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鬱病で狂信者な男の旅日記

私が駄文のキャラクターとして私をベースに創ったキャラクターを主人公にして進むので

序盤は大量の自分語り【これでも九割カットしてる】が入る。

それと基本的には【なろう味】と【生命の歴史は戦争の歴史】が入る。

人をかなり選ぶのは確定なので読まない方が良いだろう、物好きな奴だけ来ると良い。

思い返せばロクな人生じゃ無かった。

濡れ衣、言いがかり、暴力、飯と玩具を与えていれば言いなりになると思ってるかのような扱い。

知り合い曰く『証拠さえ残っていれば親のみならず学校も親戚も相手に裁判を起こして勝てる』らしいが

そんな面倒な上に他人と関わらないといけない事をするのはそれこそ死んでもゴメンだ。

そもそも、虐めで小1で勉強も運動も拒絶反応レベルでアウトになった男に何が出来る?

■「ま、こうして余生(胃痛と頭痛と母の監視任務等のブラックなお仕事以下略付き)を過ごすくらいか?

 自殺か、包丁持った母との取っ組み合いでの死か、それとも事故死か病死か・・・

 十年かけて積み立てた不摂生、鬱病は想定外だが体調不良のどれもが死か半身不随レベルの危険信号

 運が良ければ良い終わり、悪くても目的は達成される、素晴らしい人生だ」

減ったハズの独り言も増えてきた。

ほぼ毎朝の近所のコンビニへの買い出し、他人への恐怖から外見は目元以外見えない不審者だが

まぁ、私でもそこまでならいける、まだ致命的じゃ無い、鬱病としては、だが。

ゲームもやってる、動画も見てる、ネット小説も読んでる。

致命的なのは、たとえモブでも、死ぬ描写があると吐き気がするレベルでアウトな程度か?

■「いや、致命的過ぎるだろ」

■「いやぁ大丈夫大丈夫、殺意が抑えれなくなってからが本番だから」

■「決意をキメてGルートですね、わかります」

■「おいやめろ」

■「まぁこうして独り言と会話してる時点で終わってるよねぇ」

・・・それもそうか。

裸で風呂上がりで濡れた身体で包丁持って暴れる母と格闘したり

胃痛で処方箋が出たり、薬が強くなったりする時点で人としては終わっているか。

気楽な余生と言えば聞こえは良いが、実際は届かぬメーデーを発し続ける遭難者も同然だ

だが、前に歩む気力すら失った者を誰が救うのだろうか?

誰でも解る答えだ、そんな者は存在しない、と。

世界は美しく、醜く、尊く、卑しい。

そんな世界で、下げたくもない頭を下げてまで生きる意味や価値を、この世界に見出だせるのか?

私には出来なかった。

生きる意味も理由も、死とは何なのか、そもそも生きるとは何をもって生きるとするのか?

その答えはついぞ見付からなかった、見付けなくても良いのかもしれないが。

■「・・・そろそろ、現実逃避も、キツいか?」

■「満足な死だ、喜べ」

■「そうだな、『あばよクソッタレ、ざまぁみろ』だ」

そう、見つけられなくても、満足な死は迎えられるのだ。





そう、その時は思っていた。

???『20と生きてない身で素晴らしい価値観だ』

唐突に真っ白な空間で私は冬用の普段着で立っていた。

灰色をベースとした迷彩柄のニット帽、同じく灰色迷彩柄ジャンパー、灰色迷彩長ズボン。

バラクラバ代わりの黒いネックウォーマー、黒い厚手の手袋、黒いスニーカー。

胸元に黒いボディーバッグ、何故か背負っているデジタル森林迷彩がポイントな黒い大型バッグ。

※紐を展開することでリュックになる手提げにも肩掛けにもなる便利なカバン※

手元には永いこと私の精神を守ったライフルのように長く、先端が金属でカバーされた蝙蝠傘。

目元だけ露出した部分に収まったメガネ。

そして私に話しかけてきたと思われる白い、ローブだろうか?

古代のローマやギリシャでこんな服があったような?

なんにせよ理解不能な現象に遭遇している事に変わりは無かった。

迷い無く傘をライフルのように構えて誰何する。

■「・・・誰だ?」

???「その口調と気配は『軍人ロール』だね? わかるとも!

 だって見ていたんだからね、外面としてはとても有効だったみたいだね?」

軍人、それは多くの戦争ゲームや知り合いの元日本兵(故)や米兵(故)の影響で創られた独り言。

壊れた私の様々な不足をフォローしてくれていた独り言だ。

私は彼等を【自己暗示による擬似的な多重人格】として扱い、頼った。

軍人「誰だ、と聞いている」

???「おぉこわいこわい、人間不信もここまで来ると病気だねぇ

 いや、病気だったね! ゴメンごめん! あっはっは!」

年若く見える男はバカにしたような口調を崩さない、挑発のつもりか

それともそう扱って当然の存在と此方を認識しているのか。

まぁ、そう扱われて当然の人間だとは自覚しているが、バカは死んでも直らん、変える気は無い。

軍人「質問を変えよう、何の用だ?」

???「あーはいはい分かった解った判りましたァーもー、せっかちはモテ無いぞ?」

モテて得する事があるのかと聞きたい。

女は産まれながらの詐欺師、それがある知り合いの口癖だった。

一度目は不倫で子を押し付けられて逃げられた。

二度目は家財道具、通帳や判子を含めてすべてを持ち逃げされて残されたのは家と莫大なローンのみ。

別の知り合いの話も含めれば、性別に関わらず他人のなんと信用し難いことか。

軍人「御託は良い、尺はどうした?」

あえてメタ発言をしてみる、カマとも言うが。

???「なんで知ってる?」

唐突に真顔で、おどけた雰囲気を消して聞いてきた、どうやら最悪なビンゴを引いたらしい。

まぁ、アメリカにはそういう映画があったのを聞いたことがあった。

それになによりも、こういう状況のテンプレートは決まってる。

軍人「神か悪魔かはどうでもいい、こんな理解し難い空間に二人きり

 片や死んだハズの人間、そうなればアンタは常識の埒外の存在

 そんな存在が態々私のような人間を取り扱う事案、となれば簡単だろう

 私のような【厨二病】や【オタク】と分類される人間に過度な力を与えて

 ソイツがどんな行動をするか、という実験を行うためのテスト、といった具合に

 どうせロクでも無いイイ趣味した催し物でもやろうってんだろ?」

神はみんなロクデナシ、私は詳しいんだ、なんてな。

私の返答にキョトンとした後、男は腹を抱えて笑いだした、キモい。

いや、人のことは言えないけどな?

???「正解正解大正解だよ! 期待の斜め上を言ってくれたね!

 その通り、君の異常なまでの戦争への信仰心、それを見込んでの被検体だ、喜べ」

誰が喜ぶか。

軍人「内容は?」

???「君の妄想していた【軍事に関わる、と君が認識したモノ全てを召喚、使役する能力】を与えよう

 無人で動く兵器、兵士に関しては某夜の博物館のようなマネキン兵士はつまらないから

 勝手に美女美少女美幼女のいずれかにしといたけどね?」

ふざけんな。

軍人「・・・それで、そんな物を持って何処に行くんだ?」

???「行くのは君なんだけど、まぁ君らしいかな?

 簡単さ、竜も魔王も邪神も存在する剣と魔法のファンタジー世界さ」

・・・派遣先確認、幻想世界、文明レベルは不明、中世の場合は人との接触は厳禁とする。

お約束だったら、臨機応変に、か?

軍人「糞尿が窓から降ってくる世界はゴメンだが?」

???「君本当に面白味が無いね、大丈夫だよ、なろう味って奴さ

 だからハーレムとか無双とかドヤァとかして、ボクらを楽しませてくれ、じゃ、またね?」

またね? まさか死んだら巻き戻りか別世界に派遣とかそういう感じか!?

それとも邪神かお前!?

いや、藪をつつくのはやめとこう、報酬くらいは聞いても良いかな?

軍人「報酬は?」

???「・・・へぇ、そう返すか、報酬は考えておくよ、払うのは確約するけど」

それを最後に、私の視界は闇に包まれ、次の瞬間には一本の道と深い森が広がっていた。

軍人「・・・どうする? 零戦?」

零戦「終の住みかを探そう」

軍人「よし、黙れ」

自分は頼りにならない事が判明してしまった、悲しい。

いや、気持ちは解らんでも無い、十年以上も自殺の計画を建てていたんだ。

やっと死ねたと思ったらこのザマだ、死は恐くない、だが苦痛が恐かった

そして、親への義理を果たすためにも中途半端には死ねなかった。

そのための事故死、病死を前提としつつ家出による山中での衰弱死計画。

多方面への逃走ルート、追っ手の対策、協力者の確保、積み重ねた努力が水の泡だ。

暫くは休ませた方が良さそうだ・・・

ま、どうせ死んだんだ、■■■改めゼロとでも名乗ろうか?

死んだのならゼロになったと考えて良いし、憧れた自由の翼と同じ名前だ。

軍人「・・・轍があるな、とても固い、使われ続けてる証拠か?

 人には、会えそうだな・・・まともな人間とは思えないがな」

いつの間にか本物に変わったライフルを抱えて、私は歩き始めた。

何処の世界とも、何時の時代とも知れぬ未知の場所を。

とりあえず抑え目に書いた。

多分これで本作品の『味』は分かったと思う。

メタあり、リアル話あり、地の文無双、そんな感じだ。

まぁ、読むのはやめとけって、警告はしたからな?

他の駄作と違って、ちゃんと駄作と警告する良心設計だ。

なら書くなって話だけどそこは見逃してくれ。

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