ゼロのやる気は0、零戦一号のSAN値も0
約1週間はかかってる件。
外伝的なモノとか別作品は思い付くのにオノレ・・・
でもそんなことよりねむい。
※約一週間以上平均睡眠時間3時間のブラック企業バリの生活を進行形で送ってます※
私の仕事『母の自殺阻止』だからね?
忘れられてる気もするけどさ?
不審な行動をするようになったら監視を強化せにゃならんのよ。
それが衝動的自殺の前兆だった場合は止めなきゃいけないからね?
嫌だよ警察や消防に電話するの、恐いし。
※この男も鬱病で内心他人への恐怖で胃が大惨事なのを忘れてはならない※
胸元の拳銃を引き抜き、腹で支えるように構えて連射。
腹部に押し付けるように構えるため、両手で保持するよりも安定するが
確りと構えないと狙い通りに弾が飛ばない。
だが、確りと構えさえすれば、視線と身体の向いた方向に真っ直ぐ飛ぶ。
上手くやれば引き抜く、構える、撃つ、という三手順を
引き抜き、構えて撃つ、1.5手順程度には減らせる技術だそうな。
【動画サイトでそうした特殊な構え方の解説はよく見つかるので】
【興味がある方はそちらをどうぞ】
人型の的には頭に四発、胸に横一列に三発、下腹部に三発撃ち込まれている。
【頭は眼球、眉間、口を狙った、口は上手くいけばだが】
【脳幹というレモン程の大きさの部位に当てられ、数少ない即死が望める部位だ】
【頭? 脳の半分が消えたって生命活動は止まらんのだ、死ぬわけ無いだろ】
【ただ、身体が麻痺るだけで、苦痛はある】
【脳を撃たれた場合の死因の大半は大量出血によるショック死らしい】
【なので自殺する時は間違っても頭を撃ち抜かないように】
【胸は両方の肺と心臓を狙った物、肺を狙ったのは】
【希にいる臓器の位置が左右逆の敵を想定】
【肺が傷付けば血で肺が満たされて溺れ、呼吸困難で死ぬ】
【心臓が傷付けば大量出血によるショック死】
【下腹部は臓器逆をふまえてだが】
【腎臓だったかなんだったか、右わき腹の下側辺りにあるんだが】
【撃たれた場合、一分以内に出血によるショック死が起きる致命的な部位がある】
【そして下腹部というのが重要だ】
【三発の内一発は下腹部の更に下辺り、つまり股間を撃ち抜いた】
【理由は簡単だ、細いものから太い物まで血管が大量に通っている】
【そして尚且つ皮膚が薄く、脆いからだ】
【これは脇にも尻の穴の中や口腔にも言える事だ】
【ほら、体温計を挟んだりくわえたりぶっ刺したりする場所だろ?】
【ちゃんと理由があるのさ、熱中症とかで熱冷ましの時もそこに氷嚢を挟むだろ?】
【まぁ、そんな部位だから少しでも傷が付けば大量出血の危険がある】
【そのため、軍のスナイパーは狙いにくい頭よりも】
【的の大きな下腹部を狙う、これは男女であろうと】
【臓器の位置が逆であろうと変わらない致命的な弱点だからだ】
【万が一外れても下腹部の周囲は言うまでもなく致命的な部位が多く】
【大きく逸れても腹は人糞という天然にして最強最悪の毒が漏れる】
【太ももは股間程では無いが血管は多いし移動に重要な部位なので敵の機動力を奪える】
【痛みと筋肉や骨の損傷でまともに歩く事はほぼ不可能となるだろう】
【更に上にそれたら致命傷になりかねない心臓と肺が待っている】
【胃の辺りなら助かる可能性はあるが】
【むしろ背骨に当たってもっと致命傷になりかねないのでやはり危険】
【とまぁ、人間に限らず、生物の身体はどれかひとつでも損傷すると死にかねない】
【とても繊細な精密機械のような物なのだ、だから殺しやすい】
【だが高性能で頑強なのも事実、頭を撃ち抜いても】
【ギロチンで首を切り落としてもたっぷり数十秒は苦痛に悶えながらも生きていられる】
【ある意味黒いイニシャルGも称賛しそうな生命力だ】
【まぁ、行動不能にするだけなら簡単なんだけど】
【行動不能(生け捕り)となると格段に難易度が上がる】
【即死は難しいが殺すのは簡単、だが人を生かすのは極めて困難、そういう感じ】
もっと早く、もっと鋭く、かのガンマン、ボブ・■■■■のように!
・・・流石に高望みが過ぎるか。
だが特殊部隊のように素早い判断と切り替えには憧れるし
この世界ではきっと必要になるだろう。
ゼロ「昔のようにはいかない、か」
思わずそう愚痴るのも仕方無いだろう。
実物とゲームは違う、とはいえチートとしてその能力を与えられている以上は
これを十全に扱い、自らの経験や運用思想と組み合わせる事で
その能力を十二分に引き出さねばならない。
そこで初めて『チート』は『チート』としての力を発揮する。
近頃のラノベよろしく最初からバンバンだの
数ヵ月練習してマスターしただの
実戦で目覚めるだの
そんな甘ったれた事態なぞ起きたりはしない。
月月火水木金金、とは流石に私のような底辺の人間には無理だが
理想としてはそれが望ましい、訓練に休みはあってはならないのだ。
少女兵「あれだけの構えと早撃ちの数々をもってしても『まだ』なのですか?」
ゼロ「本職の人間ならもっと早く、もっと正確に、そしてもっと鋭い」
少女兵「・・・隊長殿の世界はどれだけ悲惨な戦乱の世なのです?」
ゼロ「ところがどっこい、この世界より平和だ」
少女兵「ですよね、あの機械で頭にしっかりと叩き込まれてます」
ゼロ「その平和の為に、過剰な武力と戦争が必要なのさ、皮肉かねぇ?」
どれだけ否定しようとも、現実、そうなっている時点で
いかなる反論も現実が否定してしまう、正論すらも。
結果や現実に勝つ術は無く、我々は流されるしか無い、といったところか?
領主殿の私兵はとてもじゃないが私兵とは思えない存在だった。
領主が変わっているならその部下達も変わっているようだ。
正規軍のような練度の兵士達。
親切丁寧な上に雑務のみならず戦闘も政務も出来る使用人達。
そんな彼等に自ら進んで協力する民達。
どこの理想郷なのかと疑うレベルだ。
しかも姫曰く蔓延っているという差別もこの領地では存在しなかった。
ゼロ「領主殿、ここは良い土地だな」
女騎士「ど、どうしたんだいきなり!?」
ゼロ「いやなに、ふと落ち着いて考えると
この領地では差別は無いし他と違って私兵は規律正しく
使用人も有能、どこの理想郷なのか聞きたいくらいで
夢でも見てるんじゃないかと思ってな」
女騎士「褒めても何も出んぞ」
ゼロ「生憎、世辞は苦手だし嫌いだ。
私は事実を述べたまでだ、他の領地や他国と比べた上でな
控えめに言って、ここは良すぎる、奪いたくなる程に。
ハッキリ言おう、この領地は何時侵略されても不思議じゃ無い土地だ」
女騎士「・・・なんだ、そういう意味か」
ゼロ「余裕があるなら、防衛設備や武具の充実を急ぐべきだ」
女騎士「お前がそこまで言うのなら、事実なのだろうな」
言葉にしてない部分まで通じる相手は好きですよ?
ゼロ「雇われてる以上、全力で応える。
それと、部下のお陰で地図が出来たが、いるか?」
女騎士「そんな物を私のような一領主に渡してどうする!?」
WW1ですら機密扱いだったという地図。
正確な地図というのは軍事どころか国家機密レベルの情報だ。
彼女もそれを理解しているからだろう、めっさ顔が青い、虐めたくなる。
まぁ可哀想なので今回はこの辺にしておく
良心が痛まない訳じゃ無いしな。
ゼロ「この国はとうに滅んだも同然だ、別に構わんだろう
ブローヴァにも渡してるし許可も取ってある」
女騎士「・・・あぁ、そういえばお前は女王陛下の恩人であったな」
ゼロ「ただの戦争狂だと思ってたのか、酷いな」
女騎士「いや、あんな発言をすれば誰だってそう思うだろ」
尚、会話しながらだが地図広げたり書類選別したり
ちゃんと仕事を手伝ってますよ、万年筆とか判子をプレゼントしたり。
女騎士「しかし、この万年筆と判子のお陰で大分仕事が楽になった
お前の世界ではこれが当たり前なのか?」
ゼロ「もっと便利なのがあるが、そこまで行くには
この世界だと何万年単位の時間が必要かもな」
女騎士「便利な魔法も、これを知ると考え物だな」
ゼロ「必要は発明の母、と言うらしいが
まぁ、必要に感じなければ便利な物は産まれないって事だな」
女騎士「新たな物が産まれることが良いこととも限らない、だったか?」
ゼロ「王都を知る貴方なら、理解出来るでしょう?」
女騎士「そう、だな・・・あれだけの武力をもってしても
戦争を無くせない、人間とは業の深い存在なのだろうか?」
ゼロ「だからこそ、その業を無くそうとする人間も産まれる
光があるから影が出来るように、悪人がいるから善人が現れる
こればかりはどうにも出来んさ、それを呑み込むのも領主の仕事だろう?」
女騎士「ぐぬ、確かにそうだが・・・納得いかん」
ゼロ「しなくて良いさ、完璧に近付く努力を怠らないためにもな」
この青い領主殿の部下という今は、退屈しなさそうだ。
因果応報、という言葉は有名だ。
特に最近は悪い意味だけでは無い事も確りと知られつつある。
何が言いたいかと言うとだ。
ゼロ「報復の軍勢が攻めて来る」
女騎士「あ、あそこまでやっても大義はあると思っているのか?」
ゼロ「向こうにとっては家族を奪った虐殺者
我々にとっては血も涙も無い侵略者
永遠に相容れぬ大義名分って所ですかね?」
女騎士「お前が徹底的に報復した理由が今なら分かるよ
きっと、もっと増えてたんだろう?」
ゼロ「情報の周知と徹底的な報復攻撃は
こうした事態の阻止も目的のひとつなんですがね
やっぱりダメでしたよ、自分を棚上げして被害者面ですよ」
なのでもっと酷くする。
命は取らない(失わないとは言ってない)がな。
本日は絶好の戦死日和です、どうぞ思う存分名誉を得て帰れ。
まず偵察機で敵の侵攻ルートを仮定。
時代背景としては現代と違って少数の戦闘部隊は非常識で
第二次大戦時ですら偵察部隊が『あっ』『あっ』と鉢合わせて
『じ、じゃあ俺達これから帰るんで』『あ、こっちも報告に戻るんで』と
何事もなくお互いが帰還、という『お前ら敵だろ』とツッコミが入る光景が
意外とよくある話だったりするのである、が。
ならこの中世ベースの世界なら?
何万もの軍勢がノロノロと徒歩で何週間もかけて移動する訳だ
馬車は物資で、馬は貴族やら指揮官で埋まる。
WW1なら自動車、トラック、馬。
WW2なら装甲車かタンクデサントがメジャーか?
歩兵の移動手段と高度な運用思想の数々は意外と歴史が浅い。
理由? 上層部がそういうの軽く見てたから。
輸送を軽視した日本軍と似たような感じ、と言えば分かりやすいか?
アメリカ(陸)軍は性能を軽視、人命をもっと重視しろよ。
フランス軍は戦車を軽視、梅毒に頭やられてる奴を最高司令官にするなよ。
英国はすべてにおいて変態、せめて脱出くらいはさせろよあの戦闘機。
ソ連は数を揃えて物量で殴る、粛清だけじゃ足らんのか。
ドイツと日本はとにかく物が足りなかったのでそれどころではない。
さて話を戻すが、そうした大群衆が移動するにはそれなりの道が必要だ。
必然的にルートは限られてくる。
まず大勢がはぐれずに安全に移動可能な開けた場所、平原や街道、獣道でも良い。
そして食料と水の確保が可能な場所、村落からの略奪が当時の基本、戦国でも常識。
となると移動速度と物資の消費速度から
村落から村落へ、といった具合に点と点を繋ぎ合わせていける。
大きな湖と森があるなら、そこも候補に入るけどな。
まぁ、何通りかとはいえ予測できない訳じゃ無い。
この辺は戦略ゲームやってるとある程度だが自然と身に付く。
第二段階、罠を仕掛ける。
戦国でも糞尿をグツグツに煮込んで敵にぶっかける事で籠城を成功させた例がある。
人糞は現代ですらもっとも入手が容易で
尚且つ抗生物質の類いが無いと言っても過言では無い危険極まりない毒薬だ。
適切な処理をすれば農作物によい良質な土へと変わる辺りに
毒と薬は紙一重という法則が徹底されている気がしなくもない。
落とし穴、竹槍、糞尿。
毒沼の完成です。
槍が刺さり、傷口から致命的な量の毒が入る。
破傷風やら感染症やらで悶え苦しみながら死ぬだろう。
運良く、いや、運悪く生き残ったら、重い後遺症が残るだろう。
魔法があれば別だが、魔力は無限では無いし
術士も有限、なので平民である兵士達は基本的に生き残れないだろう。
差別文化も組み込んで敵を効率良く殺す作戦を考える、基本だな。
流石に毒を放置は感染症の流行を招くので国境付近にのみ設置してある
更に爆薬と燃料を仕込んであるので熱消毒が可能だ、後始末は綺麗にネ!
領地の方にはクレイモアやSマインを仕掛けた。
ちゃんと地図にマーキングしてから。
後でちゃんと処理出来るようにしないといけないからね。
地雷は便利だけど後が大変なのよなぁ。
あとクレイモアはスイッチ起爆だから管理が大変。
ゲームみたいに無差別に前を通る奴を爆破とはいかない。
いや、一応研究はされたらしいが、感度が悪かったり
起爆装置が上手く作動しなかったり、そもそもコストに見合わない。
そんな理由から、今でも使われてるけど起爆は手動かワイヤートラップという
昔ながらの仕組みで終わっている、仕方無いね。
何時でも軍は金食い虫、でも居ないと平和が保てない。
軍隊は嫌われてる内が平和、あるいは華、とはよく言ったものである。
第三並びに第四段階、砲撃&爆撃。
熱いバトル展開はフィクションに任せれば良い。
私は自他共に認める現実主義者で悲観主義者なのだ。
で、第二段階で撤退していきやがりましたよ連中。
ゼロ「領主殿、大変だ、我々の出番が無い」
女騎士「ついさっき直接戦うのは物語の中で充分とのたまったお前が言うか」
直接戦うのは第五段階だから!
まだ砲撃と爆撃が残ってたから!
ゼロ「いえ、折角なので砲爆撃でバラバラになった死体を
晒しておけば犯罪率も下がるかな、と
正直な話、敵兵の死体を求めておりました」
女騎士「もうお前の思考には驚かんぞ」
ゼロ「それは助かります」
ぶっちゃけ、先住民やとある吸血鬼のモデルとなった領主の手法を真似ただけだ。
やらかしたら、こうなるぞ。
そう目に見える物で警告するだけで人は恐怖によって支配される。
目に見えない、実感出来ない脅威は抑止力にならないのだ。
ほら、仕分けで予算カットされた災害対策費みたいな物だよ。
これだから民■は・・・捏造に時間と金かけるくらいなら真面目に仕事して欲しい。
■民の良い男と同じ名前の人とか首領もといドンなんて
真面目に働いてるせいで捏造やら大して関わってないスキャンダルで
簡単に政権が揺らぐんだから全く・・・
実際、あの首相の政策は借金まみれで死に体の日本の存続のためには有効だ。
だが打たねばならぬ手が多すぎる事と
それを理解してないのが肝心の民衆という事か。
自分で自国を滅ぼそうとしてるんだから
民■もアカも自称有識者も国民も救いようが無い。
あの首相、アメリカでの演説で世界中から高く評価されてるのに
メディアは■民叩きに御執心と来た。
金の流れといい、露骨過ぎる、長いブランクのある私でもツテから情報が掴めた。
まぁ、流石にこれ以上は命が惜しいので黙るが。
冤罪で牢屋に入る趣味は無いからな。
犯罪組織を晒し者にしただけで罪に問われるというのもおかしな話だが
それを思うと、一時期話題となったあの騒音女も災難なことだ・・・
あの女は本来被害者だったというのに。
そういう点では、この国も平和とはほど遠いか。
いや、日本であって、この国では無いな、昔を思い出すとこうだから困る。
歳は取りたくないものだ・・・本当に、とりたくないものだ。
ゼロ「・・・とりあえず、領民煽って侵略者対策に思想を傾けましょう
匙加減間違えたりすると反撃として侵略し返す方向に傾きますが」
女騎士「堂々と民を騙すと宣言しなかったかお前?」
気のせいじゃよ。
さて、ここでもうめんどいので幼女部隊と呼んじゃうけども
彼女達が私のお使いとのたまって勝手に部隊を拡張してたあげく
なんか、その、嘘は言ってないけどさぁ?
そんな聖人君子じゃ無いでしょ私?
と反論したいレベルで美化されたというか
彼女達の主観での私を毎日のろけられ
おとぎ話の英雄に憧れるかの如き狂信者が量産されてた件。
戦争終わったし、対人を含めた実戦経験を経てもう世話しなくて良いよねって
奴隷契約を解除したら捨てないでと泣かれ。
宥めてたらいつの間にか部下になってて彼女達の策略に戦慄したり。
同じ境遇の子を増やさないために、と
虐待を受ける子を拉致する部隊とか奴隷を購入して保護する部隊を作ったら
彼女達が率先して教育係に名乗りを挙げたから任せたら
召喚兵が彼女達とすり変わってた、なんでさ。
頭を抱える事態ではあったが、能力詳細を調べる道具がこの世界にはある
この時ばかりは魔法万歳である、が!
【彼女達は望んで、永遠に君に仕える事を望んだので】
【部下もとい召喚兵と融合させました、やったね!】
・・・との事、ザッケンナゴラー!
【それはこっちの台詞だ!】
【変な出目ばっかり引きやがって!】
【現実重視の鬱展開が悉く台無しにされた私の身にもなれ!】
【鬱話はもう私の身の上話くらいしか無いぞ!?】
とりあえず増えた物は仕方無いので手遅れだが
せめてもの抵抗として個人面接を行ったり、一定期間の共同生活を送った。
素の私を知れば幻滅して離れるだろう、と。
ニチアサヒーローに憧れる子供みたいな物だと
死の淵から救われた者の激情を甘く見すぎていた。
あぁそうさ、笑えよベジ■■・・・狂信者がカルトに進化しただけだったよ。
なんか、私が諦めた事を私達が叶えてあげます、とかなんとか言って
たとえ死んでも地獄までお供しますとか言われたよ、普通に恐い。
不死身とか洗脳や魅了が無効とか色んな副作用的なオマケも喜ばれただけだったし。
『つまり何が起きても隊長の敵にならずに済むんですね!』とか
『では、隊長の代わりに何度でも死ねるのですね!』とか
『正にこの身を盾に、そして矛に出来るのですね!』とか
もうね、恐かった、テロリストがこの手口止めない理由解っちゃった。
いや、それでも道徳的なこう、ね、人としての思想は叩き込んだよ?
なんか、ノリが万歳エディションに近いけど。
『か弱い婦女子に乱暴狼藉とは恥を知れ!
この場で死にたく無いのなら神妙に縛に着けィ!』とか
『大和魂を見せろ!』とか『この場を死守しろ!』とか色々と。
いや、うん、万歳エディション系の動画とか
日本兵が活躍する創作物を見せたのがいけないんだが。
ちゃんとラピュ■とかト■ロとかカリオ■トロの■とか普通のも見せたよ?
でもなんか、受けが、ね?
『死して護国の鬼となる、魔物に成り果てようとも民の為に死力を尽くす!
隊長の祖国の兵士は皆が英雄のような方なのですね!』
無論誤解は否定して解いたけどさ、受けが良いことに変わりが無くてな?
『隊長の理想は立派です!』になって、今に至る。
元暗殺者とかも居てさ、どこの毒に浸した肢体のアサシンなのか
それとも某白蛇伝説なのか鬼退治ママンなのか知らんけど
部屋の天井裏か寝床かベッドの下に入り込んでるんだ。
もうね、献身的過ぎて恐い。
これさ? 油断させて寝首ザクーでもガチの忠誠でもさ?
恐いという現実は変わらなくね?って気付いてさ。
・・・平和が欲しくて力を求めたのに、どうしてこうなった?
【この世界を知ろうとせずに森の奥深くで立て籠ってたら】
【多分、望んだ生活が送れた、かも?】
【まぁ用心して偵察して、お約束で馬車見付けた時点でもうね?】
【お人好しの君が民間人、それも子供を見捨てられないのは確定なのよね】
【・・・虐待されてた頃の自分とダブるから、泣く子に過剰反応する】
【そしてあの軍人に憧れたこともあわさって絶対に見捨てる事は無い】
【数少ない自己を否定する事になり、自らを見失う事になるから】
【助けられないなら折り合いは付けれただろう、悪夢と共にだが】
【しかし助けられる力があり、助けられる状況だったのが不幸だったな】
【結局、私も『私』もシリアスとか鬱なんてのは現実で飽きてるわけだ】
【だから悪ぶることが出来ないのさ、多分な】
【狂信兵団はダイスのせいであってプロットには無かったけどな!】
【規模でかくするなよ、召喚能力の意味無いじゃん!】
【だから融合させるしか無くなったんだぞ!】
【ええぃストーリー考えるの疲れたからってダイスに任せたのが間違いだったか!?】
【でも自分でストーリー考えると現実に疲れたせいで】
【なろう味ですら受け付けない駄作を越える駄作を書いちゃうし】
【ダイスにシチュエーションとか色々な要素を委ねて】
【そうして完成した骨組みに肉付けする形で書いた方がまだ良いんだよなぁ】
【まぁ、それはそれで疲れるんだけども】
【生きる事より疲れる事は無いんだ、ゆっくりやるさ】
いや、みんな仲良く、そんな平和がユメマボロシなのは誰もが知っている。
少なくとも、戦場を知る者なら。
だが夢や理想、ロマン、そんな曖昧で不確かで不明な物が無いと
人は生きて行けない脆弱な生き物だ。
誰かが言ってたな『人間は三種類に分けられる。
現実に絶望する奴、現実を見ない奴、夢と現の狭間で苦しむ奴
大体はこの三つだ、それぞれを細分化出来るが、大まかにはこの三種だ。
お前は・・・三つ目だ、ロマンチストでおセンチなくせに
冷徹で悲観的な現実主義者だからな、反論は?』
・・・なんか思い出したらムカついてきた。
アイツもし出会ったらぶん殴る。
数ヵ月経った、ブローヴァは私の召喚した軍やオーク、ゴブリン達を纏めあげて
人類連合国を名乗りエルフやドワーフといった亜人を吸収
ロンド王国の国土の大半を呑み込んで一気に大国へと発展した。
洋上プラントを利用して海軍戦力を充実させ
新天地の開拓や地下資源の採掘にも余念が無いそうだ。
そしてこの名も無き小さな辺境の領地はと言えば、無所属である。
ロンド王国消えた上に我々が侵略軍を撃退してたら
いつの間にか自然と無所属になっちゃってた。
これに気付いた時には周辺国家からは独立国扱いだったために
領主殿は頭を抱えていた、書類が増える、と。
独立国扱いになるのなら国家運用のようにそれぞれの分野に分けて
書類の分散を図っては、と提案したが、焼け石に水な上に
そんな対応をする暇すら無い程に仕事が詰まっている。
領民には既に周知させており、その上で私兵部隊と自警団
そして私の部下達を連携させて治安維持と
簡易ながらも統治を代行する事で多きな混乱は起こらなかった。
村長とか町長とか、統治階級は元から困らなかったので彼らの仕事を増やし
補佐を着けるだけでどうにでもなった。
領主殿が慕われているのも都合よく事が運んだ一因だろう。
とはいえ仕事は山積みだ、辺境の小さな領地といっても
人の足では何日もかけて移動するような範囲だ。
それに、山や森といった大自然が育む恵みと、そして脅威が安寧を許さない。
各地の村落等は自警団の設立と少女兵の配備と巡回で対応。
街道沿いの安全だけは確保して置きたい。
【寝不足、母乱心、監視態勢強化、眠い、しにたい】
半年くらい、眠り続けたい。
でもソシャゲのログボとかは欲しいから起きる。
くっちゃ寝てゲーム、ほぼ毎日炊事時々洗濯、毎日母の監視。
生きるというだけで辛い大仕事。
そんな生きるという労働には誰が給料を払ってくれるのだろうか?
私の今までの人生で受けた苦痛の代償は?
今までの人生で重ねた努力の結実は?
それが無いのなら、こんな世界でわざわざ生きる理由なんて、あるのだろうか?
惰性で生きて、過労死するために働くくらいなら。
私は、惰性で生きて、そのまま流されて、どこぞで野垂れ死ぬ方が良い。