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終末時計

作者: 西イトスケ

意味をもたせるということ

終末時計というものを知っているだろうか。これは地球最後の日を象徴的に示すものだ。

今日これが30秒更新された。素直にいうとそんなすぐ地球が滅びるはずかないと僕は思う。

終末時計とは別物だか、地球の歴史を時計にみたてている地球カレンダーというのを耳にしたことはないだろうか。地球の歴史を時計にみたてると、人類の歴史は1分と少しらしい。

人類の歴史は地球の歴史という膨大な情報に比べればちっぽけであるが、人間個人の情報に比べればそれはそれは莫大なものである。言い換えれば地球の歴史は我々人間個人にしてみればもはや想像の域のはるか上に達てしているのだ。

そんな情報の塊を人間ごときが破壊できるものか。生命の神秘なめるなよと思うのだ。

実際この終末時計、見てみるとただの時計なのである。意味をもたせるだけでここまでも尊厳とか威厳がでてくるものか。

ふと思った。もしだ。もしこの時計針を0:00に動かせばどうなるのだろうかと。ただの意味をもたせた時計が地球を終末へと導く時計ならアポカリプスもあったもんじゃない。

時計カレンダーでは0:00は地球誕生の日だ。原始に還るかもしれない

針を掴む。0:00に動かす。地球最後の日はどんなものか想像もつかない。

ただその瞬間にわかったことは何も考えないとはこういうことなのだということだ。

膨大な情報は急速に零へと収束し、そのエネルギーを元にある星が誕生する。後の地球であった。

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