』

『奴等が俺達に何をしてくれた?』

『なぁ、教えてくれよ?』

『彼等が、俺達の捧げたモノに何を返してくれた?』

『あの老兵達との約束を守る気か?

 死者が俺達に何をしてくれるってんだ!?

 殺せ! 奴等が俺達にそうしたように!

 俺達には復讐する権利がある!』

自業自得だ、我々にそんな権利は最初から無い。

『だったら尚更好き勝手に殺して回っても構わないだろう!』

それは無理だ、私は彼等へ義理立てせにゃならん

その為の計画だった、そうだろう?

『そしてあのクソッタレにこんな世界に送られた!』

そうだな、だが、目前で苦しむ若者を見捨てるのは

先達としてよろしくない、あの老兵がそうしたように

我々はこの力を押し付けられた以上はこの力を正しく

本来望まれた形で振るわなければならない。

守るために、助けるために、戦争を起こさないために。

『その為のツァーリ・ボンバか』

地球を三周しても尚、観測可能な衝撃波を産む人類史上において

最大、最強、最悪の三拍子の兵器だ。

もし次に戦争を起こしたら、これで黙らせる。

『宗教系の文明だ、魔王にされるぞ?』

そうなったら、お望み通りだ、今までそう振る舞ってきたように。

『彼女達も殺すのか』

当たり前だろう?

『随分と冷たくなったな』

教育が良かったのか、踏んだ場数が違うからか・・・

まあ、年齢の割りには濃密な人生を歩んでいるな。

『それでも、生きるのか?』

あぁ、死には苦痛を伴う、それに今はまだ義理がある。

流石に連中のように厚顔無恥な行動は避けたい。

『飽きるほどしてるだろうに』

だからと開き直っては連中と同類だ

私はそこまで人間性を捨ててはいない、人が人であるために、な?

『なら、地獄でそのまま苦しんでろ』

あぁ、せいぜい足掻いてやるさ・・・

目覚めは悪夢と、荒い呼吸と動悸と共に。

就寝前の薬と抗不安剤は1錠あたりの量が違うだけで成分は同じだ。

就寝前と抗不安剤を合わせて飲む、過剰摂取手前まで接種しなければ

全く落ち着けず、そこまで飲んでも

眠気の限界が来るまで苦痛と眠気に苦しみながら

翌朝か、最悪昼まで起きさせられるのだ。

寝れても眠りが浅いのか、それとも起きているだけでも負担が大きいのか

昼寝を挟まねばまともに活動出来ない日々。

この世界に来た日からはそんな事は起きていない。

あの、先人に倣って存在Xと呼んでる『奴』が私に与えた力が

私の身体を管理しているからだと脳裏に浮かんでくる。

正に『ナニカサレタ』という奴だ。

【まぁ、眠れない事の方が多いけどね】

【その内、ノンフィクション過去話集でも別枠で投稿しようかな?】

【幸か不幸か、不幸な話には事欠かない】

【難点は、時間がなかなか無いこと、だな】

【現実逃避をやめて執筆や家事等に戻れる時間が】

【ここ三年で急激に短くなっているし、睡眠もまともにとれなくなっている】

【身体より先に頭がイカれてしまいそうだ】





銀髪の女騎士にして領主殿の名はアロイというそうだ。

彼女は真面目というより、お人好しだ。

両親もそんな感じで、騙されて反逆罪で過酷な辺境に送られたらしい。

しかし辺境の領主というのは現代で言う超エリート、重役、大出世。

何故なら防人としての役割があるので

大きな軍事力や権力、そして勿論高い能力を持つ有能な者が配属されるし

『辺境』と着くだけで伯爵等の位が上がる程だ。

伯爵<辺境伯爵、そんな感じ。

国防の最前線に立つがゆえに中央から離される、政治的にも。

なら不穏分子はというと、案外お膝元である。

監視が届くし、手勢が直ぐにぶつけられるからだ。

辺境伯はというと権力も軍事力も強いので離れた位置に置かねばならない

反乱を警戒しての事だ、そうした統治機構が中世から近世にかけての政治だ。

なので物語でよくある辺境へ左遷、というのは実は少し間違っている。

厳密には『敵地と隣接していない僻地』への左遷だろうか?

ともかく、辺境は辺境でも、国の端、というだけでは寧ろ栄転だ。

この辺、理解されてない部分が多い。

現代とは価値観も情勢も違う事を理解せずに

教科書や授業だけで理解した気になるから日本軍やナチスが悪党だった

という事実とはいえ真実からは程遠い理解が蔓延ってしまうわけだ。

まぁ、歴史の授業ですら習わないような役に立たぬ豆知識だ

知る必要も無いのだから仕方がない、過ぎた事を理解して何になる、とな。

その結果、創作物では辺境の領主は目が届かないからと好き放題するクズだったり

警戒心皆無の無駄に都合の良いお人好しだったりと作者の都合で作り替えられる。

では彼女もそうなのかと言えば・・・実は違う。

元からこの領地は彼女の両親が統治する予定だったようだ。

どうやって知ったのかって?

諜報活動は軍事機密だが、その手法は案外調べれば簡単に知る事が出来る。

外部にバラさなければ良いだけさ、なんせどこの国でもやってるからね。

まあ、未来ある若者は知るべきでは無いね。

私のように未来の無い社会不適合者くらいだよ、知っても問題が無いのは。

さて、では何故彼女がこうなったかと言えば。

他の貴族の嫌がらせである。

ま、よくある話だな、現実世界だともっとえげつないが。

それに、その貴族達も処分してある。

【描写? 世界の拷問シリーズを細かく描写した上で】

【女じゃなく醜い野郎の野太い悲鳴を延々と読みたいのか?】

【趣味が悪い・・・いや、寧ろ『イイ』趣味をしている?】

【どちらにせよ危険人物に変わりはないか】

【警察を呼ぶか? 慣れてるぞ、110番通報は】

【詐欺メールの番号報告とか、遺体発見や不審者発見や現行犯の通報で】

【・・・結構物騒な案件と縁があるな私、流石は厄年、厄いわ】

なので触れる必要は無い、とりあえずそれで領主になった。

領民なんて居ない土地だったのだが

偶然、彼女の両親が助けたのがコボルトという子犬のような種族で。

うむ、ゴブリン達と同様、普通の亜人だ。

彼らがこの土地を伐り拓き、難民がここに流れ着き、やがて街となった。

そして時は流れて今に至る、らしい。

まぁ、書類にサインをするだけで目眩や吐き気がする私にとって

そんな話は至極どうでも良い事なのだがな。

【勉強も運動もアウト、最悪の場合、痙攣で全身がまともに動けなくなる】

【障害者年金で遊んで食って寝るだけの優雅な余生と言えば聞こえは良いが】

【実際は何時自殺するか分からない母の監視と護衛】

【生還を望まれぬ兵士のように、私に本当の休みは無い】

【苦痛を誤魔化すために娯楽にのめり込む】

【まるで薬物中毒の患者の気分だ、実際そうなのかもしれないが】

【あぁ、タバコでも酒でも良いから何か気を紛らわせる何かに溺れたい】




開拓村が発展したような領地なために未調査区域が非常に多く

どこかに幻想世界のお約束であるダンジョンとかがあった場合は

そうだな、領主殿曰く、国の存亡がかかるレベルで危険、らしい。

お約束のひとつ、スタンピードなる物があるようだ。

溢れ出た魔物の群れで大陸中が大混乱に陥った事も百年以上前にあったとか。

ゼロ「調査、ですか?」

女騎士→アロイ「あぁ、防衛戦力にしか手が回ってなかったし

 村落も領地全体にある訳じゃ無かったからな

 調査そのものが出来なかったが、お前達なら可能だろう?」

ゼロ「可能です、時間がかかりますが、詳細な記録を用意しましょう」

アロイ「頼む、ダンジョンを見付けた場合は可能なら

 駐屯地とやらを設営して魔物の間引き等の管理を頼みたい」

ゼロ「この世界じゃ治安維持だけでも一苦労ですな領主殿?」

アロイ「そっちの世界も同じような物だろう?」

ゼロ「そうでもありませんが、隣の芝は青い、ですかね?」

アロイ「だろうな、だが少なくとも、同じ人間同士で争うよりは

 魔物を相手にした方がまだ気が楽なのは否定しない」

お互い苦笑いだ、もっとも、私の顔は相変わらず隠れてるので分からないだろうが

声色から察してはくれそうだ、女は勘が鋭いしな。

では、調査隊を編成、と行きたいが歩兵と航空支援しか使えないな

無理に森林を伐り拓く訳にも行かんだろうしなぁ。

自然破壊は必要最低限にしないと現代社会ですら解決不可能な問題に発展するし?

アマゾンの大森林がコノザマだよ、某先生の地球儀アプリ見て戦慄したわ!

ゼロ「つっても自然しか無いのはそれはそれでなぁ」

軍隊アリとか蜂とか蜘蛛とかムカデとか色々と毒やら

人を殺せる虫は数多く存在するしな(リアル話)

幻想世界なら・・・想像したく無いが想像出来てしまうな、全部ゲームで見たし。

※某陸戦兵として巨大な虫達を相手に戦った経験アリ※

【巨大ソラ■がまだ倒せません、壁貫通火炎放射マジやめれ】

となると航空支援は必須、そしてその航空支援の護衛としての航空支援も必須。

その上でジャングルに適した装備の歩兵部隊を無数に編成しつつ

森林の外に砲兵や戦車を配置して撤退戦にも備える。

このくらいはやらないと最低限とは言えないだろう・・・

お約束的に、何か見つける=スタンピード!

そんな展開になりそうだしな。

【ただのなろう味じゃつまらないからダイスで決まるけどね】

【・・・そのせいで性別も性格も変わった領主とか】

【最初に死んでる予定なのにまだ生きてる王女とメイドとか出るけどね】

とりあえず、MLRSを何種類か。

約32km、45km、165kmといった感じで弾体によって射程は変わるし

かなりの広範囲をカバー出来るのは旨味だ。

といっても、森から離れた位置に展開する都合上

調査隊の支援はもっと短い範囲になるだろうが

それでも充分な支援可能な区域を確保できるだろう。

後は適当に牽引砲を並べておく、弾無限はこういう時に威力を発揮する。

戦車は74式戦車(あの四角いライト付き)

理由? サーチライトの代わりに使えるらしいからねアレ。

航空支援にいつものA-10、AH-64D、B-52、AC-130を用意

護衛にはF-16にP-51Dに紫電改にスピットファイアというジェットとレシプロの混合で

格闘戦闘や低速域での戦闘に対応可能にしておいた。

某ゲームではスピットファイアは愛機でもあるしね!

ただなぁ、火力がびみょい(7.62mm4挺とか重戦闘機のカモですわー)

【弾がね、キンキン言いながら明後日の方向に弾き飛ばされるのよね】

【特にアメリカ戦闘機は普通の戦闘機ですら弾くからね!】

【これだから人命軽視の癖に航空機の装甲だけは厚いアメリカは!】

【M4みたくワンショットライターみたくなっとけよ!】

【いや、なってたらダメなんだけども】

後期型は20mm機関砲等の追加で火力が改善されたがな。

リアルだとマイナスGでエンジンが止まる(改善されたらしいが)

ホーカー ハリケーンも好きですよ?

20mm四門の子。

某氏の擬人化イラストでハートをぶち抜かれました。

あ、勿論領主殿から部隊展開の許可は貰ってあるよ?





で、歩兵召喚して行って貰った訳なんだけど・・・


あった、制圧した、なんか能力増やされた。


そんな感じになった。

三行で?


なんぞデカイダンジョンミッケ!

現代兵器は無敵だぜ!

【悲報?】ゼロ、ダンジョンコアで人外化【朗報?】


・・・と、言うわけで薄い本御用達な触手も洗脳も脳ミソくちゅくちゅも

催眠も媚薬も何でもやれちゃうナニかになりまして。

ゼロ「と、言うわけで領主殿?

 この領地その物をダンジョンに出来るらしいがどうする?」

アロイ「お前は本当に規格外の案件しか持ち込まないな」

真顔で即答する辺り、お前も慣れたよな。

えっと、なにやらかしたっけ?

【はいはいダイスロールダイスロール・・・うそぉ】

ドラゴン撃退したら群れで来たんで殲滅したり

壊れた城壁を修理する名目で鉄筋コンクリートとか装甲板で強化したり

バリスタをM45四連装対空機関銃架に変更したり

同じく縦横連装の四連装40mm機関砲に変更したり

月に一度、総合火力演習を各地で行ったり(陸海空軍の総力を投入)

常備軍と自然保護官と警官と警備兵を別々の組織として設立して運用してみたり。


■常備軍■

常に領主の居る城塞都市か主要都市に駐屯。

ゼロの召喚、使役している部隊や奴隷部隊と連携して大事に当たる切り札。


■自然保護官■

某ハンターゲームで言うハンターの位置。

魔物の討伐、撃退、捕獲、調査。

植物をはじめとする自然に関するあらゆる物事の調査、観察、保全を目的とする。

現代でも問題となっている違法なペット密売や密漁等を阻止する為に

陸海空軍の混成軍ながらも軍とは別枠として設立。

無論、保護動物には人間も含まれる。

これは人間以外の人類を含め、生物学上は他の野生動物と大差無く

この大自然においては無知で無垢で矮小な存在に変わりはないという

傲慢にならぬための戒めとして掲げられている、らしい。

いや、担当の召喚兵がめっちゃ熱弁してたから聞き流したんだよね。

自然との共存の道を模索する研究組織でもある、らしい。


■警察■

日本とアメリカの警察を掛け合わせたような感じ。

ハンヴィー等の軍用車両も配備されている。

理由は町や村落の街道や壁外の巡回による安全確保のためである。

なので車両のみならず、ヘリや無人偵察機部隊を多数保有していたりする。


■警備兵■

街中、街道の途中に設営した駐屯地、村落において門番のように立つ。

警察では手に負えないが軍を呼ぶには(町の被害が)危険な場合に彼らは動く。




ゼロ「とりあえず、現時点で判明している

 ダンジョン化のメリットとデメリットを部下に纏めさせている

 それに、まだ調査は途中だからな」

【本当はちっさいダンジョンのコアで砦をダンジョン化して強化する予定だった】

【最大値引くなよ、ダンジョンコアの効能を設定するのに手間取ったろうが!】

【チート過ぎたらいけないが、原子力発電バリの超パワーがしょぼかったら】

【まぁ、それはそれでアウトなのは言うまでもないわけで】

【でまぁ、偶然とあるゲームのチャット欄の下ネタトークが目に入り】

【『人外化からの超強化、そういうのもあるなか!』と】

【どうせならダンジョンマスターにして何でもアリにしちゃおう】

【ダンジョンのボスって実際何でもアリだし】

【某スーパーでロボットな戦争ゲームも何でもアリだったし】

【宇宙戦艦参戦とかマジ胸熱でしたわー】

【という感じで決定、後の事は考えてない】

【キャラとしての私とダイスロールに丸投げである】

【作者としてのプライド? プライドよりまず文才が欲しいです(切実)】

【プライドでエースになれるかよ!(戦争系ゲーム中心の一般プレイヤー)】

【お陰で前線指揮官の経験もあるせいでノリや口調が前線兵士のソレで】

【下ネタとか放送禁止用語が普通に出る時期があって矯正に苦労】

【幾つのチャットや掲示板を出禁にされた事やら・・・】

【ハーメルンもノンフィクション系の駄文書いてたけど】

【その矯正不足が原因でBAN!されたし】

【さてと、ちょっとネタバレになるから話せないけど】

【一応三日かけてある程度のプランは建てたので続き書くよー】

ゼロ「放置期間含めて大分時が狂ってる気がしますが説明しますね?」

【メタは止めて!? それ私の役目!?】

黙れダメ作者

【事実だけど今は黙って!? せめて舞台裏にしてくれない!?】

チッ!

ゼロ「まずデメリットを、というかダンジョンとなることその物がデメリットですね」

アロイ「だろうな、危険な魔物や罠で民を危険に晒す訳にはいかない」

ゼロ「そこでこのメリットの出番です」

アロイ「魔物の素材や宝箱の貴重品以外に何かあるのか?」

ゼロ「敵と味方を識別できるっぽいです」

アロイ「そりゃあでき・・・あぁ、民を味方と設定するのか」

ゼロ「ダンジョン内ではダンジョンコアもといボスが生成する魔物と

 野生からダンジョンの支配下に置かれた魔物

 もしくはダンジョン内で繁殖した魔物が存在するようでして

 頭に浮かんでくる説明を読む限りでは、この領地の民を

 ダンジョンの魔物として登録することで

 侵略者と民を分けられるみたいです

 しかも通して良い侵入者と通せない侵入者も決めれるようです」

アロイ「・・・ということは民が何処にいるのかも?」

ゼロ「特定の行動を実行した民を追跡する事も出来るので

 犯罪者の追跡にも役立ちそうですよ、これ便利ですね」

アロイ「国が滅ぶレベルの危険物なんだがなぁ、ダンジョンって」

領主殿は悩んだ末、しばらく考えさせて欲しいということで終わった。

個人的にも保留は賛成だったので特にイベントは無かった。

【メタやめろ】




大切な物が増えても、すぐに誰かに消される。

親に、他人に、時には無自覚に、無意識に、自らの手で。

長く手に収めれば収める程に、失った時の辛さは重くなる

覚えておけばおくほどに、知れば知るほどに、失う事が恐くなる。

『だったら覚えなければいい、作らなければいい、持たなければいい』

今は、ボイスチャットで知り合ったオンラインゲームの知り合いも

声と名前を一致させる事はおろか、声を聞いても以前知り合ったかすら思い出せない。

昔、あんなに好きだった、ファンだった誰かの声も、顔も、姿も名前も。

それでも忘れられないモノもある、だからこそ辛い。

地獄とは死後の世界では無く、生きることその物と言った者がいたが

強ち間違いでも無いだろう、地獄も悪魔も神も、人が造り出したマボロシだ。

数秒前に聞いた名前も思い出せない男だ。

何時死んでも、未練にならぬように、とも言えなくも無い。

ゼロ「・・・この能力でも補えないのは、私が望んでいるから、か?」

まぁ、自らの小説やR-18の好みの傾向から

そうした性格はある程度自己分析した事はあるが・・・


1.自分に自信が無い(洗脳、催眠系)


2.他人に虐げられていた、或いは他人の上に立ちたい(チート系)


3.自分(の外見)に自信が無い(転生、異種姦系)


4.心の底から友と呼べる者が居ない(使役、分身、自分ヒロイン、触手系)


・・・兵員召喚なんかは、1、2、4に当てはまるだろうな。

裏切ることの無い、自分だけの、絶対的な被支配階級の存在。

人外ヒロインが好きな場合?

人を信用出来ないのさ、だから異種族に憧れる。

魔■娘図鑑というとある作家さんのシリーズがあるが

あぁいう人外娘がヒロインで特に人から離れた姿のヒロインに強く惹かれるのは

無意識に人間への忌避感などを抱いている場合がある。

裏切られた者、と言えば聞こえは悪くないがな。

鶏と卵の関係のような気もするが、性犯罪の傾向は大抵が

『ソレ』を理由にすれば責任を押し付けられる、と思っている奴か

『ソレ』で我慢していたが我慢しきれなくなった奴。

その二つに分類可能だ、大きく分けて、だが。

前者は『ソレ』の内容そのままの行為をしてアッサリと捕まる。

後者は本当にギリギリまで我慢するために犯行が過激かつ狡猾になりやすい。

なにせ、冷静に考えてみれば『ソレ』の内容が

如何に非現実極まりないか簡単に理解出来るからだ。

前者は『ソレ』の内容通りにやれば『ソレ』のせいに出来ると考えるために

『ソレ』と同じことをする傾向が強く。

『ソレ』を愛用する者ほど、『ソレ』から離れた行動をとる傾向にある。

戦争ゲームをする者ほど殺人や法を犯さないのと同じだ。

ニュースだと、逆の方が金になるということで報道されないけどな。

自覚しても治すことは不可能だ、人間の性格は幼少期の経験で固まるのだから。

それに、壊れたら治らないモノなんて探せば幾らでもある。

ゼロ「そして、死『ね』ない身体、か・・・」

不老不死のお節介ってか?

ゼロ「素敵なプレゼントをどうも、と礼でも言えってか?

 ギリシャだか北欧のロクデナシ共だか四文字だか知らねぇが

 ふざけるなよクソッタレ・・・誰が望むかこんな呪い」

まぁ、自分の意思で、ダンジョンコアとして自壊出来るという点では

ソレは大きなメリットなのかもしれない。

苦痛の伴わぬ消滅という名の死。

ゼロ「・・・まだ死ぬ気は無い、考えても無駄か

 とりあえず、このダンジョン化によるメリットと

 デメリットの洗い出しを進めねばな、少しずつ、な」

再び増えてきた独り言に苦笑いしつつ、私はデータを纏める作業に手を出した。

昔、ある友人の語った事を思い出しながら。

『お前は、生きることを戦争と照らし合わせたよな?

 ならさ、知ってるか?』

『何がだ』

『この世界は確かにどうしようもなく腐ってる

 でもな、そんな世界を戦い抜いて死んだ奴には

 パレードに加わる権利が与えられ、お迎えが来るって話だ』

『そのパレード、ヴァルハラじゃ無いだろうな?

 クソッタレな神々のために働くのはそれこそ死んでもゴメンだぞ?』

『ちげぇよ、死者の、死者による、死者の為の葬列さ

 結果を出せずとも、必死に戦った過程は事実

 俺もお前も、負けはしたが、何もせず負けた訳じゃ無い

 抗った、自分なりに全力を出した、でもダメだった

 そんな敗者のための葬列があるらしい』

『夢のような世界だなそれは』

『信じてないな? ブラックパレードだよ、ブラックパレード!』

『あれは洋楽だし、意味も違うだろう』

『だが、俺達を連れていってくれるかも知れないぞ?』

『そこが俺達の犠牲が報われる場所なら良いがな』

『相変わらず後ろ向きだな、嘘でも希望は持つべきだぜ?』

『余計な希望は持たない方が幸せだ、最初から存在しないのだからな』

『それでも、胸を張って、自分は精一杯努力して生き抜いたと

 そう胸に抱いて死にたいとは思わねぇか?』

『そこに異論は無いがな・・・どうせ我々は地獄行きだろうよ』

『だからブラックパレードなのさ、きっと迎え入れてくれるさ

 俺達が味わった苦痛を慰めてくれる、きっとな』

『だと良いがな』

ゼロ「俺達は生き続ける、たとえ俺達が死んでも信じてくれ、か・・・」

そこにどんな意味が含まれているのか、未だに答えは出ないが

それでも私はまだ生きている。

【今回はここまで、ちょっとトラブル】

今回は分かりやすかったと思うが。

アロイの名前、最初にちょろっと出ただけで

あとは「」の頭に着いているだけなんですよね。

そしてゼロは『領主殿』としか地の文では呼んでいない。

なので特に無かったタイトルに彼女を採用。

しかし領主殿はアロイちゃん、では無く別個で表記。

ゼロの設定だけノンフィクションである事と

私であって私で無い彼の視点である事を表現出来ていたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ