1/23
プロローグ
遥か昔から、ドラセルニア大陸には、1つの言い伝えがある。
それは、碑石を見つけても記された碑文は誰でも読めるわけでもない。その碑文を読むことが出来るのは竜に愛されし者と云われている。
更に、その碑石を発見して、竜に愛されし者が碑石に記された碑文を読むことが出来た者は、6人のいると云われている。
それもそのはず、ドラセルニア大陸には、今、6つ国がある。
その6つ国は、竜に愛されし者が碑石から碑文を読むことにより、国が与えられたと云われている!
もともと、遥か昔、ドラセルニア大陸は卵の形をした只の島だった。
そもそも、卵の形をした島には、はじめから誰も住んでいない島、只の無人の島だったから!
だが、その無人の島に一人の人物が流れ着いたことより、只の無人の島の物語が動き出した!
それから、10000年後の月日がたった今日、16歳になった少年の物語が始まる。